世界中で行われている休校や自宅でのオンライン授業、ロックダウンやリモートワークに対応して、子どもや大人が楽しめるオーディオブックを、Audibleが期間限定で無料提供中です。英語はもちろん、日本語を含め、多言語の作品を公開。登録不要で、ウェブサイトからすぐ聞けます。
Audibleが自宅で長時間過ごす人々のために音声を公開
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、自宅で長時間過ごす人が世界中で大勢いる中、Audible(オーディブル)が特に子どもたちに向けて、良質なオーディオブックを無料で公開しています。
大人向けの名作小説などもあり、日本語のものも、その他外国語のものもあるので、英語学習・語学にも大いに活用できそうです。
ハリポタ第1作を英語や日本語など6言語で俳優らが朗読!
2020年4月現在、イギリスの作家、J・K・ローリングによる世界的大ヒットのファンタジー小説シリーズ第1作である『Harry Potter and the Philosopher’s Stone(ハリー・ポッターと賢者の石)』のオーディオブックが全編、公開中。これは、「ハリポタ」の #HarryPotterAtHome というプロジェクトの一環のようです。
同書は、なんと6言語の音声が用意されています。英語版を朗読しているのは、イギリスの俳優・作家のスティーブン・フライ(Stephen Fry)氏。日本語版は、俳優の風間杜夫氏が読んでいます。
しかも、英語版の収録時間は9時間半、日本語版は12時間半以上もあります。それらを聞き放題なんて、なんたるぜいたく!
ちなみに、6言語の中でアジアの言葉は日本語のみ。マーケット的な事情がありそうですが、この場合、日本語話者は幸運なのかもしれません。
児童書の名作やティーンズ向け小説、英米の古典も!
ほかにも、英語のオーディオブックは、『Winnie-the-Pooh(クマのプーさん)』や『Peter Rabbit(ピーターラビット)』の作品集、『Anne of Green Gables(赤毛のアン)』や『Alice’s Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)』(『アリス』の朗読は俳優のスカーレット・ヨハンソン!)などの児童書が聞けます。
さらに、『ナルニア国物語』シリーズのC・S・ルイスによるノンフィクションや、『The Liar’s Daughter』『Library of Souls』など最近出版された十代向けのヤングアダルト(YA)小説も。
また、『Brave New World(すばらしい新世界)』『Frankenstein(フランケンシュタイン)』『Jane Eyre(ジェーン・エア)』『Moby Dick(白鯨)』『The Jungle Book(ジャングル・ブック)』『The Canterbury Tales(カンタベリー物語)』『Romeo and Juliet(ロミオとジュリエット)』などの古典的な文学作品もそろっています。
グリム童話や日本の昔話を英語で&多言語学習にも最適
『Little Red Riding Hood(赤ずきんちゃん)』などのグリム童話やおとぎ話、それから英語による日本の昔話(Japanese Fairy Tales)まであります!『舌切りすずめ』や『浦島太郎』などが収録されているようです。
英語と日本語の本のほか、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語の、主に子ども向けのオーディオブックもあるので、学習中の方はそちらもぜひトライしてみてください!
洋書紹介・英語多読の記事
文:Irene
ハリポタの英語音声の冒頭を聞けば、高校生のときに原書で読んだ感動がよみがえります。今はフランス語でも聞きたいです。英語と日本語の朗読をお子さんと一緒に聞くのもよさそうですね!