
海外のニュース番組や英字新聞の経済欄をスラスラ読めるようになりたくても、「経済英語」ってなかなか敷居が高いですよね。この記事ではいろいろな経済用語を紹介します。「景気がいい」「所得格差」は英語でなんて言うのでしょう?
「景気がいい」「景気が悪い」を英語で言うと?
日本語の「経済」は、英語でいろいろな言葉に置き換えられます。「経済英語」という日本語は、商業(commerce)や産業(industry)、金融(finance)などビジネスに関連する言葉、あるいは経済学に関連する言葉を総称しています。
さて、ニュースによく出てくるトピックといえば「景気」。
英語では、経済の状態ということで the state of the economy です。「日本の景気はどうか」なら How is the state of the economy in Japan? となります。ここでいう state は国家のことではなく、「状況、現状」。the state of the economy では堅苦しいと感じる場合は、condition や business を使えばいいでしょう。
では、「景気はどう?」「いいよ/悪いよ」という、よくありがちなやり取りを英語にすると・・・。
景気はどう?
How are business conditions?
Are they good or bad?
Are they strong or weak?景気は良いよ。
*They’re booming.
They’re moving upward.景気は悪いよ。
*They’re slumping.
*They’re declining[in decline].
They’re slowing.
思ったよりも易しい表現で伝えられそうですね。上記のように、やり取りをセットで覚えてしまうことがおすすめです。
経済英語は元の意味を考えると難しくない
経済ニュースに出てくる単語を効率よく覚えるにはコツがあり、単語の元の意味を考えると理解しやすくなります。
例えば demand は「需要」ですが、元の意味は「要求(する)」です。a demanding teacher / a demanding wife は「要求のきつい、厳しい教師/妻」。
slump、recession は「不況」ですが、もともとは落ち込むこと、引っ込むことです。
inflation は inflate(膨らむ)の名詞形、deflation は deflate(しぼむ)の名詞形。 employment は「雇用」と訳されるのが普通ですが、元の概念は employ すなわち雇うことです。ここから employer(雇用者)、employee(被雇用者)という言葉が派生してくるというわけです。
「需要」「不況」などというと難しく感じますが、元の意味もセットで覚えると、すんなりと理解できそうですね。
経済用語で「消費量」といった意味で使われる consumption も動詞の consume が元になっていて、そこから consumer 「消費者」という言葉が派生しているそうです。
辞書によれば consume は消費(to utilize as a customer = 顧客として使用する)と理解されることよりも、eat and drink「食べる、飲む」などの意味が先に 立つ言葉です。 consumer goods and services は日本語では「消費財とサービス」になります。財というといかめしいですが、goods はモノのこと。スポーツ、エンターテイナーあるいは観光地などにちなむ記念品やお土産はグッズと称されますが、これは財でもモノでも響きが良くないからでしょう。
実は多い和製の経済英語
そのほか、経済英語には「和製英語」が多いという事実も。すでに知っていると思っている単語も、もしかしたらカタカナ英語かもしれません。
restructuring をリストラ、deflation をデフレというように、カタカナ略語にするケースも多くあります。restructure は「structure し直すこと」、つまり経営の再構築のことですがが、日本ではもっぱら雇用削減の代名詞で、「リストラされた」といった使い方をされています。
他にも、いくつか例を挙げておきます。

「グローバル化」「所得格差」・・・定番の経済英語
最後に、他にも押さえておきたい定番の経済英語をご紹介します。
- グローバル化:globalizationglobe(円球、地球からきた言葉)
- 不平等;inequality(必ずしも経済的な事柄に限らない)
- 所得格差:income gap
- 金持ち:rich、affluent、wealthy、moneyed
- 人口減少:depopulation
- 高齢化:aging
(この記事は『2カ月完成! 英語で学べる経済ニュース』を基に作成しました)
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- 作成:2016年12月6日、更新:2025/4/1
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