インターネットやSNSの普及で、新語の誕生と変化が加速している昨今、ネイティブが会話で用いる新語をキャッチアップすることが難しくなっています。アルクの新著『これからの英単語』から、最新語彙がどれくらいわかるか、自分の英単語力を試してみましょう。
英単語クイズ
先進国での平均寿命は伸び続け、人々の健康意識は高まるばかり。そんな中、新型コロナウイルスの流行で、ライフスタイルの変更まで余儀なくされています。ウィズ/アフター・コロナで使用頻度が高まる語彙です。
delivery ">Q. 1 contactless delivery
During lockdown I only dealt with restaurants that offered contactless delivery and insisted that their delivery staff wear face masks and maintain social distancing.ロックダウン中、私は、( )をしていて配達スタッフがマスクをしてソーシャルデスタンスを維持しますとうたうレストランにしか注文しなかった。
Q. 1 答えと解説
食品などの品物を配達する際、直接手渡すことを避けて、ドア外やロッカーに置いておくなどの方法を取ること。ロックダウンでフードデリバリーなどがより一般的になったが、 同時に 、ウイルス感染のリスクを減らすため非対面で配達することも普通になっている。
Q. 2 dadbod
When his younger female co-workers said he had a dadbod , Darren laughed and said he would take that as a compliment .年下の女性の 同僚 から( )ですねと言われたダレンは、笑いながら、褒め言葉だと受け取っておくよと返した。
Q. 2 答えと解説
bodyを略したbodは以前から、女性の体つきを鑑賞するなど人の体をモノとして見る場合に使われてきた。が、これがdadと結びつくと、dad rockやdad jokeと同じように、ほんのりからかいのトーンを帯びてくる。
Q. 3 mask mouth
I had a really bad case of mask mouth after I wore one while I was doing errands downtown this afternoon. I couldn’t wait to get home and take off my face mask.今日の午後、用事で街まで出ている間マスクしてたら、( )しちゃって大変だった。家に帰ってマスクを外すのが待ちきれなかったわ。
Q. 3 答えと解説
マスクを着けているうち湿気が水滴になって口の周りに付くこと。多くの人は不快に感じている。特に蒸し暑い天気の時に、マスクの中に湿気がこもるのは不快だ。mask mouthは2つの語が同じm-で頭韻を踏んでいて、キャッチ―なフレーズになっている。
Q. 4 workation
George’s wife hated how every summer he’d ruin the family holiday by treating it as a workation ? he couldn’t forget about his work even when he was sitting poolside at a tropical resort.ジョージの妻は夫が毎夏の家族旅行を( )して台無しにしてしまうのに我慢がならなかった。彼はトロピカルリゾートのプールサイドにいても仕事のことが 頭から離れないのだった。
Q. 4 答えと解説
work (仕事)とvacation(休暇)の合成語で、休暇旅行をしながら仕事をすること。コロナ禍以前からよく使われていた語だが、パンデミック中には多くの人が旅行に行けずに家にいるため、workationよりもstaycation(自宅での休暇)の方が断然現実的である。
Q. 5 bubble
Since the pandemic began, I haven’t even had a cup of coffee with anyone outside my bubble .パンデミックが始まって以来、私は自分の( )外の誰ともコーヒー一杯飲んでないわ。
Q. 5 答えと解説
現実世界からの逃避や孤立を思わせるやや否定的な意味で使われていたが、コロナ禍の文脈では肯定的な意味を持つようになった。例えば、あなたのバブルの中にいる人たちは、家族などソーシャルディスタンスをとらなくていい人たちである。
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