英語力を鍛えるメンタルの作り方。「正しい心」と「正しい方法」とは? 英語学習の鉄板メソッドを紹介

もうすぐ始まる新年度、新しいことに挑戦したくなる時期ですよね。「今度こそ英語を・・・」なんて、去年の今ごろも言っていませんでしたか? 今年こそ「本当に英語ができる人」になるか、それとも「英語ができるようになりたいとずっと言っている人」のままか!?  前者を目指すなら、確実に結果を出せる方法で始めましょう! 3月10日発売の新刊『英語力はメンタルで決まる』は、そんなあなたの強い味方です。

英語力はメンタルで決まる
 

著者の西田さんてどんな人?

著者の西田大(にしだ まさる)さんは、TOEICテスト満点、英検1級、通訳案内士(国家資格)に合格と、実にうらやましい英語力の持ち主。高校の英語教師として20年近く英語を教えてきた、英語教育のプロフェッショナルでもあります。

また、英語学習者に人気のWebサイト 「RareJob English Lab」 では週刊でコラムを連載。掲載本数はすでに80本を超えました。

こう聞くと、さぞかし海外の滞在経験が豊富かと思いきや、なんと留学経験もまったくなしの「純ジャパ」。現在でも英語学習者として、TOEICテストを毎月のように受けて、実力の維持と向上にはげんでいるそうです。

そんな自身の経験から 「英語を学ぶのに特別な能力は必要ない」 と断言。英語を「学ぶこと」にも「教えること」にも精通している人だからこそ言える、信頼できる言葉ですね。

西田さんは英語力 に関して「伸びないのは、能力 不足 ではなく努力 不足 。正しい気持ちで正しい学習法をすれば必ず結果が出る!」 と言ってくれています。ほかの人よりもよい結果を求めるなら、その分努力をするべきとも。ではその努力っていったいどうしたらいいのでしょう?  具体的な 方法を少しだけご紹介しましょう。

1.「質」の前に「量」をこなすべき!

英語を学習するとき、量より質を求めていませんか? 忙しい社会人は、学生に比べてなかなか時間が取れないもの。頼りたくなるのは、「効率のよい学習法」ですよね。ところがこれが落とし穴。 どんなに質の良い学習をしても、一定の量を確保しないと成果は出ない というのが西田さんの持論です。「自分は要領がいいから、量をやらなくても質の高い英語に当たれば大丈夫」と考えている人もいるかもしれません。しかし残念ながら、英語学習に頭の良さは関係ないのです。学生時代に受験したことを思い出してみてください。よい結果が出たのは頭がよかったからではなく、努力したからではありませんか?

勉強する時間がなく、効率的に学びたいと思っている人は多いでしょう。しかし、楽に習得できる方法などありません! 英語学習で成果を上げている人たちは、誰も楽なんてしていないのです。日本語と英語は構造がまったく違うので、習得に時間がかかって当たり前。まっとうに 取り組み ましょう。

2.いつでもどこでも勉強できるメンタルを作れ!

忙しい社会人は、まとまった時間が取れないのも事実。だからこそ、いつでもどこでも勉強しようという意識は、とても大切なことといえます。集中できる場所を探し続けるのでは、いつまでたっても勉強を始められません。どんなところでも集中できるようにしましょう。

重要なのは、「やる気になるのを待つ」のではなく「待たずにやる気にしてしまう」こと。スキマ時間を活用するなら、電車の中や待ち合わせ前など、「あらかじめこの時間ができたらこれをする!」と決めておくのがおすすめ。 自分にとって100%心地のよい環境はありえません。 肝心なのは置かれている環境でどれだけ努力できるかです。

すぐに は出ないことを忘れずに!">3.結果は すぐに は出ないことを忘れずに!

英語学習の結果は、期待するほど早くは出ません。努力した分、期待していると、結果が出なかったときにやる気をなくしてしまうことも。1カ月などの短いスパンではなく、年 単位 のスパンで考えてみましょう。短い期間で挫折してしまうのはもったいない!

モチベーションをアップするには、定期的にTOEICテストや英検を受験しましょう。良質な英語の問題がそろっているので、英語力を測るにはうってつけです。

4.英語学習は基礎から!暗記と英文法なくして英語はマスターできない

日本人にありがちなのが、効率的な学習を重視するあまり、基礎を軽視してしまうこと。軽視されがちな二大基礎は暗記と文法。特に暗記は不要という考えにとらわれている人は要注意です。

大量のインプットはアウトプットの幅を広げてくれます 。自分で使える語彙や構文を増やしていくことは、英語力アップに欠かせません。実際、英語が堪能な人が多いインドや韓国では、徹底した詰め込み教育が行われています。

さらに、「文法は英語における地図のようなもの」と西田さんは 指摘 しています。たとえば料理をはじめて作るときにはレシピを見ますよね。英語を話すときも、一定の枠組みが必要です。英文法を用いて「読む」「書く」「聞く」「話す」を行っていることを忘れてはいけません。

まとめ

英語力は一日にしてならず! 楽してマスターできないのは残念ですが、本書を読んで、英語学習の「正しい気持ち」と「正しい学習法」を知れば、英語は必ずものになります。今度こそ英語を習得したいあなたにとって、かけがえのない1冊となること間違いなしです。

英語力はメンタルで決まる
 

西田大(にしだまさる)
1973年生まれ。関西大学文学部英文学科卒業。TOEIC990点(満点)、英検一級、全国通訳案内士。23年間にわたり県立高校教員として勤務した後、通訳、英語講師として独立。通訳としての技量は高く評価され、国際会議や各国の大臣クラスの通訳にもアテンド。英語講師としては、TOEIC・英検等の検定試験から実用英語まで、幅広い分野の英語学習に精通し、その学習法・対策法は注目を集めている。著書に『 「音読」で攻略TOEIC(R)L&Rテストでる文80 』(かんき出版)、『 英語力はメンタルで決まる 』(アルク)、『 TOEIC(R)テストに必要な文法・単語・熟語が同時に身につく本 』(かんき出版)など。

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