「現実を見て」と一口に言っても、「誰か本人に本当のことを教えてあげて」「現実的に考えて」「事実を受け止めて」「いい加減、目を覚まして」など、場面によって自然な英語表現は異なります。英語では、勘違いしている人について皮肉っぽく言う Who’s gonna tell her?、現実的な判断を促す Be realistic、事実と向き合うよう伝える Face the facts、強い口調で気付きを促す Wake up など、ニュアンスに応じて使い分けるのがポイントです。今回は、「現実を見て」にまつわる英語表現を4シーン別に紹介します。
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1. Who’s gonna tell her?:誰か彼女に現実を教えてあげて
英語表現:Who’s gonna tell her?
ニュアンス:本人だけが現実に気付いていない状況を、皮肉や冗談を交えて指摘する
使用シーン:恋愛などで勘違いしている人について、周囲の人と話すとき
例文
She thinks he’s flirting with her.
彼女、彼が自分に気があると思ってるんだ。
Who’s gonna tell her?
誰か彼女に教えてあげなよ……。
ひと言英語メモ
Who’s gonna tell her? は、直訳すると「誰が彼女に言うの?」。本人だけが勘違いしていて、周囲は本当のことを分かっている場面で、「誰か現実を教えてあげて」という皮肉を込めて使います。本人に直接「現実を見て」と言う表現ではなく、第三者に向けたひと言です。相手によって him や them に変えられますが、からかいや見下した響きになることもあるので、使う場面には気を付けましょう。
2. Be realistic:現実的に考えて
英語表現:Be realistic.
ニュアンス:理想や希望だけでなく、実際の条件や実現の可能性を考えるよう促す
使用シーン:相手が無理のある計画や、楽観的すぎる見通しを話しているとき
例文
I can become fluent in English in a week, right?
1週間で英語をペラペラに話せるようになるよね?
Be realistic. It takes time.
現実的に考えて。時間がかかるものだよ。
ひと言英語メモ
realistic は「現実的な」という意味です。Be realistic. は、計画や期待について「実際に可能か考えて」と伝える表現。ただし、言い方によっては冷たく聞こえることもあります。Let’s be realistic.(現実的に考えよう)と言うと、自分も含めて考える姿勢を示せます。
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3. Face the facts:事実を受け止めて
英語表現:Face the facts.
ニュアンス:認めたくないことでも、目の前の事実と向き合うよう促す
使用シーン:相手が明らかな問題や、都合の悪い現実を認めようとしないとき
例文
Maybe he’s just busy. He hasn’t replied in a month.
忙しいだけかも。もう1カ月返信がないけど。
Face the facts. He’s probably not interested.
現実を見て。たぶん脈がないんだよ。
ひと言英語メモ
face は、動詞では「向き合う」という意味もあります。Face the facts. は、「事実から目をそらさないで」と、現実を受け入れるよう促す表現です。Be realistic. が計画や期待の現実性に焦点を当てるのに対し、Face the facts. は、すでに分かっている事実を認めることに焦点を当てます。
4. Wake up:いい加減、目を覚まして
英語表現:Wake up.
ニュアンス:甘い考えや思い込みを捨て、実際に起きていることに気付くよう強く促す
使用シーン:相手が問題を軽く見ていたり、根拠のない期待を抱き続けていたりするとき
例文
He keeps borrowing money, but I’m sure he’ll pay me back someday.
彼、何度もお金を借りてくるけど、いつかきっと返してくれるよ。
Wake up. He’s taking advantage of you.
目を覚まして。利用されてるんだよ。
ひと言英語メモ
Wake up. は、本来の「起きて」という意味から転じて、「現実に気付いて」「目を覚まして」という意味でも使われます。相手をはっとさせるような強い表現なので、親しい間柄でも口調には注意が必要です。Wake up and smell the coffee.(いい加減、現実を見て)という慣用表現もあります。
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