ネイティブのおしゃべりから学ぼう!今日から使える便利フレーズ5

アルクの月刊誌『ENGLISH JOURNAL』(イングリッシュジャーナル)の、「あの特集をもう一度読みたい」「買い逃してしまった号がある」といった声にお応えし、過去の特集を再編集したのが、電子書籍「EJアーカイブス」シリーズ。

第6弾は『伝わる!ネイティブが本当に使っている便利フレーズ76』と題し、ネイティブのおしゃべりから 分析 した頻出フレーズをまとめています。今回はその中から特に使える5つのフレーズを、厳選してご紹介します。

武藤克彦(むとう・かつひこ) 東洋英和女学院大学講師。上智大学大学院修了。サンフランシスコ大学で英語教授法(TESOL)を専攻。専門は応用言語学、大学や小学校、企業での英語教育にも携わっている。著書に「起きてから寝るまで」シリーズ(共著、アルク 刊)、「ディズニープリンセスで高校英文法」(学研プラス 刊)などがある。

分析 !">ネイティブのおしゃべりを徹底 分析

本書では、ENGLISH JOURNALの人気コーナー「Quick Chat 」の会話40回分を徹底的に 分析 し、「ネイティブが本当に使っている自然な英語表現」を割り出しました。 意思疎通を図る上で欠かせない表現や、語句を替えて応用できる、まるで魔法のような便利フレーズを紹介 しています。どれも すぐに 活用できる表現ばかりなので、ぜひ今日から実際に使ってみてください!

Part 1:あいづち・受け答えの表現

 日本語の会話でも、あいづち上手な人と話していると楽しく会話が続きますよね。これは英語でも同じです!「私もそう思う」「それわかる」といった相手への共感や、時には「えっ、本当に?」など驚きのリアクションをすると、会話がより弾むでしょう。

I know what you mean .

あなたの言うことわかるよ。(2016年3月号)

【会話例】

A: The process of throwing away garbage in Japan was quite surprising for me.
(日本の物を 捨てる 過程には、とても驚いたよ)

B: Yeah, I know what you mean .
(うん、言ってることわかるよ)

相手の発言に対して mean (~を意味する、~と言う)を使って、「言いたいことわかるよ」と一定の理解を示す 表現。こう前置きしておいて、その後に、but you shouldn’t have said that(・・・・・・けど、そんなこと言うべきじゃなかったのに)などと続けることもできます。

Part 2:考え・意見を伝える表現

自分の考えを伝えるとき、「I think...(・・・・・・と思う)」ばかり使ってしまうのはちょっとさびしいですよね。同じ「思う」という意味でも、 supposewonder など別のニュアンスを含んだ動詞を使うことで、考えや意見を伝える表現のバリエーションを広げましょう。

I suppose

・・・・・・と思うんだけど(2015 年2 月号)

【会話例】

I suppose it would be great to be a man, if you wanted to , for example , travel around the world by yourself.

(思うんだけど、例えば、もし一人で世界を旅して回りたいと思うなら、男性の方がいいだろうね)

「たぶん・・・・・・と思うんだけど」と推測を述べる表現。 I suppose ...は事実 かどうか わからないが、真実と信じていることを述べる際に使い、I think...は知識や事実などに基づいて意見を述べる際に使うことが多い です。

Part 3:気持ちを伝える表現

自分の気持ちを相手に伝える際も、さまざまな方法があります。そのときの感情にぴったりの表現を使うことで、あなたの気持ちをより上手に相手に伝えることができます。

It’s lovely to ~

~してうれしい(2016 年2 月号)

【会話例】

It’s lovely to be here.(お招きいただいてうれしいよ)

lovelyは、アメリカでは主に女性が使う形容詞ですが、イギリスなどでは男女ともによく使います。 例文のようにIt’s lovely to ~(~してうれしい)と使ったり、または現在 完了 形を用いてIt’s been really lovely having a chat with you.(あなたとおしゃべりできてとても楽しかった)のようにも使います。

Part 4:相手に説明する表現

相手にわかりやすく物事や状況を説明することが苦手、という人も多いのではないでしょうか。「理由を説明する」「言いにくいことを切り出す」など、そのときの状況にあわせた表現を学んでみましょう。

I have to say...

言わせてもらうと・・・・・・(2015 年12 月号)

【会話例】

I have to say licorice was actually perhaps my favorite when I was a kid.(言わせてもらうと、実は、甘草キャンディーはたぶん、僕の子どもの頃のお気に入りだったよ)

直訳は「・・・・・・と言わなければならない」ですが、「言わせてもらうと・・・・・・」と言いにくいことを思い切って伝える際などに便利 なフレーズ。I must say…、または、少しカジュアルなI’ve got to say …も 同様に 使えます。

展開する 表現">Part 5:話を 展開する 表現

相手と話している際に、話の内容を確認したり、相手に質問したり、新しい話題を振ったりして話を 展開 させてみましょう。ここまでできるようになったら、きっとネイティブとの会話にも自信が持てるはずです。

Like what?

えば(何)?(2015 年4 月号)

【会話例】

A: I want to have some ethnic food for lunch.(お昼にエスニック料理を食べたいなあ)
B: Like what? (例えば?)

相手の話した内容について、具体例を挙げてもらいたいときに使えるフレーズ です。また、Like who?とすると「例えば(誰)?」の意味になり、下の例のように使うことができます。

A: I like good-looking guys.(イケメン好きなんだ)
B: Like who?(例えば[誰]?)

Chat 」ってどんなコーナー?">「Quick Chat 」ってどんなコーナー?

本書の基となったEJのコーナー「Quick Chat 」では、毎月あるテーマを決めて、それにまつわるネイティブスピーカー同士の自由なおしゃべりを聞き取ります。

EJ2019年11月号では「芸術の秋」にちなんで、ホストを務めるアン・スレーターさんとゲストのJ.P.マドレーさんが、好きなアート作品・画家、日本と海外の美術館などについて楽しくお話しています。こちらもぜひチェックしてみてください!

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 『伝わる!ネイティブが本当に使っている便利フレーズ76』では、テーマごとにたくさんの表現を紹介しています。その数なんと「76」!場面に応じたさまざまな表現に触れ、自分が使いやすいものをぜひ習得してください。

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構成:須藤瑠美(ENGLISH JOURNAL編集部)

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