年度末編【キムタツ式クイックレスポンス】

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう。今回は「年度末」編です!

年度末編

今回は年度末に関する表現を取り上げます。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese

  1. 年度末が近づくたびに、高校の卒業式を思い出す。
  2. 一年の終わりの忘年会に加えて、3月に年度末の打ち上げをするのはばかげていると思う。
  3. 毎年この時期に退職する社員がいるので、わけもなく寂しい気分になる。
  4. 新しい街に転勤するので引っ越し業者に電話をしたら、あまりに忙しくて予約できなかった。
  5. 3月で父は会社を定年退職になり、4月から農業を始める計画を立てています。
  6. まもなく年度末を迎えますが、来るべき新年度に向けて、やる気を盛り上げていきたいと思います。
  7. 新年の誓いが実行できている かどうか を新年度が始まる前に確認することは大切であろう。
  8. 3月に本屋さんでたくさんの人を見るのは、人が新しいことに挑戦しようと考える時期だからだ。

English

  1. Whenever the end of a fiscal year comes around, I recall my high school commencement ceremony.
  2. I think it is silly to have an end-of-year party in March in addition to the calendar year-end party.
  3. Some employees leave the office at this time of the year, so I feel kind of lonely for no special reason.
  4. I’m being transferred to a new city, so I called some movers, but they are too busy to schedule me in.
  5. My father is supposed to retire from his company in March, and he is planning to take up farming in April.
  6. As we approach the end of this fiscal year, I will try to stir up some enthusiasm for the coming fiscal year.
  7. It is important to check whether your New Year’s resolutions have been carried out before the start of the following fiscal year.
  8. You will see a lot of people in bookstores in March because that’s the time people think of trying new things.

これもついでに覚えてしまおう!

  • transfer(転勤する)
  • commencement([高校・大学の]卒業式)
  • deviation value(偏差値)
  • first-choice school(第一志望校)
  • fiscal period(会計年度)
  • cherry blossom forecast([桜の]開花 予想 )
  • get a promotion / suffer a demotion(昇進する/左遷される)
  • receive a parting gift(餞せん別べつをもらう)
  • I’m going to major in history at the university.(大学で歴史を専攻するつもりです)
  • The farewell party held for Jason was lively.(ジェイソンのための送別会は盛り上がった)

木村達哉(きむらたつや)
木村達哉(きむらたつや)

1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。西大和学園中学校・高等学校で10年間、灘中学校・高等学校で23年間教えた後、2021年4月より本格的に作家としての道を歩む。また、全国の中学校・高等学校での講演や英語の先生向け勉強会の開催など、教育活動に精力的に取り組んでいる。著書に『新ユメタン』『東大英語』シリーズ(いずれもアルク)ほか、多数。
ウェブサイト https://www.kimu-tatsu.com/

  • Narration:Jon Mudryj、桑島三幸
  • 本記事は『ENGLISH JOURNAL』2020年3月号に掲載された記事を再編集したものです。
  • 作成:2016年1月24日、更新:2025年3月7日

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