地名や国名の場合、日本語では現地の言語での呼び名をカタカナにして採用することが多いです。そのため、日本語で聞いた場合と英語で聞いた場合で、発音の印象が大きく異なるということはよくあります。日本語ではお馴染みの地名でも、英語になった途端にまったくわからなかったという経験を持つ人も少なくないと思います。この記事では、英語と日本語で読み方が違う都市名9選をクイズにしてお届けします。
英語と日本語で読み方が違う都市9選
Q. 1 フィレンツェ
イタリア中部の古都、メディチ家の支配のもとでイタリアルネサンスの中心地として知られるこの街には、多くの歴史的建築物が残り、今もたくさんの観光客を集めています。1982年には、世界文化遺産にも登録されています。 ちなみに 、 「フィレンツェ」という名前は「花の都」という意味 を持つそうです。
Q. 2 サンクトペテルブルク
ロシア連邦北西部、フィンランド湾に臨むロシア第2の都市。1917年のロシア革命の中心地となり、1924年には革命家のレーニンを記念して改称され、「レニングラード」という名称で呼ばれていました。その後、 ソ連邦の崩壊とともに91年にサンクトペテルブルクに再び改称 。また世界三大美術館の一つ、エルミタージュ美術館などは、観光でも人気です。
Q. 3 ウィーン
Q. 4 プラハ
Q. 5 チューリッヒ
スイス北部の都市。国際的な金融都市の一つであり、 「世界で最も生活費が高い都市ランキング」では、パリや香港と並び上位 を占めています。チューリッヒはドイツ語圏ですが、さすが4ヶ国語が公用語のスイス、チューリッヒ市内ではほとんどの場所で英語が通じます。街並みが一望できる「リンデンホーフの丘」は、観光スポットとしても有名です。
Q. 6 ナポリ
Naples【ne?plz(ネイポルス)】
ナポリは、イタリア南西部の港湾都市で、ローマ、ミラノに次ぐイタリア第3の都市として知られています。ルネサンス文化の中心となった街の一つでもあり、 1995年には「ナポリ歴史地区」として世界遺産に登録 されました。ナポリ湾に浮かぶカプリ島の「青の洞窟」も観光名所として有名。
Q. 7 ミュンヘン
Munich【mju?n?k(ミューニク)】
ドイツ南部の商工業都市で、同国第3の大都市。ミュンヘンという地名は、集落の基礎をつくった修道士たちを意味するMonchenに由来します。商工業に加えて、ビール醸造業が盛んで、 ビール祭りの「オクトーバーフェスト」は世界的にも有名 。このお祭りを目当てに、毎年約600万人が世界中から訪れています。
Q. 8 北京
Beijing【be?d?i?(ベイジン)】
中国の首都であり、政治の中枢。上海と並ぶ経済・学術・文化の中心地です。人口は1100万人を超え、世界で第3位を誇ります。中国観光において最も有名なスポットである 「万里の長城」も北京にあり、観光でも有名 です。また「北京ダック」など、洗練された宮廷料理の伝統が北京料理として発達した都市としても知られています。
Q. 9 アテネ
Athens【?aθ?nz(アッサンズ)】
ギリシアの首都。都市としての起源は古代にまでさかのぼり、アクロポリスやパルテノン神殿など、古代遺跡が現在まで残っています。神話の舞台にもなっているエーゲ海は、現代ではバカンス地として魅力的。 青い海に白壁のコントラストが映える街並み は、多くの観光客を引き付けて止みません。
皆さんはいくつ分かりましたか?今回紹介した地名は英語の会話でも頻繁に登場する都市ばかりなので、発音が分からなかった人はぜひこの機会に覚えておきましょう。
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