オンライン英会話の先生に「こんなとき英語でなんて言う?」と聞いてみました。今回のテーマは「遠慮しないで」。ホームパーティ―やホームステイ先でよく聞くフレーズです。
問題
次の会話の( )に入る英文はなんでしょうか?和訳を見ながら考えてみてください。
A:Thanks for having me over. I’m kind of hungry.
今日は招待してくれてありがとう。ちょっとおなか空いてるんだよね。
B:( ).遠慮しないで、冷蔵庫の中からなんでも取って食べていいよ。
解答例
「遠慮しないで」にはいろいろな表現がありますが、オンライン英会話『OKpanda』では、こんな表現が学べます。
Help yourself to anything in the fridge.
遠慮しないで、冷蔵庫の中からなんでも取って食べていいよ。
“Help yourself.”は直訳すると「自分自身(yourself)を助けて(help)」ですが、「遠慮しないで」という意味のイディオムです。
「遠慮しないで」には、ほかにもこんな表現が
「遠慮しないで」には、上で紹介したもの以外にも、いろいろな表現がありますので、ご紹介します。オンライン英会話『OKpanda』の先生が教えてくれました。
Tamara先生
Be my guest.
“Help yourself.と“Be my guest.”には「許可」のニュアンスが含まれています。“Be my guest.”は、より口語的で砕けた表現です。主に返事として使います。“Help yourself.”は提案するときにも使うことができます。(Tamara先生)
原文:Both“Help yourself” and “Be my guest” are ways of giving permission. “Be my guest” is slightly more colloquial and informal and it is most exclusively used as an answer to a question, whereas “Help yourself” can be an offer, as well.
Steffi先生
Take anything you want. You don’t need to ask.
“Take anything you want.”は「あるものはなんでも取っていいよ」という意味です。この会話での“You don’t need to ask.”は、「飲み物や食べ物を取るのにいちいち許可を求めなくてもいいよ」ということを意味しています。両フレーズともカジュアルな場で使われます。(Steffi先生)
原文:“Take anything you want” means that the person can take anything that is available at the moment. “You don’t need to ask” refers to not having to ask for permission to grab a drink or a snack (in the context where a person just mentioned to be hungry). Both expressions are used in casual conversation.
Melissa先生
Feel free to help yourself to anything in the fridge. Make yourself at home! Feel free to eat whatever you like.
“Make yourself at home.”は相手をリラックスさせるために使われる一般的なフレーズです。自分の家にいるように過ごしていいことを伝えます。“Feel free to.”は“Please feel comfortable to.”と同じ意味で、つまりは「心配せず~していいよ」と伝えるフレーズです。(Melissa先生)
原文:“Make yourself at home” is a common phrase used to tell someone to be comfortable. They are okay to act as they would in their own home. “Feel free to” means “Please feel comfortable to.” Don’t worry about doing it.
Tracy先生
Take some of what you want. Don’t hesitate.
“Take some of what you want.”は、誰かに食事を提供するときに使います。この会話での“Don't hesitate.”は、あなたの行動は正しいから、誰かを不快にさせないかを心配する必要はないことを伝える意味で使われています。(Tracy先生)
原文:To“Take some of what you want” is used especially when offering food to someone. “Don’t hesitate” in this instance is used to tell someone that it is correct or right for them to do something and they do not have to worry about offending anyone.
まとめ
日本でホームパーティ―に行く機会はなかなかなさそうですが、海外でパーティーに参加した際や、ホームステイをした際に、ホストに“Help yourself.”や“Be my guest.”と言われたら、“Thank you! It looks delicious! ”などと答えると、相手との距離がぐっと縮まりますよ。ぜひ使ってみてくださいね!
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