出版編集部:古木 徳子(左)、福住 陽子
みなさま、こんにちは!アルク広報チームの河合です。アルクの新刊やサービス、イベントや 取り組み などの情報をお届けする「アルク広報ニュース」。今回は、1989年の刊行から30年、「起きてから寝るまで」シリーズに、新たに加わった2冊、『起きてから寝るまでイヌ英語表現』と『起きてから寝るまでネコ英語表現』にスポットを当てました。
今月のスポットライト
「起きてから寝るまで」シリーズは、“一人でもできる英会話”という考え方を基本に、「普段考えたり感じたりすることをひとりごととして、つぶやく」練習法を採用した学習書です。私たちの生活の中での、「行動」「状況の記述」「気持ち」「考えや思い」という4つの領域で自己表現できるようになることを目指します。
英語を話す相手がいない環境でも、英会話のトレーニングができるのは心強いですね。一方、一人で英会話トレーニングを続けていくには、興味と関心を持ち続けられることをテーマにするのが大切。ですので、これまで本シリーズでは、「日常表現」から「オフィス」「子育て英語」「七つの習慣」までさまざまな切り口の表現をお伝えしてきました。
そしてこのたび新たに加わるのが、大好きなイヌとの暮らし、ネコとの生活の中にあるシーンやテーマに沿った表現を学ぶ「起き寝る」です。カバーイラストは、Suica(JR東日本のICカード)キャラクターのペンギンでおなじみ、人気イラストレーターの坂崎千春さんが手掛けています。とってもかわいいですね。
本書の発売を記念して、編集部のインスタグラムでは、愛犬家・愛猫家の方々からペットのお写真を募るフォトコンテストを開催しました。延べ500件を上回るご応募の中から選ばれた6組のお写真が、POP(下写真)として、全国の大型書店でこの2冊をPRしてくれます。みなさまも店頭でご覧いただけるかもしれません。
それでは、編集を担当した古木と福住からのメッセージをお届けします。
[ワンコを育てる親として共感できるフレーズが満載]古木 徳子
ひと昔前までは、犬の飼い方も犬への接し方も今とは全く違っていて、屋外の犬小屋で飼われるワンコたちは、あくまでpet(ペット)であり、 discipline (しつけ)の対象…というケースが多かったように思います。
しかし、現在の飼い主さんたちは皆、子どもを愛し育てるように、ワンコにも同様の愛情を注ぎ、一つ屋根の下で共に生活をしています。実際、本書のフレーズでも紹介しているのですが、彼らは大切な“a member of the family”(家族の一員)であり、「しつけ」は”pet parenting”(親業)なのです。
本書は、そうしたワンコたちの親である飼い主さんや、愛犬家の方々に共感いただけるフレーズが満載。そして、人気イラストレーター松本セイジさんが描くかわいい犬たちもたくさん本編に登場します。ぜひ、楽しみながら学習していただければと思っています。
[全編ネコ!…で至福の英語学習を]福住 陽子
英語を楽しく学ぶなら、映画、音楽、スポーツなど、好きなものや好きなことと組み合わせて、「英語+α(アルファ)」で学ぶのが一番! その「α」の部分に「ネコ」を入れたのが、新刊『起きてから寝るまでネコ英語表現』です。
本書では「ごめん寝」「アンモニャイト」「フミフミする」といったちょっとマニアックなネコ用語も多数紹介していますが、それだけではありません。愛猫に話し掛けたり、思いをつぶやいたりという練習を通して、日常会話の頻出フレーズが自然に身につくよう設計されています。
愛猫家のイラストレーター、平澤南さんによる本文イラストも楽しさを盛り上げてくれています。
ネコ好きの皆さん、愛すべきモフモフたちと一緒に英語を学んでみませんか?
- 作者: 吉田研作
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/02/13
- メディア: 単行本
- 作者: 吉田研作
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/02/13
- メディア: 単行本
新刊案内
1.『ENGLISH JOURNAL』2019年3月号(2月6日発売)
今月の特集は、英文法の中でも多くの人が苦手意識をもつ「仮定法」。実は仮定法は「話し手の気持ちを表す」ために、とても便利なものなのです。基本ルールをおさらいし、実際の使用例や、絶対におさえておきたい例文などをご紹介します。
インタビューは、人類で初めて月面を歩いた男、ニール・アームストロングの真実に迫る映画『ファーストマン』主演のライアン・ゴズリングと監督のデイミアン・チャゼル。無口で知られながらも、月面から誰もが知る美しい言葉で地球を表現した宇宙飛行士について、それぞれの思いを語ります。
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/02/06
- メディア: 雑誌
2. 「実戦力徹底トレーニング」シリーズ(1月29日発売)
複数の技能を組み合わせて、「本当に使える英語力」を手に入れるための「実戦力徹底トレーニング」シリーズが登場。
現実のコミュニケーションでは、「聞く」「読む」「話す」「書く」という4つの技能が別々に使われることは、多くはありません。特に仕事の場面では、「話を聞いて終わり」「何か読んで終わり」「言いたいことを伝えて終わり」のように、ある技能のみで物事が完結するケースは、ほぼないでしょう。
本書は複数の技能を組み合わせながら、コミュニケーションツールとしての英語の運用力を伸ばしていきます。各ユニットで、「インプット」から「アウトプット」へのミッションを設定し、プラクティスを繰り返します。
本シリーズは、『聞く英語』『読む英語』『話す英語』『書く英語』の4冊で構成されています。それぞれタイトルとなっている「聞く」「読む」「話す」「書く」技能を伸ばすことを主目的として、それ以外の技能も自然な形で使う「実戦的なミッション」に取り組んでいきます。
各書籍でのトレーニングを通して、「いかに効率的に英語をインプットするか」「いかに戦略的に英語をアウトプットするか」を学び、実際の場面に備えましょう。
※『書く英語』は3月4日発売予定です。
- 作者: 内田富男、吉田研作、和泉伸一
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/01/29
- メディア: 単行本
- 作者: 中野達也、吉田研作、和泉伸一
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/01/29
- メディア: 単行本
- 作者: 愛場吉子、吉田研作、和泉伸一
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/01/29
- メディア: 単行本
- 作者: 横川綾子、大六野耕作、吉田研作、和泉伸一
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/03/08
- メディア: 単行本
3.『日本語教育 よくわかる教授法』(1月29日発売)
近年、日本に在留する外国人の増加とともに日本語学習者の数も増えており、日本語教師に対するニーズはますます高まっています。多様化する学習者に対応するために、日本語教師には十分な知識と応用力が求められています。
本書では、コース・デザイン、教室活動、教材・教具、評価、外国語教授法の歴史の5章を通して、「何を」「どうやって教えるのか」をさまざまな角度から考察します。現役で教える方は知識や授業の振り返りに、日本語教育の世界に関心がある方には、日本語教師の仕事の内容や範囲の理解の助けになるでしょう。
- 作者: 小林ミナ
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/01/29
- メディア: 単行本
4. 『英語でニッポン案内ハンドブック』(1月30日発売)
超売れっ子の全国案内通訳士の島崎秀定氏が、おもてなしの心得や準備ポイントについて解説します。
ボランティアガイドになる方法やツアープラン作成、現場でのノウハウや心得、SNSを活用して外国人と知うヒント、英語案内の現場で使える頻出説明フレーズやQ&A表現をテーマごとにまとめました。
「おもてなし心」あふれる日本人が、自分でテーマを決めて下準備し、初対面の外国人を案内していく体験ルポでは全9本。彼らのツアーから、「外国人に本当の意味で喜んでもらえるとはどういうことか」を体験してください。
- 作者: 島崎秀定、英語でニッポン案内ハンドブック製作委員会
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/01/30
- メディア: 単行本
5. 『翻訳事典2019-2020』(1月31日発売)
アマゾンで発売直後、「本」のランキングで58位まで上昇したほど、業界で注目の1冊。毎年1回、アルクが刊行する翻訳関連情報誌です。
出版翻訳、実務翻訳、映像翻訳と、翻訳の全分野を網羅。翻訳者を目指している方はもちろん、
翻訳の仕事に少しでも興味・関心がある方に役立つ情報が満載です。
最新版となる本書は、翻訳に携わるプロへのインタビューや、翻訳力アップのコツを伝授する誌上レッスン、旬の話題である機械翻訳について、翻訳者の立場から識者が解説する記事など必読の内容ばかりです。
- 出版社: アルク
- 発売日: 2019/01/31
- メディア: ムック
ニュース
1. 『同時通訳者のここだけの話』刊行記念トークイベント(2/23)
売れっ子通訳者、関根マイクさんが軽妙な語り口で、仕事の醍醐味や現場での赤裸々体験をつづる、『ENGLISH JOURNAL』の人気連載「通訳の現場から」が単行本になります。刊行を記念して、関根マイクさんのトークイベントを開催します。題して、「今夜明かされる、通訳者の生態!」
聞き手としてご登壇いただくのは、人気ポッドキャスト「勝手にENGLISH JOURNAL!」パーソナリティーのJunさん。卓越したトークスキルで、知られざる通訳の世界が明らかになること、間違いなし。ぜひご参加ください!
▼お申込み・詳細はこちら▼
https://bookandbeer.com/event/20190223b/
2. 第10回ALC Learners' Club ゲスト:松岡 昇先生(3/16)
ALC Learners’ Clubは、ヒアリングマラソンを始めとするアルク通信講座受講生を中心にした英語学習者のための“学びの再点火”イベントです。ESAC英語学習相談アドバイザーのミニ講座と、個別英語学習相談を組み込んだ新形式でスタートします。
2019年最初のゲストは、ヒアリングマラソン主任コーチ、おなじみ“マッツ先生”こと、松岡昇先生と、英会話コーチやテレビ、ラジオなどのナレーションでも活躍されているKatie Adlerさんのお二人です。楽しい英語学習の時間をお過ごしください。
▼お申込み・詳細はこちら▼
https://www.alc.co.jp/seminar/detail/190316.html
3. OPIワークショップ、日本開催30周年記念シンポジウム・懇親会を開催(4/7)
日本語教育関係者、多文化共生に携わる方が対象です。アメリカ外国語教育協会(称ACTFL)が開発した「ACTFL-OPI」は、外国語の口頭運用能力を測定するためのインタビューテストです。日本国内でテスターになるための「ACTFL-OPI試験官養成ワークショップ」が開催されて30年になり、これまでに1000名ものOPIテスターを輩出してきました。
今年30周年を記念して、シンポジウムと懇親会を開催します。講演、パネルディスカッションを通して、社会とつながり、社会を切り拓く、日本語教育と日本語OPIを考え、提案します。
▼お申込み・詳細はこちら▼
○シンポジウム
https://www.alc.co.jp/seminar/1410108/index.html
○懇親会
https://www.alc.co.jp/seminar/1410107/index.html
それではまた、来月にお会いしましょう!
文:アルク 広報チーム
アルクのあれこれ情報を、もっとたくさんの方に知ってもらおうといろいろ活動中。
◇アルクってどんな会社?と思われたら「会社案内」へ https://www.alc.co.jp/company/
◇言葉やコミュニケーションについての情報なら「アルクplus」へ
https://plus.alc.co.jp/
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。