TOEIC対策に必須!モチベーションキープのためのマインドセットとお役立ちツール

モチベーションキープのためのマインドセットとお役立ちツール

この連載ではコロナ禍でのTOEIC Listening & Reading Test対策に役立つ情報をお届けしています。今回は英語コーチの星名亜紀さんがご自身の経験を基に、学習へのモチベーションを保つ方法について教えてくれました!

皆さま、こんにちは!英語コーチの星名です。前回は、おうち時間活用法と日本にいながらにして英語環境を作るコツなどをお話させていただきました。さて、今回は、モチベーションキープのためのヒントやお役立ちツールをご紹介したいと思います。

常に上位のお悩み!モチベーション管理

私が英語コーチとして活動する中で、皆さんからよく聞くお悩みが「モチベーションが上がらない!」です。社会人であれば仕事と家庭、学生であれば学校やアルバイトとプライベートと、ただでさえ忙しい生活をしている中で、英語学習へのモチベーションを継続することは至難の技だと思います。

私は普段、客室乗務員やグランドスタッフを目指すエアライン受験生を指導しているので、採用の見通しのまったくつかない今、TOEICを勉強する気力が起こらないという相談を受けることが増えています。

ただでさえキープするのが難しいモチベーション。コロナ禍でモチベーションが下がってしまうのも無理ありません。しかし、あの時やっぱりやっておけばよかったなと後悔することのないよう、今の時間を皆さんの将来のために有効に使っていきたいですよね。

この記事を読んでいる皆さんは、英語学習をしている目標があると思います。その目標達成のために、どのような学習計画を立て、毎日取り組みをしていますか?残念ながら週に1回、1時間英語を勉強しただけでは、英語力を手に入れることはできません。

これまで私は、「もう数年英会話スクールに通っているのに何も成長しないんです」や「TOEIC学習をずっと続けているけどスコアがまったく上がりません」という悩みを持つ、数多くの方を見てきました。その方たちに共通することは、週1回のレッスンで満足してしまい、家庭での継続学習ができていないこと。スポーツで例えると、毎日の練習はしないのに、本番の試合にだけ出場して成果を求めているようなイメージです。

逆に、短期間でも目標を達成する方は、必ずレッスン以外の場所でも英語に触れる時間をつくり、立てた計画に沿ってちゃんと学習を継続しています。筋トレや素振り、フォームの研究(単語学習やシャドーイング、基礎文法のおさらい)を繰り返し、週に1回程度は練習試合にも取り組み(2時間の時間を設定して200問を本番のように解く)、そして数ヶ月に1回の本番(公開テスト)に挑んでいます。

ここまでお伝えすると「それは頭ではわかっているけど、実際は忙しいし、モチベーションもキープできなくて継続するのが難しいんです!」そんなお声が聞こえてきそうです。

ということで、今日は私がモチベーションをキープするためにしていることや使っているお役立ちツールをご紹介したいと思います。

モチベーションキープのための秘訣

小さな成功体験を積み上げてモチベーションアップ

途中で挫折してしまう生徒さんの多くが、最初から大きすぎる目標を掲げている傾向にあると感じています。

例えば現在TOEICのスコアが500点のエアライン受験生が、高い英語力を求められるシンガポール航空や中東系エアラインを目指す場合、「あと数か月で800点以上、できれば900点以上を取って自分に自信をつけて受験したいです!」と目標を立てる方がいます。

高い目標があることはとてもいいことですが、最終ゴールに到達するためにはどのようにしたら達成できるのかいくつかのステップに細分化して対策していく必要があります。

大きな目標のまま、インターネット上に溢れかえった情報をどれも信じて、手当たり次第やってみてもうまくいくはずはなく・・・。最終的には「やっぱり私には無理なんだ」と自信喪失し、最初は高かったモチベーションもみるみるうちに急降下してしまうケースが多々あります。

TOEICのスコアが500点、600点に到達できない方の多くは、「品詞」の知識が曖昧です。

  • 形容詞は何を修飾する?では副詞は?
  • 動詞には自動詞と他動詞があるけど、他動詞の後ろに必要なものは何?(→目的語ですよね)では、その目的語になることのできる品詞は?
  • 例えば -tion / -ment / -ness / -ful / -cal / -ent などの単語の語尾を見たとき、一瞬でその単語の品詞を答えられる?

上記のような、英文法、特に品詞の知識を確実にするための学習が必要です。

そこをクリアすると、なんとなく「こんな感じ?」と解いていたTOEIC Part5の文法問題を、自信を持って解けるようになります。リスニング問題の英文を聞いたときの処理能力が上がるのはもちろん、Part3やPart4の設問の先読みの理解度や、スピードアップも見込めます。

ここで600点を達成できたら一つのステップをクリア。「私にもできた!よく頑張った!」と、ご自身のことを褒めてあげてほしいのです。同じように700点を超えるための壁、800点へ到達するための壁があり、一気に登ることは難しくても一つ一つの壁を丁寧に、確実に登っていくことが実はとても大切です

私の場合、この考え方は毎日の生活の中でも生かされています。私の趣味の一つはヨガで、最近は腹筋を鍛え、ヒップアップを目指してピラティスも始めたのですが、いきなり1時間のオンラインレッスンを毎日続ける!と目標にするのは途中で挫折する危険性大。そこで、私は1回10分から15分のオンラインレッスンを1日のうち何度かに分けて継続しています。一つのレッスンをこなすごとに「今回も頑張った!」と達成感を感じられますし、無理なく継続することができています。

ご自身の目標を振り返ってみて、少し大きすぎる目標かな・・・と感じる方は、その目標達成までの道のりをいくつかのステップに分けてみましょう。小さな成功体験がきっと皆さんのモチベーションキープに役立つはずです。

「モチベーションが・・・」と思う前に習慣にしてしまう

毎日の英語学習を、とにかく習慣にしてしまう!この方法はかなりストイックなように聞こえるかもしれませんが、実はいちばん効果的だと思う方法です。

皆さんは、毎日歯磨きをするのにモチベーションが必要ですか?毎日シャワーをして体を洗うのに強い意志が要りますか?きっとそんなことはなく、当然のように毎日繰り返していることと思います。

実は英語学習も同じこと。私も公式問題集200問を一気に解くには、それなりの気合いが入りますが、例えば単語帳を開く、シャドーイングをする、1.5倍リスニングをする、YouTubeでお気に入りのTEDトークを見る・・・など、これらは私が毎日の習慣としている内容です。習慣と同じなので気合いを入れて行う必要はありません。

習慣になるまでの、最初1か月くらいは強い意志が必要かもしれませんが、一度習慣にしてしまえばこちらのもの。つい忘れて「あっ、今日はTEDのスピーチを聞いていないな・・・」という日があるとなんだか気持ち悪くて、聞かずには寝られません(笑)。

皆さんもまずは、普段必ずやっている行動と英語学習をペアにして、「歯磨きをする間に単語20個見る」や「通勤中の電車の中ではシャドーイング」などルールを決めてはいかがでしょうか。

ハビットトラッカーを実践!学習の記録を視覚化

私は英語学習が大好きですが、唯一なかなか続かなかったものが、英単語帳での学習でした。だから、皆さんが「単語を覚えないといけないのに、なかなか続けられません!」とおっしゃるお気持ちはよく分かります。

先ほどお伝えしたように、「毎日やる習慣にしてしまう」と同時に、私が実践したのが「ハビットトラッカー」でした。ハビットトラッカーとは、habit(習慣)・tracker(追跡するもの)という意味で、自分が習慣にしたいことを、毎日達成できたかどうかをチェックするためのリストのことです。私のインスタグラムでも、モチベーション管理についてときどき紹介しているのですが、反応が大きかったのが、こちらのハビットトラッカーに関する投稿。

やり方は簡単です。毎日やることをすべて書き出し、その日にできた項目をカラーペンでチェックしていきます。ポイントは、なるべくスキマ時間を活用しやすいように、15分くらいでできる項目を多めに作ること。

私の場合は、単語帳での学習であれば、午前中と午後の2項目に分けて、それぞれ10分ずつでも、とにかく単語に触れたら「完了」!ハビットトラッカーがあることで、その日に何がやれていないのかが一目瞭然ですし、「せっかくなら項目を全部塗りつぶしたい!」という気持ちから、ついダラダラとしてしまう時間を活用して、英語の学習に回すことができるようになりました。

手帳で記録する以外にも、Studyplusなど学習記録をつけることのできるアプリもありますので、ぜひ活用してみてください。

SNSで学習仲間を作る

私がTOEIC990点取得と英検1級に合格できたのは、実はインスタグラムでつながっている学習仲間の存在も大きいと思っています。お互いにフォローし合い、周りの方も同じように忙しい中でも、どうにかやりくりして学習を継続している姿を見るのは大変刺激になりました。

私のように顔を出している方は少ないですし、名前すら知らない方も多いのですが、それでも勝手に仲間意識が芽生え、私が満点を取れたときには非常に多くのコメントやダイレクトメールでお祝いの声をいただきました。

また、ほかの方が目標達成された姿を見ると大変励みになり、モチベーションが上がります。私の場合は、さらに自分にプレッシャーをかけるため、「満点をとります!」と勝手に宣言をして、毎日の学習レポートをストーリーなどで投稿していました。宣言したことで覚悟もでき、本気で取り組むことができました。

インスタグラムで、いわゆる「学習垢」をされている皆さんは、真面目に取り組んでいる方が多く、社会人になって周りに同じような環境の仲間がいない方はぜひこのような場で仲間を作ってみてはいかがでしょうか。

ハッシュタグで#TOEIC勉強や#大人の勉強垢と検索してみると、同じように頑張っている学習者の方とたくさん出会うことができます。

まとめ

さて、今回はモチベーションをキープする秘訣をご紹介させていただきました。次回は、私の初のTOEIC IPテスト受験記を書かせていただく予定です。コロナ禍でオンラインのIPテストを実施する企業や教育機関も増えていることと思います。

「Part3と4の先読みができない場合、何か効果的な対策はあるの?」「TOEFL iBTをパソコンで受けたとき、長文読解が辛かったけど、TOEICはどうなの?」など、私も初めての受験なので、いろいろと疑問がありますが、実際に受験してみて、今後IPテストを受ける皆さんのお役に立てる情報を、シェアできたらと思っています!ぜひ次回もお読みいただけたら嬉しいです。

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星名亜紀

星名 亜紀(ほしな あき) 英語コーチ、TOEIC講師。大学卒業後は全日本空輸株式会社で客室乗務員として勤めたのち、外資系企業にて外国人役員秘書を経験。現在は完全マンツーマンの英語コーチのほか、専門学校のエアライン科や企業研修でTOEIC講師として活動中。また、濱崎潤之輔先生と一緒に「濱崎TOEIC研究所」オンラインサロンを開講中。TOEIC L&Rテスト990点。英検1級。
Instagram: https://www.instagram.com/hoshina_aki/