TOEICスコア450点アップ!950点を突破できたのは、リスニング力アップに特化したから

TOEICスコアを伸ばしたい!でもどうやって?そんな悩みを持つ方必見!スコアアップを達成した方々にその秘けつをインタビューします。今回はリスニングに特化してTOEICスコア950点を達成した青木雄介(あおきゆうすけ)さんの体験談を紹介します。

青木雄介さん(会社員)
東京工業大学を卒業後、2012年9月からイギリスのロンドン大学大学院へ留学。計量経済学の修士号を 取得 し、13年8月に帰国。14年春から日本の総合商社に勤務。東工大在学中の4年間は3カ月に1回TOEICテストを受験。入学直後は500点台後半→大学3年生の秋には860点に。留学中に950点を獲得(取材当時)。

汎用性の高いスキルとして英語力を身に付けることを決意

青木さんは、「大学在学中に、将来役立つ 汎用性の高いスキルとして英語力を身に付けよう 」と英語学習に力を入れ始めました。専門分野の統計学と計量経済学の授業に加え、自身の英語力よりややレベルが高い英語の授業に参加したり、留学生をサポートするイベントサークルに入って留学生と交流したりと、積極的に英語に触れる環境に身を置いていたそうです。

1年生の6月にTOEICテストを受けたときのスコアは500点台後半でした。「受験勉強の名残で取れたんだと思います。個人的に満足できるスコアではありませんでした」と当時を振り返る青木さん。そこで、大学を卒業するまでは 3カ月に1回、TOEICを受ける ことを自分に課し、いっそう英語学習に励みました。

スコアアップの鍵は「聞く力」

以降、独学で英語学習を続けたものの600点台以上がなかなか伸びず、リスニング力が 不足 しているのが 原因 ではないかと考えた青木さんは、アルクの通信講座「1000時間ヒアリグマラソン」を受講しはじめます。

「自分のスケジュールに合わせて英語をたくさん聞ける教材内容」が受講の決め手 だったという青木さん。 早速、通学時間や昼休みなどを利用して、毎日最低2時間は英語を聞きました。TOEICテストの出題形式は 把握 していたため、普段の学習は主にヒアリングマラソンのみ。そして毎回受験直前に、 公式問題集や市販の対策問題集を集中的に解いた そうです。

リスニングセクションの中でも、青木さんが特に苦手だったのはPart 2。全30問の応答問題を10分間で解くため、質問を聞いて適切な答えを素早く選んでいくスピードが求められます。質問を聞き逃すと終わり、というプレッシャーになかなか慣れることができなかったと自分の弱点を 分析 していました。

 「Part 3、4は 英語の内容自体を聞き取れる かどうか がポイントなので、大量の英語を聞いて内容を 把握する というヒアリングマラソンでの学習が 有効 でした。でも、 正しい応答文を選ぶPart 2は専用の対策が必要 だと気付き、公式問題集や市販のリスニング対策問題集で練習を繰り返しました。また、英語表現のストックを増やせば、瞬時に 把握 できる英文の量も増えるはずだと思い、頻出表現をノートにまとめ、何度も見直していました」。

こうした努力の結果、リスニング力は大幅に向上。 同時に リーディング力も上がり、800点前半へのスコアアップを果たしました。

900点以上を目指すなら総合力アップが必須

大学卒業後はイギリスの大学院に留学したいと考えていた青木さんはその後、TOEICテストを受験しつつ、留学に必要なスコアを獲得するためTOEFLテスト 1 とIELTS 2 の対策に専念しました。 

勉強のかいあって、青木さんはイギリスのロンドン大学大学院に無事進学。留学先で受験したTOEICテストで自己最高点の950点を 取得 しました。

「800~900点はTOEICテスト専用の対策勉強で取れると思うのですが、 900点を超えるためには英語力を全般的に高める必要がある と思います。僕の場合、最初はリスニング力アップに力を入れましたが、それ以外にサークル活動を通じて英語を使う機会も多く、3年生になってからはTOEFLやIELTS対策を通してもスピーキング力やライティンでグ力を鍛えることができました。ロンドンに留学後は、授業や友達との付き合いなど普段の生活で英語を使っていたので、結果的に総合的な英語力が付いたと感じています」と青木さん。

これからは専門分野の知識と英語力を武器に、社会人として頑張っていきたいと意欲満々です。 

青木さんがよく使用した教材

1000時間ヒアリングマラソン

1982年に開講して以来、アルク人気 No .1の通信講座。生きた英語を聞き取り、多彩なトレーニングによって「本物の英語力」を身につける教材です。ネイティブスピーカーが使うリアルな会話やニュース英語、映画のセリフなどさまざまなジャンルの素材がたくさん収録されているだけでなく、トレーニングで力が付くようしっかり導き、細やかなカリキュラムに沿って学習を進めます。

詳細はこちら

Barron's TOEIC Practice Exams
 

※本記事は、アルクの情報誌『マガジンアルク』2014年9-4号に掲載したインタビューを再編集しています。

取材・文 岡田真紀/マガジンアルク編集部
編集:末次志帆

*1 : Test of English as a Foreign Language。英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテスト。

*2 :International English Language Testing System。留学や検収、海外移住申請用の英語検定試験で4技能を問われる。

『ENGLISH JOURNAL BOOK 2』発売。テーマは「テクノロジー」

現在、ChatGPTをはじめとする生成AIが驚異的な成長を見せていますが、EJは、PCの黎明れいめい期からITの隆盛期まで、その進化を伝えてきました。EJに掲載されたパイオニアたちの言葉を通して、テクノロジーの歴史と現在、そして、未来に目を向けましょう。

日本人インタビューにはメディアアーティストの落合陽一さんが登場し、デジタルの時代に生きる英語学習者にメッセージを届けます。伝説の作家カート・ヴォネガットのスピーチ(柴田元幸訳)、ノーベル生理学・医学賞受賞のカタリン・カリコ、そして、『GRIT グリット やり抜く力』のアンジェラ・ダックワースとインタビューも充実。どうぞお聴き逃しなく!

【特集】PC、IT、そして、ChatGPT・・・パイオニアたちの英語で見聞する、テクノロジーの現在・過去・未来
【国境なきニッポン人】落合陽一(メディアアーティスト)
【スピーチ&インタビュー】カート・ヴォネガット(作家/柴田元幸訳)、ケヴィン・ケリー(『WIRED』創刊編集長、未来学者)、レイ・カーツワイル(発明家、思想家、未来学者)、ジミー・ウェールズ(ウィキペディア創設者)、アンジェラ・ダックワース(心理学者、大学教授)、【エッセイ】佐藤良明

詳細・ご購入はこちらからどうぞ!

Amazon.co.jp
楽天ブックス

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
英会話は直訳をやめるとうまくいく!
詳しく見る
メルマガ登録