今現在、一部の大手企業では社内で英語しか使わないと決めている企業もあるほど国際化が進んでいます。これから先、国際化はどんどん進んで行くことが 予想 でき、英語を話せない人は仕事の選択肢が狭まるかもしれません。
そこで自分の英語力がどのくらいにあるのかを知りたいと思う人も多いでしょう。
それに最も適しているのは「TOEIC」です。
では「TOEIC」とは何か、またTOEICを初受験する際に700点を目指すには、どのように勉強すれば良いのかを紹介します。
TOEICとは?
TOEICは世界約150ヵ国で 実施 されている英語力を測ることのできるテストです。地域ごとの独特の言い回しなどは全て排除されている問題で構成されているため、世界共通の 基準 として活用できます。
また、合否ではなく10点から990点までのスコアで評価されるという特徴もあります。
問題はリスニング(45分間、100問)とリーディング(75分間、100問)の計2時間、200問のマークシートで行われます。
ここでご紹介するTOEIC700点は日本人になじみの深い英検で例えると、「準一級にやや及ばないレベル」と考えると良いでしょう。
TOEIC初受験のためのリスニングの勉強法
まず、TOEICのリスニング試験は4つに分かれていることをご存知でしょうか?
その4つは「写真描写問題」「応答問題」「会話問題」「説明文問題」です。難易度の高い「会話問題」と「説明文問題」が7割程度を占めていますが、700点を目標にするなら全てで点数を取る必要があります。
ではどのように勉強法をすれば良いのでしょうか?
まず最初にするべき事は「英語を聞くことに慣れる」という事です。
日本語と英語は発声方法もリズムも違います。日本語は「口発音」と呼ばれる喉を緊張させて発する発音法ですが、英語は「喉発音」と呼ばれる喉をリラックスさせて音を響かせる発音法です。
また、リズムも2ビートの日本語に対し、英語は3ビートと違います。こういった事が日本人に取って英語が難しいと言われる要因でもあります。
分かりやすい例を挙げると、日本人は「R」と「L」の利き分けが難しいですよね?これが発音法の違いが与える 影響 なのです。
ではどのように勉強をすれば良いのでしょうか?当たり前かもしれませんが、とにかく英語を聞いて耳を英語に慣れされることです。
TOEIC に関して は多くの参考書が出ています。リスニングの参考書であればCDなどが付いており、スタンダードな英語を耳にできるようになっています。
ここでただ聞くだけでなく、上記の2つの違いを分かった上で聞いてみてください。そうすることで、ただ聞くだけよりも理解力が数段アップするはずです。
もう1つが理解できる単語を増やすという事です。特に写真描写問題では、一番目立つ物に対してではなく、写真に小さく写っているようなマニアックな物に対しても質問が出たりします。
その時に単語自体の意味が分からないと、何に対して質問をされているのかが分かりません。これらを繰り返しすることでリスニングの点数を上げることができます。
TOEIC初受験のためのリーディングの勉強法
ではリーディングの勉強法はどうすれば良いのでしょう?
リーディングは「短文穴埋め」「長文穴埋め」「長文読解」の3つに分かれています。
中でも長文読解は100問中54問と多くのウェイトを占めています。
つまり、リーディングを勉強する上で必要なのは、英語の文章の読解力を上げるという事です。
これを上げるためにTOEICの問題集を繰り返しするという人もいるでしょう。確かに問題の 傾向 なども分かり、間違った勉強法ではないと思います。
しかし、初めての受験で700点を目指すには正直足りない部分も多くなります。そこでおすすめするのは「英語だけの本などを購入し精読する」という事です。
分からない単語などはその都度調べながら読む。
そうすることで英文に対しての読解力が大幅に向上します。また、多くの単語を知ることもできるのでリーディングの勉強法としては向いています。
TOEIC初受験の進め方
リスニング試験は自分で調整できる試験ではありません。リーディング試験は時間配分が非常に重要になります。
長文読解が54問あるので、75分のうちに55分程を当てる必要があります。つまりその他の2つはそれぞれ10分程で解かなければなりません。
ただそれなりに点数も取らなければ700点は難しくなるので、適当にするのではなくきちんと解く必要があります。
この2つのパートをいかに正確に早く解き、長文読解に時間を残すかがリーディング試験で点数を取るポイントになります。
TOEICは非常に難しい試験です。
英語が得意な人であればまだ良いですが、そうでない人が初受験で700点を目指すのは簡単ではありません。
そのためにはとにかく英語に触れて、英語を日本語と同じくらい自然なものにするしかありません。
TOEICは様々な参考書や通信教育などもあります。たとえ初受験で700点を取れなかったとしても何度でも受験できますので、とにかく繰り返し根気よく勉強することが一番の近道になります。
執筆:高橋ゆかり
趣味の海外旅行で現地の人とコミュニケーションするのが大好きな子育て奮闘中ママ&ライター
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