「英語多読ニュース」。今回お届けするのは、音楽バンド、ザ・ビートルズやソロ活動を通じて、無数の名曲を生み出した故ジョン・レノン氏の通知表の話です。
ジョンを教えた先生たちが通知表に残したコメントは?
学期末、通知表を受け取るときはドキドキした!という思い出を持つ方は多いと思います。
mymodernmet.comLike most kids, you probably remember the fearful dread of getting your school report cards. If you were never a straight-A student, chances are you had hidden talents in other, more creative fields. This was the case for the late John Lennon, who in September 1956, received a not-so-positive report on his teenage academic endeavors.
ほとんどの子どもがそうであるように、あなたも学校の通知表を受け取るときのゾッとする気持ちを覚えているでしょう。絶対にオール5を取れない生徒だったとしたら、ほかのもっとクリエイティブな分野で発揮できる、隠れた才能があったかもしれませんね。故ジョン・レノンはそんな生徒でした。1956年9月、ティーンエイジャーだった彼は、学業成績がそれほど良くない通知表を受け取りました。
成績表はジョンが15歳のときのもの。彼は先生たちから、どんなコメントをもらっていたのでしょう。
宗教教育の先生は次のようにコメントしているそうです。
Attitude in class most unsatisfactory.
授業中の態度が非常に悪い。
数学の先生はというと…
He is certainly on the road to failure if this goes on.
今のままの状態が続くなら、彼は間違いなく脱落者となります。
次のコメントは体育とフランス語の先生のコメントです。
His work always lacks effort. He is content to ‘drift’ instead of using his abilities.
彼がすることには常に努力が足りない。持っている力を使わず、流されることに満足しています。
An intelligent boy who could be very much better with a little concentration in class.
授業中に少し集中することができれば、もっと良くなるはずの頭の良い子です。
そして校長先生。
He has too many wrong ambitions and his energy is too often misplaced.
彼は幾つもの間違った野心を持ち、エネルギーの注ぎ方を誤っていることが多すぎます。
どの先生も一貫して容赦がありません。でも、ジョンはそのくらいの異端児だったということ。学校が全てではない――そんなことが分かる超有名な例、ということがわかります。
アメリカの歴史学者マイケル・べシュロス氏のTwitterアカウントの投稿で、ジョンの成績表を見ることができます。
ちなみに芸術の先生からのコメントは肯定的なもので、歌唱の欄はなぜか空白です。素晴らしすぎて絶句した…ということかもしれませんね。