英語で褒められたときの返し方とオンラインマナー

英語で褒められたとき、つい「いえいえ」と謙遜していませんか?サマー・レインさんが、褒め言葉を自然に受け取るマインドと、メールやSNSなどオンラインで感じよくやりとりするための英語コミュニケーションのコツを紹介します。

「モテ英語」のルール1~3、4~6はこちら!

ルール7:謙遜せずに自分のことを誇りに思おう

個性を抑えずに、自信を持って話すことの大切さ

文化的な背景を踏まえた具体例になるように、ここでは少しだけ私の人生を振り返りながらお話ししたいと思います。私は高校3年生のときに日本語スピーチコンテストに参加しました。もともと物おじしない性格であった当時の私にとって、聴衆の前でのスピーチはお手の物であり、私はその世界大会で優勝することができたのです。

しかし、それから10年にわたる日本での生活を通して、私の中に大きな変化が起こりました。それは、他者の反応を意識するようになったということです。「人に迷惑をかけていないか」「人はどう感じるのだろうか」と常に意識するようになりました。

日本からアメリカに帰国した私は、大学院に入学しました。そこでは多くの優秀な学生に囲まれ、私の中の謙虚な姿勢が自信のなさにつながり、最初の1年は自分を責める毎日を過ごしました。その一方、同級生たちは私と違い、どんどん伸びていっているように感じたのです。それぞれが人の目を気にすることなく、他者と自分を比較せずに生き生きと授業に参加していることが分かりました。謙虚でいるのは素晴らしいことですが、自分が達成したことを誇りに思い、表現することも大切だということに気付かされたのです。

ぜひ皆さんも自分の個性を抑えずに、自信を持って英語を話してください。例えば英語で褒められたとき、日本語の感覚で「いえいえ、そんなことないですよ」と謙遜して答えてしまいがちですよね。ですが、No, no!と答えると嫌がっているようなニュアンスに聞こえます。謙遜して否定するのではなく、笑顔でThank you!と相手の褒め言葉を素直に受け取り、感謝の言葉を伝えましょう。また、そこから一歩進んで、褒められた内容をきっかけに自分の努力を伝えてみるのもよいと思います。

A: Your English has really improved!
英語がとても上達しましたね!
B: Thank you! I’ve been studying every day.
ありがとうございます!毎日勉強しています。

A: Your presentation was really interesting!
あなたのプレゼン、すごく面白かったです!
B: Thank you! I spent all month preparing.
ありがとうございます!丸々1カ月かけて準備しました。

自ら自慢話をする必要はありませんが、努力したことや達成したことを誇りに思って相手に伝えてみると、意外とかっこよく見えます。そして、それはメンタルヘルスにもよいはずです!

ルール8:オンラインでのやりとりでは丁寧度に注意しよう

シチュエーションに合わせて使い分けて

パンデミックの影響もあり、以前は対面で行っていたやりとりのほとんどが、今ではオンラインに移行したという人がたくさんいると思います。特にメールのような文字のみのコミュニケーションは、相手の反応が判断しにくく、勘違いも生じやすいのではないでしょうか。

英文メールは基本的に堅苦しさが少なく、日本語のメールよりもカジュアルでフレンドリーな印象があります。かといって、「お世話になっております」「お疲れさまです」「よろしくお願いします」というような決まったあいさつや、いたわりの表現がないため、書きづらさもあるかもしれません。

私はパンデミックが始まってからは、最初のあいさつとしてI hope you’re well.(元気に過ごされていることを祈っています)や、最後のあいさつにTake care! / Be safe!(気を付けてくださいね!)といった言葉を使っています。ただ注意点として、ビジネスメールはたとえフレンドリーだとしても、SNSのようなテキストメッセージほどのカジュアルさはなく、略語などは使わないのが一般的です。

一方、SNSのような非常にくだけたオンライン上のメッセージでは、主語やbe動詞を省略することがよくあります。例えばXなどでは、次のような使い方をよく見掛けます。

So busy with school lately.
最近学校のことで忙し過ぎて。
I’ve beenを省略。

Crazy how much my daughter has grown!
娘の成長がすごい!
It’sを省略。

また、皆さんがよくご存じのASAP(as soon as possible[なるべく早く]の略)と同じように、フレーズ全体を文字で略すことがよくあります。LOL(laugh out loud[笑])、OMG(oh my god/gosh[えー!やばい])、IDK(I don’t know[分からない])、FYI(for your information[念のために伝えておくけど])、TBH(to be honest[正直に言うと])がメジャーな例です。

例えば、次のように使うことができます。

OMG that’s so cute. lol
えー超かわいい!笑

I just got your package, FYI.
念のために伝えておくけど、ついさっきあなたの小包を受け取ったよ。

TBH I don’t feel like talking.
正直に言うと、今はあまり話したくないんだ。

また、これらのシチュエーションでは速いスピードでメッセージを作成するので、大文字と小文字や句読点などの使い方、基礎ルールがめちゃくちゃになりがちです。

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※本記事は、『ENGLISH JOURNAL』2021年6月号特集の内容を再構成したものです。

続きはこちら!

モテ英語のルール9、10

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サマー・レイン(Summer Rane)

アメリカ、シアトル出身。早稲田大学卒業後、東京大学大学院で研究を行い、現在はスタンフォード大学大学院言語学博士課程在籍。10年以上の英会話講師としての活動を基に、英語教材の執筆や、YouTubeで英会話コンテンツを配信中。

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