爆笑必至の「エイゴ言い間違い」シリーズ!こんな日本語、英語でどう言う?
私は体力に自信がない。
これでは、「私の健康診断の私の能力はイマイチだ」になっちゃう!そんなことを言われても困る!
正しくは
○ I’m not very strong.
あるいは
と言いましょう!
Tim 先生の解説
physical は「身体の」という意味の形容詞。だから、physical ability(身体的能力)や physical education(身体的教育=体育)のように、physical の後に何か名詞が続くんだ。ところが、言い間違いの英文 My ability of my physical is weak. には、physical の後に何も名詞がない。だから、physical が名詞のように読めてしまうんだよね。physical は名詞だと「健康診断」「身体検査」っていう意味。「体力」と「健康診断」じゃ、似ているようでまるっきり違う意味になっちゃう・・・。あと、my が重複しているのも明らかにおかしい。
英語で「体力」と言うのなら、physical strength が正解。I don’t have much physical strength. で、「私はあまり体力がない」という意味になるよ。それから、もっとシンプルに I’m not very strong.(私はあまり力が強くない・丈夫ではない)と言ってもOK。重い物を持ちたくないときなんかの言い訳としても使えるセリフだけど、ウソがバレたときの保証はできません。念のため。
例題
以下の日本語を英語にしてみましょう。
① チェスにはかなりの精神力が必要だ。
② この山を登るだけの体力はないよ。
③ 私の彼氏になるだけの強さはあるの?
解答
① Chess takes a lot of mental strength.
② I don’t have enough strength to climb the mountain.
③ Are you strong enough to be my boyfriend?
解説
① takes を needs としてもOK。
② I’m not strong enough to climb the mountain. でも同じ意味。
③ 「私の彼氏になりたいのなら強くなきゃダメよ」ということ。
ティム・ヤング(Tim Young)
米国アイオワ州出身。イリノイ州オーガスタナ大学にて英文学学士号取得。高校時代に日本人のペンフレンドを持ったことから、日本文化への興味を深める。
ホームページ:http://www.machigai.com/
イラスト:牧野良幸 http://mackie.jp/