留学や英会話スクールに行かなくても発音は上達する?
Hi gang! リチャード川口です!
「発音記号が食わず嫌いになっていませんか?」ということで始まった本シリーズ、3本立てということで、今回完結です!今後もみんながしっかりと発音レベルを上げていけるように、具体的な発音の習得方法のお話をしていきたいと思います!
さて、発音は上達させるのに「留学や英会話スクールに行かなくてもいいのか」という話だけど、、、
もちろん!行かなくても大丈夫です!(うう、英会話教室の運営と留学のサポートをしている身としては歯を食いしばりながら描いてます汗)
「人間やる気があればなんでもできる!」
今回の連載で何度か言わせてもらったかもしれないけど、英語ネイティブもみんなも同じ人間。根本的な体の作りが違うとか、そういうことはないので、具体的な音の出し方がわかれば「出せない音はない」です。この前提が非常に大事!
そしてぇ?、その具体的な音の出し方のヒミツが、「発音記号」に隠されているわけです!ということで、そのその習得方法、いってみよ?!!
1人で発音練習をする際にはどんな教材を使うべき?
まずはどんな教材が適しているか。それにしても一人で発音練習ってなんかさみしいよね・・・
ってそんなこと言わない!笑
それではさっそく発音練習にオススメな教材を紹介しています!
それはズバリ!ジャジャン~!「音声付きの発音教本」と、自分の「好きな映画やドラマ」です!
「音声付きの発音教本」
発音も、やっぱりなんとなく真似しているだけでは、つかみどころがなくて上達しづらい。スポーツと一緒だよね。目で盗め?!真似して慣れろ?!とだけ言われても、やっぱりバットの握り方とか、下半身の使い方とか具体的にコツを指導してもらったほうが、圧倒的に習得が早い。
なので発音も、まずは具体的な発音の仕方を解説してくれているものを探そう!ただ、いくら具体的でも、専門用語のオンパレード&固っ苦しい書き方でまったくイメージの湧かないものはNG。「おお、なんか凄そうだ」と買ってみても、高確率で買って満足して終わるパターンになってしまう。
というわけで、イラストがたくさんで、スッと頭に入ってくる噛み砕いた解説のものがオススメ。本屋さんでペラペラとめくってみて、これだな!と思うのでいいと思うよ。
あとは付属の音声だけど、できれば著者本人がレコーディングをしているものがオススメ。なぜかというと、個人的な見解だけど、その解説が効果的ならば、本人の発音もネイティブ級であるはずなんだよね、音声は別人が録音って、なんか信憑性が欠ける気がするんだよね。それと、日本語と英語両方の発音ができる人の方が絶対に日本人にわかりやすい解説ができる。
というわけで、わかりやすくて具体的な説明、イラスト豊富、こんな風になりたい!と思えるような著者自身の音声付き、な語学書で発音を習得しよう!
好きな映画やドラマ
さあ、教本の次はより楽しく、実践に近い形の教材。「映像」でございます。
教材選びで大事ポイントの一つは、自分が興味を持てるかどうか。そいういう意味では自分の好きな映画やドラマは教材としてうってつけ!
さらにこれらは発音だけじゃなくて、感情や表情、ジェスチャーも入っているから、リアルな英語を学ぶという意味ではある意味究極の教材だ。しかも出演料何億円ももらっているハリウッド俳優によるものだなんてなんて贅沢な笑
実用的であることが大事なので、できるだけ現実離れしたSFやファンタジーではなく、自分が置かれるであろう状況に近い設定のものを選ぶようにしよう。学生であれば学園ものとか、仕事で使うのであればオフィスものとか。
そして、もちろんだけど、教材として使うわけだから、ただ楽しんで観て終わり、というわけにはいかないよ?何かを習得してこその学習。
このセリフ使えるな、使ってみたいな、というものをしっかりモノマネするつもりで抜粋して発音の練習をしよう。ドラマや英語は教科書にあるような固くて不自然な例文じゃなくてかっこよくておしゃれなセリフのオンパレード!
ここで大事なのは「こなれた表現は・・・こなれた発音じゃないと変」ということ。
ハードルを上げるわけじゃないんだけど、ドラマとかででてくるかっこよかったりおしゃれなセリフは、発音が伴ってこそ自然にキマる!
例えばこういうのちょっと小慣れてるね?。
ビジネスで使えそうなのを紹介すると、
Consider it done!
直訳:それは完成してるとお考えください。(確実に仕上げますのでご安心ください)
発音記号にすると
/k?ns??d?r ?t d?n/
「コンシダーイットダン」ではなく、どちらかというとこんな感じ
くんすぃだぅれっだん
音声
日常で使えそうなのだと、
I had a blast!
直訳:爆風を得た(めっちゃ楽しかった)
発音記号にすると
/a? h?d ? blast/
「アイハッドアブラスト」ではなく、どちらかというとこんな感じ
あぃはだぶれぇすっ
音声
いい教材を使って小慣れた表現を小慣れた発音でっ!
かぁーっくいいっ!
毎日できる簡単な発音トレーニングの紹介
それでは最後に!発音のトレーニング法の紹介だ!発音はとにかく声に出すことが大事!(当たり前か!)
シャドウイングって知ってる?そう、聞こえてきた音をそのままほぼ同時に声に出していく練習法。
知らない人は、え?そんなことできる?って思うかもしれないけど、最初は日本語でもいいので、YouTubeでもテレビでも、しゃべってるものをそのまま口に出してみて。意外とできるから。
でこれを英語でやるんだけど、僕が推奨するのはリチャードオリジナル、シャドウイングの5段階学習法っ!!発音にもリスニングにも本当に効果的!5つのステップで確実に自分の弱点を潰しながらレベルアップしていく練習法だ!
準備するものは音声とスクリプトが両方そろっているマテリアルならなんでもよし。ニュースでもいいし、さっきの映画やドラマであれば、セリフを台本のように起こしたものでもバッチリ。
Are you ready?
Step 1〈シャドウイング〉
ひとまず発音と意味に集中しながらシャドウイング。やればやるほどうまくなるから、これ以上は伸びないな、というところまでやろう。最低3回は繰り返しチャレンジしよう。伸び代があれば20回やってもよし!Step 2〈読解〉
読んでもわからないものや、知らない単語はシャドウイングを続けてもわかるようになるわけではないので、ここでスクリプトを熟読し、知らない単語や表現を覚えよう。完璧な日本語に訳していこうとするのではなく、英語順で理解できるように意識しよう。Step 3〈音声と一緒に音読〉
音声を流しながら、音声と一緒にスクリプトを音読しよう。ペンを片手に、うまく言えないところはすかさずアンダーライン。Step 4〈発音の練習〉
アンダーラインを引いた箇所を徹底的に練習だ。発音できないものは聞こえない!発音記号を明らかにし、リズムを意識して再現しよう。Step 5〈音声なしで音読〉
自分の納得のいく、英語らしい音とリズムで音読。音声は使わないソロデビューなので、誰かに伝えているつもりで、意味に感情を乗せる。そして、STEP 1にもどってシャドウイング。うまくできなければ STEP 2, STEP 3とグルグル回りながら、確実に技術と感覚をパワーアップさせていこう!
つまりは5段階のフィルターで自分ができないポイントを明らかにし、つぶしていくということ。成長とは「できないことができるようになったとき」なのだ!
これはバンクーバーでTOEIC専門校で講師をしていたとき強く推奨していた学習法なんだけど、生徒たちのリスニングのスコアはメキメキ上がり、「現地のニュースが普通に聞けるようになった!」と言われたり、かなり大絶賛でした。なんと当時の生徒たちのTOEICスコアは毎月平均で180点上がっていました!
以上、5段階学習法はかなりガッツリで、お手軽なものだと、携帯やパソコンにSiriってあるでしょ?アンドロイドだとGoogle アシスタントかな?あれに話しかけて、通じない単語を洗い出して、発音記号を調べる。
すると認識されない音がどれなのかが一目瞭然!
そしてこの発想でおすすめのアプリがあって、その名も「発音博士」!これはゲームボーイ(知ってる?)の生みの親でもある横井軍平さんが作った「コト」っていう会社が開発したアプリなんだけど、発音すると、どこの音がどう認識されたかまで表示してくれるアプリなんだ。無料なのでぜひ!
実はあまりに素晴らしいアプリなので、これをベースにコト社に特注した「発音道場」っていうアプリをおれが客員教授を務めさせてもらっている産業能率大学の英語プログラムでも使っているよ。その効果は…すごいです!
https://www.sanno.ac.jp/undergraduate/learning/viewpoint/04/
あとはもちろん、、チャンスがあればしゃべる!実践にまさるトレーニングはなし!!
一人でできるとは言ったけど、やってるうちにどんどん興味が強まってきたら、技術を持ったスクールに通ったり、留学したらその効果はより確実に加速することは間違いない!そういう段階に来た人は・・・待ってます!!!笑
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語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
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