勤務先が外資系だったり、上司や 同僚 に外国人がいたり。仕事で英語を使う方なら押さえておきたいのが、自分の意図を伝える「機能表現」です。覚えておけば、仕事がぐっとスムーズに。書籍 『相手と場面で使い分ける 英語表現ハンドブック』 から紹介します。今回は、「自分が○○をしてよいか?」と尋ねる「許可を求める」表現です。
相手との距離を確認しよう
許可を求める表現としてすぐ思い浮かぶのは、“ May I ...?” や “Can I ...?” でしょうか。両方とも同等の立場の人に対して使いますが、“ May ”を使うほうが丁寧です。
目上の人にはどんな表現を使うのでしょう? ポイントは相手との距離感。こちらの図を見てください。

あなたと相手との、心理的、社会的距離によって、使う表現が変わってきます 。相手との距離感をしっかりつかんで、状況に合った英語表現を使いたいものです。
同僚 ">ややカジュアル:相手は気の合う 同僚
図の左上Ⅰの領域。心理的にも社会的にも近い場合です。カジュアルな表現でOKです。
あなた:Jim, can I use your computer? Mine seems to be on the blink .親しい 同僚 には、この “ Can I ... ? ” と並んで、“ Do you mind if I ... ? ” や、“ Is it OK if I ... ? ” がよく使われます。(ジム、あなたのコンピューターを使ってもいい? 私のは調子が悪いみたいなの。)
相手:Sure. No problem .
(ああ、いいよ。)
また、「どんなことを頼むか」によっても使われる表現は変わります。例えば、「1万円借りてもいい?」とちょっと高額なお金を借りるような場合は、“ can ” ではなく、“ Could I borrow ¥10,000 ? ” と “Could ” を使って、丁寧な感じを出したほうがいいでしょう。
同僚 ">ややカジュアル:相手は転職してきたばかりで付き合いの浅い 同僚
次は図の左下、Ⅲの領域。「社会的には近いけれど、心理的には遠い」という関係です。上記の「気の合う 同僚 」よりも、もう少し気を使う相手です。
あなた:It's getting hot in here. Would you mind if I turned on the air conditioner?「気の合う 同僚 」の場合は、“ Do you mind if I ... ? ” ですが、付き合いの浅い 同僚 の場合には “ Would you mind if I ... ? ” がよく使われます。(ここ、暑くなってきたな。エアコンをつけてもいいかな?)
(いいわよ。どうぞ。)
どちらも相手は「 同僚 」で立場は同じなのですが、心理的に距離があるため、気を使った言い方をしているわけです。
相手の許可を得たいのですから、心理的にせよ社会的にせよ、「距離がある」と感じる場合には、より丁寧な表現を使ったほうがいいでしょう。
ややフォーマル:相手は長年の付き合いで信頼する部下
図の右上、Ⅱの領域。長年付き合いがあり「心理的には近い」のですが、職場での上下関係があり「社会的には遠い」という関係です。
あなた: Would you mind if I opened the window?先ほどと同じ表現が出てきました。この場合、「心理的には近い」のですが、上司と部下という関係で「社会的には遠い」ので、気を使った言い方をしています。(窓を開けても構わないかな。)
相手: No , not at all . Go ahead .
(もちろん構いません。どうぞ。)
アメリカのビジネス社会では特に、立場が下の相手に対しても、このような控えめな表現を使う 傾向 があります。
ほかには、“ Could I ... ? ” や “Can I ... ? ” もよく使われます。
よりフォーマル:相手は着任したばかりの上司
図の右下、Ⅳの領域。社会的にも心理的にも距離がある関係です。これは気を使いますね。さて、どんな表現を使うのでしょうか。
あなた:I think I lost my earing around here. Wold it be possible to take a look around ?着任間もない上司のデスクの周辺をうろうろするのは、かなり気が引けますね。響きが硬く、あらたまった感じの強い、“ Would it be possible to ... ? ” という表現を使っています。(この辺でイヤリングを落としたみたいなんです、辺りを探してもいいでしょうか。)
相手:Yes, go ahead .
(ええ、どうぞ。)
もう少し軟らかい感じにしたい場合は、“ Could I ... ? ” や “ Could I possibly ... ? ” でもよいでしょう。
さらに込み入った内容の許可を求める場合には、“ May I have your permission to ... ? ” という表現が使われることも。「~するのにあなたの許可をいただけますでしょうか」といった、かなりあらたまった感じがする表現です。
まとめ

いかがでしたか? 「許可を求める」というのは、ちょっとドキドキするシチュエーション。相手が知り合ったばかりの 同僚 だったり、上司の場合はなおさらですね。
相手に失礼のない表現を使って、スムーズに許可をもらいたいものです。ぜひマスターしてましょう。
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構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、g?t??)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。
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