今さら聞けない!「ジェンダー」ってどういう意味?

アルクの英語情報誌『ENGLISH JOURNAL』(イングリッシュジャーナル)の連載「EJ Lecture」は、動画での学習も可能です。10月号からのテーマは「ジェンダー」!今さら聞けない言葉の定義や、ジェンダーに関する社会問題について、英語で学んでみませんか?

「トランスジェンダー」「ジェンダーレス」「ジェンダーフリー」など、“ジェンダー”にまつわる言葉を耳にすることが増えた今日この頃。とはいえ、「そもそも“ジェンダー”って何だろう?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

今回は社会学者のソンヤ・デール先生に、「はじめてでもわかるジェンダー入門」を英語でレクチャーしてもらいました。動画を見ながら、英語で「ジェンダー」について学んでいきましょう!

ソンヤ・デール

1984 年、シンガポール生まれ。シンガポールとノルウェーのルーツを持つ。社会学者、上智大学客員研究員。これまでは一橋大学専任講師、上智大学・東海大学等非常勤講師を歴任。ジェンダー・セクシュアリティーや社会的なマイノリティーについて研究。

はじめてでもわかる「ジェンダー入門」を動画でチェック!

「gender」と「sex」の違いって?(動画03:15~03:41)

Gender refers more to the social or cultural aspects, whereas sex refers more to the physiological or biological aspects.

「gender」は、より社会的・文化的側面を指す言葉であるのに対して、「sex」は、より生理学・生物学的側面を指す言葉です。

When we talk about sex or if we use the word “sex,” we are usually talking about the human body talking about whether an individual is male or female and to the specific body parts, whereas gender is more about culture and society ? things that are relevant to our everyday life.

性別について話すとき、あるいは「sex」という言葉を使うのであれば、私たちが話すのは、たいてい人間の体のことです。その人が男性か女性か、そして固有の体の部位について話しているわけです。一方で「gender」は、文化や社会――私たちの日々の生活により関わるものです。

「gender」も「sex」も、単にどっちも「性」という意味かと思いきや、実は違いがあることがわかります。ちなみに「gender」を辞書で引いてみると、“社会的・文化的役割としての性、社会的・文化的性差“などと出てきます。

「人間は女性に生まれるのではなく、女性になるのだ」(動画04:12~04:42)

I’d like to introduce a quote by the French philosopher Simone de Beauvoir, and she said that one is not born a woman, but one becomes a woman.

フランスの哲学者、シモーヌ・ド・ボーヴォワールの言葉からの引用を紹介します。「人間は女性に生まれるのではなく、女性になるのだ」

And you can think of not just women here but men also. Uh, and I’d like you to think about what that means. What does it mean to become a woman and not to be born one?

これは女性に限らず男性にも当てはまることだと考えられます。この意味を考えてみてほしいのです。女性に生まれるのではなく「女性になる」とはどういうことなのでしょう?

現代社会において、人は誰もが、生まれたときに男か女かという「gender」を割り当てられ、あてがわれた「gender」が、その後の人生、例えば学校や職場における経験をほぼ決定づけていくのだと先生は話します。

あなたが通っていた学校の制服は、男女で異なるものでしたか? 今働いている会社は、女性だけでなく男性も育児休暇を 取得 できるでしょうか? 日常生活の中で当たり前になっている「ジェンダー(社会的・文化的性差)」について、ぜひ考えてみてください。

「はじめてでもわかるジェンダー入門」の続きの動画をチェック!

▼第2回「男女格差が広がる日本の現状/日本と世界のジェンダーギャップ」

▼第3回(最終回)「すべての人が住みよい社会/LGBT」

この動画の全スクリプトと和訳はENGLISH JOURNAL10月号で!

音声だけでなく動画があると、英語でどんな内容を話しているか視覚的にわかりやすく、初級者の方にもおすすめです。レクチャー動画を実際に見ながら、「ジェンダー」についてイチから学んでみてください。

英語でのレクチャーが充実!EJオリジナル動画はこちら

ENGLISH JOURNAL の連載「EJ Lecture」ではこれまで、ロッシェル・カップさん(経営コンサルタント)に「英語での働き方」、ギャヴィン・ブレアさん(ジャーナリスト)に「Brexit問題」についてレクチャーしていただきました。ビジネスパーソン必見の動画となっていますので、ぜひこちらも併せてお楽しみください!

▼「EJ Lecture」の動画をまとめて視聴!

ENGLISH JOURNAL - YouTube

写真:田村 充
構成・文:須藤瑠美(ENGLISH JOURNAL編集部)

『ENGLISH JOURNAL BOOK 2』発売。テーマは「テクノロジー」

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【特集】PC、IT、そして、ChatGPT・・・パイオニアたちの英語で見聞する、テクノロジーの現在・過去・未来
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【スピーチ&インタビュー】カート・ヴォネガット(作家/柴田元幸訳)、ケヴィン・ケリー(『WIRED』創刊編集長、未来学者)、レイ・カーツワイル(発明家、思想家、未来学者)、ジミー・ウェールズ(ウィキペディア創設者)、アンジェラ・ダックワース(心理学者、大学教授)、【エッセイ】佐藤良明

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