こんにちは!
シリコンバレー在住のKANAです。世界のIT産業をリードするこの地で今はやっていることや、日々の出来事などホットな話題をお届けします。
今回ご紹介するのは、 お勉強系のアプリ です。シリコンバレーのママたちは、放課後の習い事・お稽古で大忙しの子供たちの勉強時間を確保するため、スマートフォンやタブレットを上手に活用しているようです。
アメリカの学生が実際に利用しているアプリは、私たちの英語学習にも役立つものがたくさん!学生に戻ったつもりで、ぜひトライしてみてください!
with Friends">パズルゲームで単語力アップ:Words with Friends
アメリカ生まれの有名なボードゲーム、「SCRABBLE」をご存知ですか?簡単に言ってしまうと、アルファベットの書かれた持ち手の駒を組み合わせて、クロスワードパズルの感覚で単語を作ってボードに並べていくゲームです。
単語をたくさん知っていると有利なのは間違いありませんが、運も関係してくるのがこのゲームの面白いところです。
対戦相手の作った単語とどこかで組み合わせられる単語でなければいけなかったり、ボードのあちこちに得点が2、3倍になるボーナススポットがあったり…。老若男女を問わず、アメリカで広く親しまれてきました。
そんな SCRABBLEのアプリ版、そして世界中から対戦相手をランダムに選んで遊べるのがこのWords with Friends です。
家族で渡米してまだ1年に満たないディピカさんは、お子さんをESL(英語を第二言語として教えるクラス)にお子さんを通わせています。娘さんのボキャブラリーを増やすために、習い事の合間や空き時間にこのアプリを愛用しているそうです。
「パズルゲームの感覚で新しい単語を覚えてくれるのがうれしいですね。対戦相手が作る単語を見て、”こんな単語もあったんだ!”と発見があるのも新鮮なよう。Facebookに登録している友達の中からこのゲームのユーザーを見つけて繋がることも出来ます。
ネイティブスピーカーと対戦中に英語でチャット、なんてことも可能なので、ぜひ隙間時間を利用して英語のブラッシュアップを図ってみてください。
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play.google.com楽しく算数(数学)を学習:Prodigy Math Game
カナダやアメリカの小学生に大人気の ロールプレイングゲーム・アプリです。1st Grade~8th Grade (小学校1年生?中学2年生)までの内容をカバーした 算数(数学)の問題を、敵とバトルしながら解いていきます 。
正解すると敵にダメージを与えることができたり、レベルが上がっていくので、毎日クラスメートと楽しくゲームをしながら勉強することができる優れもの。
MAFS (フロリダ州)・TEKS(テキサス州)といった、州が定める算数の学習指導要領に沿った内容をゲーム感覚で学べるとあって、広く全米で支持されているようです。
「これまで苦手意識を持っていた算数に、今では息子も楽しく取り組んでくれています。友達とレベルを比べて励まし合ったり算数の話で盛り上がる姿は、このゲームを始める前は想像もつきませんでしたよ」と嬉しそうに語るのは、小学4年生の息子さんを持つスコットさん。
わが家も小学3年生の娘がこのアプリを使って楽しみながら算数を学習中です。ゲーム進行役が話す英語は画面下に文字でも出てくるので、英語を学びたい人にも使いやすいと思います。
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chrome.google.comAcademy ">さまざまな科目を自分のペースで学べる:Khan Academy
サルマン・カーンというインド系アメリカ人が立ち上げた、シリコンバレーに本拠を構える有名な教育サイトのアプリです。サルマンさんが、親戚から「娘に算数を教えてほしい」と頼まれ、その時の動画をYoutubeにアップしたこと きっかけ で、徐々に口コミで広まっていきました。
ビル・ゲイツのゲイツ財団やGoogleから多額の出資を受け、今では シリコンバレーを代表するEdTech(Education x IT、教育とテクノロジーを組み合わせた造語)サービスを提供 しています。
1万本以上そろった動画の中から、数学・科学・経済・歴史・コンピューターサイエンスなどさまざまな分野の講義が受けられます。
「自宅にいながら大学の講義が無料で受けられるなんて、夢のよう。今まではダラダラとスマートフォンを片手に暇を潰していたけど、最近は時間があるとこのアプリを開いて、興味のあることを勉強中よ」。息子さんの宿題を通してこのアプリの存在を知ったというサラさんは、今では自分でもアプリを入れてアメリカの歴史を学んでいるそう。
英語の勉強にももちろんオススメですが、将来アメリカの高校や大学への留学を考えている人は、このアプリで本場アメリカの実際の授業の雰囲気を感じ取ることができると思います。
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play.google.com アメリカは日本に比べ、教育現場でのテクノロジーの導入がかなり進んでいます。特にシリコンバレーはアップルの地元ということもあり、 我が家の子供達の通う学校の教室や図書室には、Macbookや iMac がズラリと何十台も設置され、小学生でも十分使いこなしています。中学生になると、宿題はGoogle Docsを使って、オンラインで 提出する ことが多くなります。教科書やドリルが配布されることもなく、代わりにあらかじめ指定されたウェブサイトにログインして英語や算数・数学の問題を解きます。
ログアウトするまでの時間や、その日に解いた問題数、解答率などは すべて先生がモニターできるようになっているので、サボれば すぐに バレてしまいます 。
それだけでなく、出席状況や宿題の 提出 状況、その日に行われたテスト結果も成績表も・・・アプリで管理されているので、 「プッシュ通知」により即座に生徒や保護者に情報が届きます 。
返ってきた答案用紙をクシャクシャに丸めてカバンの中に隠す・・・なんてことができない今のアメリカの学生に、ちょっと同情してしまう今日この頃(苦笑)。
最新の技術で教育の 仕組み に革新をもたらすEdTechサービスは、今シリコンバレーで、ますます勢いを見せています。
文:KANA
カリフォルニア州在住の翻訳家・フリーライター。元大手英会話学校講師の経験を生かし、英語学習や海外生活に関するコラムの執筆および英会話教材の制作なども手掛けている。シリコンバレーを東奔西走中の3児の母。
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
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