2020年4月に、スティーブ・ソレイシィさんの大ベストセラー『英会話なるほどフレーズ100』が発売20周年を迎えました。前回『英会話なるほどフレーズ100』からお届けした連載 「にじゅうまるフレーズ」 が大好評でしたので、本連載では『英会話ペラペラビジネス100』から選りすぐりの英会話表現を紹介します。皆さんの「英語の得意表現」を増やしていきましょう。第6回はビジネスの定番表現「transfer」です。
目次
「乗り換える」はchange trainsより通じやすいtransfer
日本語には「よろしく」や「お疲れさま」など、1つの表現がいろいろな場面で使える便利なフレーズがありますよね。しかし、珍しく、日本語より英語の方が便利な表現もあるのです。その単語は、transferです。1つの単語で4つの意味を持っていますが、どれも非常によく使う言葉です。では、どのような意味を持っているのか見てみましょう。
- transfer
振り込む/転送する/転勤する/乗り換える
1つの英単語で、4つの基本動詞を覚えなければならないため、僕にとっては大変ですが、皆さんにとっては便利ですね。
ビジネスで使うtransferという単語は、この4つの使い方が基本です。「振り込む」「転送する」「転勤する」という意味はよく知られているかもしれませんが、「乗り換える」と言いたいときには、change trainsを使っている人の方が多いのではないでしょうか。
実は、「乗り換える」を表現するには、change trainsよりtransferの方が通じるのです。
なぜなら、change trainsには、同じホームで1つの電車から隣の電車に行くだけの単純な移動のイメージがあります。
一方、日本での電車の乗り換えのように、1つのホームから階段を上ったり、下ったり、場合によっては、いったん改札口を出て、また別の改札口から入るなどの複雑な乗り換えには、transferがふさわしく、わかりやすいのです。transferという表現を聞くと、心の準備ができるはずです。
transferは「乗り換える」という意味をズバリと表すパワフルな動詞なのです。
- You have to transfer at Tokyo Station.
東京駅で乗り換えないといけないですよ。
ただし、1語や1文で通じさせようとする必要はありません。むしろ、グローバルなコミュニケーションには、わかりやすく補足説明ができるように、グローバルな認識と話術を磨いていきましょう。
動詞transferで、パワフルに表現力をアップしよう!
transferは「責任転嫁」という意味で、ニュースで、よく見たり聞いたりする表現です。
- transfer responsibility
責任転嫁 - transfer the blame
責任転嫁
また、国内・海外転勤だけではなく社内の部署異動にもtransferが使われます。
- I got transferred to the accounting department.
財務部に異動になりました。
スマホやパソコンデータの移行にも使われます。
- Whenever I change smartphones, I transfer all my data to the new one.
携帯を替えるときは必ず新しい携帯にデータを移行します。
電話を別の部署にかけてしまったときにも使います。
- Can you transfer my call?
これを転送していただくことはできますか。
transferが使われている例文を見て「へぇ、勉強になる」で終わらせてしまわずに、音読して表現力をアップさせてくださいね。「振り込む」「乗り換える」「転勤する」「電話を転送する」などと言いたいときに、とてもパワフルな動詞transferをとっさに操れるようになるためには、肯定文だけでなく、否定文・疑問文も作って練習してみるとよいでしょう。
今日の英会話
A: Hello. Is this the accounting department?
B: No. I'll transfer you. Just a moment, please.
C: Hello. Accounting.
A: Hi. This is Scott Thompson. I got transferred to Siberia last month. Can you transfer my salary to a bank in Siberia?
A: もしもし、経理部ですか?
B: いいえ。転送しますので、少々お待ちください。
C: もしもし、経理部です。
A: もしもし、スコット・トンプソンです。先月シベリアに転勤になった者ですけれども。給料をシベリアの銀行に振り込んでいただくことは可能ですか?
EXERCISES
次の日本語を英文にしてみましょう。
- いつ振り込んでくださいましたか?
- 海外に飛ばされないといいのですが。
解答例は記事の最後をご覧ください。
※本記事は『英会話ペラペラビジネス100』の内容をもとに構成しています。
本記事のベースになった書籍
『改訂版 英会話ペラペラビジネス100』は、Amazonビジネス英会話の売れ筋ランキング1位にランキングするベストセラー『英会話ペラペラビジネス100』をさらに充実させた改訂版で、最速で「英語が話せる人」になることを応援する本です。
本書では、英語変換のきっかけとなる日本語訳にこだわり、誰もが「これを英語で言いたかった」と思うような、よく使う自然な日本語に磨き上げています。
また、復習用ボーナスコンテンツ「ペラペラ瞬発トレーニング100! 」では、著者自身の音声ガイドによる「日→英」変換練習で、本書のコア表現を復習できます。
ソレイシィさんのおすすめ書籍
EXERCISESの解答例
- When did you transfer it?
- I hope I don’t get transferred abroad.
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「ペラビジ英会話」とあわせて読みたい、スティーブ・ソレイシィさんの「なるほどフレーズ」連載から紹介します。
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