「英語多読ニュース」(7月31日号)。今回取り上げるのは、寝ても寝ても、まだ眠い。そんな人に役立つ(かもしれない)睡眠に関する話題です。
7~8時間睡眠で得られるものとは?
午後2時、3時。オフィスのデスクに座っていていると眠くなって仕方がない・・・。そんな方は、適切な夜の睡眠が取れていないのかもしれません。
“Deep sleep is critical, but so too are the other stages of sleep,” Dr. Robbins said. “It is actually this rhythmic process, experienced in totality during the recommended seven to eight hours for adults, that allows us to wake up refreshed.” Experiencing each stage of sleep at night is also vital for “mood, alertness, general health, well-being, and longevity,” she said.
「熟睡することは大事ですが、それ以外の(浅い)段階の眠りも大切です」とロビンズ博士(ニューヨーク大学の研究者)は話した。「大人に必要な7、8時間睡眠全体で通るこの周期的なプロセスが、目覚めを気持ちのよいものにします」。また、夜に眠りのすべての段階を通ることは「気分、覚醒度、健康全般、幸福感、そして長寿」にとっても欠かせないと博士は述べた。
出典: If You're Always Tired During the Day, 2 Sleep Experts Have a Few Suggestions For You
夜に質の良い睡眠を取る方法
上で紹介した記事は、夜、質の良い睡眠(熟睡:deep sleep)を取る方法を7つ紹介しています。そのいくつかを見てみましましょう。
Exercise: Working out releases endorphins, “mood elevators, which can dampen stress and improve sleep onset and quality,” Dr. Robbins said.
運動する:汗を流すことでエンドルフィンが放出される。「これは気分を高めるもので、ストレスを抑え、睡眠に入りやすくなり、質も高めてくれます」とロビンズ博士は言った。
Limit alcohol: While alcohol has sedative properties, consuming too much before bed could make you have a restless sleep, Dr. Zammit said.
アルコールを制限する:アルコールには鎮静作用がある一方、就寝前に過剰に摂取すると、しっかりとした睡眠が取れなくなると、ザミット博士(睡眠障害に関連する機関のディレクター)は話した。
Adjust your sleep environment: Sleep in a cool enough room (between 65 and 68 degrees with as little light and noise as possible. Also make sure that your mattress and pillows are cool and comfortable.
睡眠環境を整える:十分にすずしく(華氏65~68度〈摂氏18~20度〉)、光と騒音がなるべく入らない部屋で眠る。また、マットレスと枕がひんやりと気持ちいいようにしておく。
18~20度というのは、東京の夏の気温から考えると低すぎる気もしますが、つまるところ適温で、ということかもしれません。
そのほかのアドバイスについて気になる方は、記事の後半「Tips For Getting Deeper Sleep aka, Better Sleep」(より深い睡眠〈つまりより質の良い睡眠)を取る方法)の部分をご覧ください。
暑い夏が到来し、寝苦しい夜が多くなると思いますが、少しでもしっかりとした睡眠を取り、昼間は気持ちよく活動的に過ごしたいですね。
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