
間違いを気にせず、英語でどんどん話しましょう!・・・しかし、ネイティブ・スピーカーから見て「これだけはやめた方がいい!」という表現も存在します。日本人が間違えやすい“勘違い”を、クイズ感覚で見ていきましょう。
wish の使い方は要注意!
hopeもwishも「望む」を意味するごく簡単な単語ですが、使い方には注意が必要です。
ケンカをしたカップルが仲直りするのを見ていたAさんとBさん。この2人がこんな会話をしました。
A:Are they going to be OK?
あの人たち、大丈夫かな?B:I wish.
Bさんの返事は一見何の問題もなさそうですが、ネイティブ・スピーカーなら心配になってしまうかも。
実は、hopeには「実現する可能性が高いことを望む」というニュアンスがありますが、wishにはありません。wishは「実現する可能性が低いことを望む」というニュアンスです。
そのため、実現する可能性が高いこと(この場合はカップルがうまくいくこと)に対して使うと、「まさか。無理でしょ」という強い皮肉に聞こえてしまいます。この状況なら、I hope.(だといいな。)と答えたほうがいいでしょう。
可能性が高いことを望むならhope、可能性が低いことを望むならwishです。
幸運を祈るときは wish を使おう
「良いことが起りますように」と相手の幸運を祈るときはwishを使います。
Wish you luck!
幸運を!
I wish you a Merry Christmas.
良いクリスマスを過ごせますように。
願掛けはwish、と覚えておきましょう。
まとめ
hopeもwishも「望む」と覚えておいて間違いではないのですが、実際の会話で使うときには微妙なニュアンスの違いにも注意したいものです。
可能性が高ければhope、低ければwish、願掛けはwishです。しっかり覚えて、ぜひ使ってみてください!
- 作成:2018年6月25日、更新:2025年2月10日
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