米海軍と空軍の小競り合いは俳優トム・クルーズが原因?! 英語多読ニュース

「英語多読ニュースフラッシュ」(6月6日号)をお届けします。過去1週間の海外ニュースから、GOTCHA! 編集部が気になった話題をご紹介! 

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2位じゃダメなんですか?」

2009年、当時の政権与党だった民主党が始めた事業仕分けで飛び出した有名なせりふですが、俳優トム・クルーズさんの投稿がもととなり、米海軍と空軍がその「2位じゃダメなんですか?」を思い出させる小競り合い(feud)を演じました。

小競り合いの発端となったのは、クルーズさんがSNSに投稿した、1986年公開の大ヒット映画『トップガン』の続編の制作開始を知らせる写真でした。

『トップガン』といえば、米海軍の若手パイロットたちが主人公の物語。当時彼らが乗ったのは艦上戦闘機F-14でしたが、今回のクルーズさんの投稿に写っていたのは別の戦闘機F-18でした(上の画像に写っている戦闘機)。

するとその写真を見た人たちの間で「F-18は海軍の最新戦闘機ではない!」「もっと別の速いのがある!」など論争が始まり、それに加担する形で、米海軍と米空軍も言い争いを始めました。

movieweb.com

文字数:約650字(Reading Time:約6分30秒)

「もしマーヴェリックが最速を望んでいたなら、空軍のF-15E戦闘爆撃機に乗り込めばよかった!知ってたかい?時速1875マイル(約3000キロ)まで出るんだ」(DYKは「Did you know?」の略)「なあ覚えておけよ、2番じゃ意味がないんだ」(映画『トップガン』の登場人物のせりふを引用した発言)

このせりふ、「2位じゃダメなんでしょうか?」と問い詰められたスーパーコンピューター事業の担当の方に、ぜひ引用していただきたかった。

それはともかく、空軍も負けていません。

「君らが言っている2番なんて、F-15の辞書には載っていない。記録を見ろ!」

上の記事は取り上げていませんが、外野からこんなツイートもあったようです。

「速さの話をしたいって?それなら時速1万6000マイル(時速約2万6000キロ)なんてどうだい?」(Air Force Space Command(空軍宇宙軍団)は、米空軍で宇宙関連の作戦を行う組織のこと)

さすがソーシャルメディアを生んだ国。お硬いはずの公的機関がSNSを余裕で使いこなしている様子が印象に残りました。

かつてモンローが暮らした部屋がスイートルームに

6月1日は、生きていれば92歳を迎えたはずのアメリカの大女優、マリリン・モンローさんの誕生日でした。このタイミングに合わせて、ニューヨークにあるレキシントン・ホテルが、ノーマ・ジーン・スイートという客室をオープンしました(ノーマ・ジーンというのは、モンローさんの本名です)。

彼女は1954年に野球のジョー・ディマジオ選手と結婚し、その後、短期間だけこの部屋で生活をしたことがあるとのこと。その客室を改装して作ったのが、今回のスイートルームだそうです。

Monroe was reportedly living in this suite while she filmed her famous skirt-blowing scene in the “Seven-Year Itch ,” which was filmed just a few blocks from the hotel. The Norma Jean suite is now going from $1,200/night.

モンローは『7年目の浮気』の有名なスカートが吹き上げられる場面を撮影する間、このスイートルームで生活をしたという。その場面はホテルからわずか数ブロックの場所で撮影されたのだ。ノーマ・ジーン・スイートは一泊1200ドルから。

ny.curbed.com

文字数:約250字(Reading Time:約2分30秒)

モンローさんとディマジオさんの結婚期間は1年足らず。このスイートルームで生活した期間はそれよりさらに短いようですが、大女優と名選手の気分を味わうにはいいかもしれませんね。一泊に1200ドルを出せるなら、ですが。

ところで92歳の誕生日を祝った記事も、いくつか出ていました。こちらはファッション関係で、モンローさんが履いた靴を写真で紹介している記事。

footwearnews.com 下の記事は、20世紀のファッションアイコンとしてモンローさんを紹介する写真スライドです。 www.chicagotribune.com

当時、世界中の男性をとりこにしたモンローさんですが、こうやって振り返ってみると、今でもその魅力や大女優のオーラが感じられますね。

アイスキャンディーの香り付き切手が登場

…といっても、こちらはアメリカの話。アメリカ合衆国郵政公社(USPS)が、香り付きの切手を発売するそうです。

香り付きといえば子どものころ、コーラやラムネ、クッキー、チョコレートやイチゴなどのにおい付き消しゴムが流行したことがありました。その切手バージョンということですね。

www.cnet.com

アイスキャンディーの図柄の切手は、いったいどんな香りがするんでしょう。USPSは明確に答えていませんが、ヒントは出しているようです。

In recent years, frozen treats containing fresh fruit such as kiwi, watermelon, blueberries, oranges and strawberries have become more common . In addition , flavors such as chocolate, root beer and cola are also popular.

近年、キウイやスイカ、ブルーベリー、オレンジやストロベリー風味の冷菓が一般的になってきました。加えて、チョコレート、ルートビアやコーラの味も人気があります。

切手の図柄は10種類。日本にもこんな切手があったらいいのに!と思い、調べてみましたが、同様の切手が過去に発売された かどうか はわかりませんでした。

アメリカで発売されたら、どなたかエアメールを編集部まで!

 

文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)

高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。Amazon Prime ビデオとNetflixに時間を取られすぎているのが、最近の悩み。

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