SNS やメールなどのオンライン上の手段を使うと、海外の人たちと簡単につながることができるようになりましたね。クリスマスには、相手の人の国の言葉を使ってお祝いしてみませんか?
世界では「メリークリスマス」をどう言うの?
世界の主要国で話されている言葉で、「メリークリスマス」にあたる表現はどのようなものでしょうか。スペリングと発音を見てみましょう。
英語
Merry Christmas
メリー クリスマス
イタリア語
Buon Natale
ボン ナターレ
ドイツ語
Frohe Weihnachten
フローエ ヴァイナハテン
フランス語
Joyeux Noel
ジョワユー ノエル
インドネシア語
Selamat Natal
セラマット ナタル
英語の Christmas を自国の言葉に取り入れている国
タイ語
สุขสันต์วันคริสต์มาส
スックサン ワン クリスマース
マレー語
Selamat Hari Krismas
サラマット ハリ クリスマス
仏教国タイ、ムスリムの国マレーシア、ではクリスマスは祝日ではありませんが季節のイベントのひとつとして楽しむようです。
発音がとっても短い国
ノルウェー語とスウェーデン語
God Jul
ゴーデュール
北欧では、クリスマスを「ユール」と呼ぶそうです。ノルウェーでは、「冬の最も暗い時期が終わり、これから徐々に明るくなっていく」ことを祝う伝統的なお祭りでもあります。スウェーデンでは、12月25日からさかのぼって4週間前の日曜日から「アドベント」と呼ばれるクリスマス準備期間が始まります。毎週日曜日に1本ずつろうそくに火をともし、クリスマスまで増えていきます。
発音がとても長い国
インド(タミル語)
கிறிஸ்துமஸ் நல்வாழ்த்துக்கள்
クッスマスナウワルタカルゥ
リトアニア語
linksmų Šventų Kalėdų
リンクスムー シュベントゥ カリエドゥ
インド人の大多数はヒンドゥー教を信仰していますが、南インドの方ではキリスト教信者が多く、教会で聖歌を合唱して祝います。リトアニアのクリスマス・イブの日とイブの夕食をクーチョスと呼び、魚料理を食べて祝うのだそうです。
サンタクロースが住んでいる国
フィンランド語
Hyvää Joulua」
ヒバーヨールゥワ
サンタクロースがフィンランドに住んでいるという噂を聞いたことはありますか?1927年にフィンランド国営放送局が、サンタクロースの正式な住居だと発表したことがきっかけだと言われています。
お菓子の名前みたいな発音の国
ハンガリー語
Kellemes karacsonyt
ケレメシュ カラーチョニット
キャラメル、シュークリーム、クランチチョコにミント・・・たくさんのお菓子が並んだみたいでおいしそうです。順番に想像したらすぐに覚えられそうですよ。試してみてください。
筆者がいちばん気に入った発音の国
ロシア語
счастливого Рождества
シュストリボゴ ロズディストヴァ
筆者がいちばん気に入った発音は「ロシア語」です。「ボゴ」という音がなんとなく軽快だから好き!ロシア語が分かる人にさっそくあいさつしてみたいです。
英語で伝えたい年末年始のあいさつ
I’m grateful for all your help last year!
昨年は大変お世話になりました。感謝しています。
Wishing you a bright and happy New Year!
明るく幸せな年をお迎えください。
I hope all your wishes come true this year.
あなたの望みが全てかなう年になりますように。
May this New Year bring happiness and joy to you and your family!
新しい年があなたとあなたの家族に喜びと幸せもたらしますように。
I wish everyone great health and success.
みなさまの健康とますますのご活躍をお祈りしています。
まとめ
ご紹介した世界の言葉で「メリークリスマス」お楽しみいただけたでしょうか。気に入った国の言葉はありましたか?今夜はすてきなクリスマスイブをお過ごしくださいね。
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。