EvernoteやInstagram、ビットコインやストライプなど、トップ企業のエグゼクティブの英語に触れてプラスアルファの力をつける!

最近よく聞く「キュレーション」ってなに?

このところ題になっている「キュレーション」というワード。

すっかりコピペやパクリと同義語になってしまいましたが、もともと英語の“curation”は、単に人が作ったものや情報を並べて見せるのではなく、あるテーマや文脈、目的に沿って収集・ 整理 し、新しい価値を生み出すことを指しています。

“curation”によって、私たちは物事や情報をより深く理解したり、楽しんだりできる というわけです。

語学の素材にも「キュレーション」が必要

語学にも同じことが言えます。

情報があふれかえる現代、ネット上には語学の素材となるものは星の数ほどあります。特に英語の場合、リーディングの素材となる英文はもちろん、動画も音声もたくさん提供されていますね。それらを使って勉強すれば、もちろん費用はタダです。

しかし、ネットから拾った素材だけで英語力をブラッシュアップする・・・というのは、実はかなりの上級者でないと難しいのではないでしょうか。

ネット上の英語には、汚い言葉や差別的な表現もあれば、「友達どうしならいいけれどビジネスの場では不向き」という場合もあります。

さらに、英語のレベルが難しすぎたりやさしすぎたりすると、せっかく勉強しても効率的にレベルアップすることは難しいでしょう。

そこで、ビジネスパーソンや就職を控えた大学生におすすめしたいのがこのシリーズです。

CD付 BeNative! ITの英語
この2冊のもとになったのは、話題の英語学習アプリ『BeNative』。 www.benative.com

膨大な量の生の動画データを、独自にデータマイニング。ビジネスパーソンが最もよく使う語彙や表現に絞ってレッスン化しています。

つまり、 星の数ほどある英語学習素材の中から、ビジネスパーソンの学習にふさわしいものをキュレーション してくれているわけです。

回刊行された2冊では、ITと金融にテーマに、各分野の第一線で活躍するエグゼクティブのインタビューやプレゼンテーションを収録しました。もちろん、長年の実績を持つアルクの語学書づくりのノウハウは随所に生かされているので、プラスアルファの効果が得られるはずです。

覚えておきたい!『ITの英語』に登場する12人

『ITの英語』に登場するのは、これらのそうそうたる面々。あなたが愛用しているサービスもあるのでは?彼らのインタビューを聞いていると、まるで有名なスタートアップの裏側を覗いているような感覚に。わくわくしながら聞くことができます。

  1. ピクサー&ディズニー・アニメーション・スタジオ/エドウィン・キャットマル
  2. Evernote/フィル・リービン
  3. オキュラスVR/パーマー・ラッキー
  4. Instagram/マイク・クリーガー
  5. Facebook/マイク・シュレーファー
  6. Microsoft/ペギー・ジョンソン
  7. スラック/スチュワート・バターフィールド
  8. Google/イエンス・リーゲルスバーガー
  9. IBM/ロブ・ハイ
  10. Dell/マイケル・デル
  11. エヌビディア/ダニー・シャピーロ
  12. Twitter/マイク・デビッドソン
それぞれのインタビューやプレゼンのあとには、話の中に登場した重要ワードやフレーズを詳しく解説したコーナーがついています。例えば、Evernoteのフィル・リービンならこんな具合です。
It's the  lowest common denominator   form of communication , so it crosses organizational boundaries really well .

 

それがコミュニケーションの最もシンプルな形です。ですから、組織の境界を軽々と超えてくれます。

また、取り上げたテーマに関連してぜひ覚えておきたいワードやフレーズもピックアップされています。同じくフィル・リービンのインタビューを例に見てみましょう。
cockroach of Internet

意味:インターネットのゴキブリ

ポイント:Eメールがしぶとく生き残るツールだろうと考えていることの比喩

pivot

意味:・・・を方向転換する、・・・を路線変更する

ポイント:ITビジネスにおいては、ビジネスモデルや製品の方向転換を行い、市場のニーズに一致させるという意味でつかわれる

「単語の意味はわかるのに、文全体だと何を言っているのかわからない・・・」というときには、その業界独自の意味で使われていることが多いもの。

本書で重要ワードの使い方を押さえておけば、それらの話題についていくのがぐっと楽になります。IT業界で働く人だけでなく、現代のビジネスパーソンなら覚えておいて損はありません。

こちらも要チェック!『金融の英語』に登場する12人

状況が目まぐるしく変化し、その変化がほかの分野にも多大な 影響 を与えるのが金融業界。また、電子マネーや決済方法の変化は、私たち個人のライフスタイルにも大きな変化をもたらしています。ビジネスパーソンなら、金融業界で働く人以外でも、話題の企業や人物を押さえておきたいもの。本書が取り上げるのはこのメンバーです。

  1. Visa/ジョナサン・ヴォ―
  2. ハーバード・ビジネススクール/クレイトン・クリステンセン
  3. Intel Capital/クリスティン・ヘロン
  4. イートロ/ヨニ・アシア
  5. トランスファーワイズ/クリスト・カーマン
  6. ペイパル・ブレインツリー/ジョン・ラン
  7. NASDAQ/アダム・コスティヤル
  8. ビットコイン・ファウンデーション/ギャビン・アンダーソン
  9. ストライプ/ジョン・コリソン
  10. リベル・システムズ/リサ・ファルゾン
  11. ダウ・ジョーンズ/ポール・メラー
  12. ドイツ銀行/JP・ランガスワミ
もちろん、『金融の英語』にも重要なワードやフレーズを紹介するコーナーは健在。ビットコイン・ファウンデーションのギャビン・アンダーソンを例に取って見てみましょう。
He certainly knew the history of the cypherpunks of the 90s who wrote a lot about digital cash.

 

彼は確実に90年代のサイファーパンクの歴史を知っていました。彼らは電子マネーについて多数執筆しました。

電子マネーは“digital cash”なんですね。これは覚えておくとさまざまなシーンで役に立ちそうです。

続くテーマに沿った重要ワードとフレーズを取り上げるコーナーでは、こんな表現が解説付きで紹介されています。

cryptocurrency

意味:暗号通貨

ポイント:crypto-は「暗号化された、秘密の」という意味の接頭辞

cross border payment

意味:際送金

ポイント:crossは何かを横断したりすること。ビジネスでよく使われる言葉にクロスセールス、クロスプロモーション、クロスマーケティングなどがある

押さえておけば英文の理解がぐっと楽になるものばかり。また、そのまま日本語として使われているワードも多いので、ひととおり本書を読み終えたら金融関連の用語に強くなっているはずです。

2017年に、最高のスタートを!

年末年始は慌 ただし いように思えますが、意外と時間が取れる時期でもあります。この時期にBeNativeシリーズでじっくり学んでおけば、来年は幸先の良いスタートが切れるはず。世界のエグゼクティブが話す英語を通して、ビジネスパーソン必須の「本当に使われている英語」を習得する絶好のチャンスです。

ビジネスパーソンはもちろん、4月から社会人になる方、転職を意識している方にもおすすめ。ぜひ取り組んでみてください。

CD付 BeNative! ITの英語
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構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、g?t??)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。

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