「英語の感覚」を磨く『IDIOMATIC』クイズ第4弾!:10月13日(日)、山崎竜成先生のイベント申し込み好評受付中

頻出の言い回しを覚えて英語力を磨く1冊、『大学入試 飛躍のフレーズ IDIOMATIC 300』。その著者・山崎竜成先生が登場するイベントが10月13日(日)に開催されます。これを記念して、同書に掲載の問題を当日まで毎日出題中。「ここでしか聞けない」話が満載のイベント詳細も併せて要チェックです!

英語力を飛躍させるヒントがきっと見つかる!

発売後即重版となるなど、話題と人気を集めている『大学入試 飛躍のフレーズ IDIOMATIC 300』。本冊は300ページ超えのボリュームで、掲載の問題300問は全て山崎先生による書き下ろしです。イベントではその制作秘話のほか、実際の入試問題を解く時間も予定しています。

  • 開催日時:2024年10月13日(日)19:00~20:30
  • 登壇者:山崎竜成先生
  • 開催場所:ジュンク堂書店池袋本店
  • 参加方法:下記サイトからチケットをご購入ください。「ジュンク堂書店池袋本店での会場参加」か、「オンライン視聴」するか、お選びいただけます。(オンライン視聴する場合は、書籍付きのチケットもあります)
  • 「会場参加チケット」は2024年10月13日18:30までの販売となりますのでご注意ください。
  • アーカイブ配信もございます。配信期間など詳細については下記サイトでご確認ください。

イベント詳細・チケット購入ページはこちらをクリック


問題

イベント当日まで、『IDIOMATIC』に実際に掲載している問題を2問ずつ出題中です。頻出フレーズを身に付けることは、英語学習のあらゆる面で役に立ちます。第4弾も頑張りましょう!

これまでの問題(001~006)に挑戦する

第1~3弾の問題に挑戦したい方は下記リンクにアクセスしてください。
【第1弾の問題はこちらから】
【第2弾の問題はこちらから】
【第3弾の問題はこちらから】


【学習の手順】
  1. 問題を見て、空所に入る単語を考えましょう。答えが分からない場合は、「ヒントはここをクリック」を押してください。4つの選択肢が表示されます。(文法的には解答が複数あり得る問題もありますが、英語として一番自然で頻度の高いものを選びましょう。)
  2. 「解答」を確認し、不正解だった場合は必ず「解説」をしっかり読み、学習しましょう。「解説」には関連情報も数多く提示しています。また、問題文の設問部分以外の重要表現についても解説していますので、正解だった問題についても、ぜひ読み込んで学習にお役立てください。

007

A "theory" is going viral on social media that cats' fur colors are a clue to their personality. For instance, orange cats are dumb, if TikTok is anything to go (   ). But we have to take such claims with a grain of salt.

007のヒントはここをクリック

(A) by
(B) with
(C) through
(D) in

008

Whenever a tragic mass shooting takes place in the United States, it is easy to think that an outright ban on guns will solve this issue. However, it isn't as (   ) as that.

008のヒントはここをクリック

(A) vague
(B) simple
(C) train
(D) complicated


解答

007の解答はここをクリック
  • (A) by
    A "theory" is going viral on social media that cats' fur colors are a clue to their personality. For instance, orange cats are dumb, if TikTok is anything to go ( by ). But we have to take such claims with a grain of salt.
008の解答はここをクリック
  • (B) simple
    Whenever a tragic mass shooting takes place in the United States, it is easy to think that an outright ban on guns will solve this issue. However, it isn't as ( simple ) as that.

解説を読む

007

A "theory" is going viral on social media that cats' fur colors are a clue to their personality. For instance, orange cats are dumb, if TikTok is anything to go by. But we have to take such claims with a grain of salt.
猫の毛色が猫の個性を知る手掛かりになるというとある『理論』がSNSで急速に広まっている。例えば、もしTikTokを信じるなら、チャトラはおばかさん、といった具合だ。しかし、私たちはそういった主張は話半分に聞くべきだ。


go by X は「Xを基に判断する」という意味で、それを使った if X be anything to go by(Xを基に判断するなら)自体がよく使われる言い回し。

go byを含むその他の重要表現
as time goes by:時がたつにつれて(= as time passes
go by appearances:見た目で判断する
go by the name of X:Xという名で通している、Xという(偽)名を使っている

ここにも注目!

  1. a theory that SV は「~という理論」という意味。that節は同格(のthat)と呼ばれ、名詞の内容を表す。

    同格のthat節が取れる名詞の例
    concept:概念 / conclusion:結論
    condition:条件 / conviction:確信
    danger:危険性 / demand:要求
    desire:願望 / doubt:疑い
    evidence:証拠 / expectation:期待
    explanation:説明 / fact:事実
    fear:不安 / feeling:気持ち
    hope:見込み / hypothesis:仮説
    idea:考え / implication:暗示
    impression:印象 / information:情報
    likelihood:可能性 / myth:神話
    news:知らせ / notice:通知
    opinion:意見 / plan:計画
    point:論点 / possibility:可能性
    prediction:予想 / probability:可能性
    problem:問題 / promise:約束
    proof:証拠 / proposal:申し出
    recognition:認識 / remark:発言
    report:報告 / request:要望
    risk:危険、恐れ / rumor:うわさ
    statement:声明 / suggestion:提言
    suspicion:疑い / theory:理論・説
    thought:考え / truth:真実
    wish:願望

  2. go viral は「ネットで拡散される、バズる」という意味。

    〈go 形容詞〉型のその他の重要表現
    go bankrupt:倒産する
    go wild:興奮する、手に負えなくなる
    go extinct:絶滅する
    go awry:うまくいかない
    go mad:発狂する、怒る
    go bad:悪くなる、腐る

  3. clue to X は「Xへの手掛かり」という意味。clue に関しては have a clue (about / as to) wh-(~の手掛かりがある)、have no clue (about / as to) wh-(~が一切分からない)、provide a clue(手掛かりを提供する)などの言い回しを覚えておくとよい。

  4. take X with a grain of salt は「Xを話半分に聞く、Xを疑う、Xを真に受けない」といった意味のフレーズで、命令文や shouldhave to などを伴い「助言」の文脈で使われることが多い。


008

Whenever a tragic mass shooting takes place in the United States, it is easy to think that an outright ban on guns will solve this issue. However, it isn't as simple as that.
悲劇的な銃乱射事件がアメリカで起きるたび、銃を一切禁止してしまえばよいと思いがちだ。しかし、ことはそう単純ではない。


It [This] isn't as simple as that. は「これはそんなに単純な話ではない、ことはそう単純ではない」という意味のよく使われる言い回し。肯定文の It [This] is as simple as that.(それだけのことだ、こんなにも単純な話だ)も大変よく使われる。同じ意味で easy も使えるが、simple の方がはるかに頻度が高い。

as ~ as を含む表現としては、他に X as diverse as Y を覚えておきたい。これは That research has had a tremendous influence on fields as diverse as psychology, linguistics, and cognitive neuroscience.(その研究は心理学、言語学、認知科学といった多様な分野に多大な影響を与えてきた)のように「Yのような多様なX」という意味で使われる。

これは「Yと同じくらいXが多様」ということを言っているのではなく、YXの具体例になっている点に注意したい。such X as Y(YのようなX)と同じく具体例を挙げる表現で、さらにその具体例が「多様である、多岐にわたる」ことを強調した言い方である。

simpleを含むその他の重要表現
simple は、「単純そうに見えて実際にはそんなことはない」というニュアンスのフレーズでよく用いられる。a simple but effective solution(単純だが効果的な解決策)に含まれる〈simple but 形容詞〉は必ず覚えておきたいフレーズ。副詞との組み合わせでは seemingly [deceptively] simple(見かけ上は単純な)が頻出。なお、pure and simple は「全くの、純然たる」という意味のフレーズで、He is motivated by greed, pure and simple.(彼は純然たる強欲さによって突き動かされている)のように文末に置いて直前の名詞を修飾する形で使うことが多い。

ここにも注目!

  1. a mass shooting は「銃乱射事件」の意味。関連して a shooting incident(発砲事件)、a school shooting(学校での銃乱射[銃撃]事件)などは書けるようにしておくとよい。mass に関しては a mass of X(大量のX)、in a mass(かたまりで、集団で)、the masses(一般大衆≒ the public)、a weapon of mass destruction(大量破壊兵器)などの言い回しも知っておこう。

  2. It is easy to do は、「~するのは容易である」という意味の他に「ついつい~してしまいがち」という tend to do のニュアンスで使われることが多い。「意図せずして、ついうっかり、気を抜くとつい」といった雰囲気を読み取りたい。副詞の easily に関しても同様で、「簡単に」だけでなく「すぐに~してしまう、~してしまいがち」の意味合いで用いられることが多い。例えば、Some people (can) get sick easily. は「簡単に病気になれる」ではなく、「病気にかかりやすい、病気がちだ」ということを言っている。助動詞のcancouldmightと共に用いられることが多い。また、all too easily(あっという間に、あっけなく、かなりの確率で)は丸ごと覚えておきたい。

  3. an outright ban on X は「Xの全面禁止」という意味の頻出フレーズで、an outright ban on guns(銃の全面禁止≒ banning guns altogether)のように使う。outright を含む頻出表現には他に an outright lie(全くのうそ)、outright rejection(あからさまな拒絶)、outright hostility(あからさまな敵意)などがある。


本日はここまでとなります。明日の問題もお楽しみに!


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イベント詳細&申し込みページ:「IDIOMATIC300執筆のあれこれ」

山崎 竜成(やまざき たつなり)
山崎 竜成(やまざき たつなり)

予備校講師。最近は英語でリアリティーショーを見ながら英語の勉強をしている。
X:@yamazaki_prepE

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