10月13日(日)19時開催の、山崎竜成先生登壇イベントを記念してお届けするクイズ第2弾!発売後即重版決定の山崎先生著書『大学入試 飛躍のフレーズ IDIOMATIC 300』で、「よくある言い回し」をしっかり身に付けましょう。「見たことある」気はしても、解けなければ自分のものにできたとは言えないのです・・・!
『IDIOMATIC』制作の裏話が聞けるイベント詳細
イベントは、東京・池袋にある「ジュンク堂書店池袋本店」での開催です。現地での参加はもちろん、「遠くて行けない・・・」という方もオンラインで視聴いただけますよ!
- 開催日時:2024年10月13日(日)19:00~20:30
- 登壇者:山崎竜成先生
- 開催場所:ジュンク堂書店池袋本店
- 参加方法:下記サイトからチケットをご購入ください。「ジュンク堂書店池袋本店での会場参加」か、「オンライン視聴」するか、お選びいただけます。(オンライン視聴する場合は、書籍付きのチケットもあります)
- 「会場参加チケット」は2024年10月13日18:30までの販売となりますのでご注意ください。
- アーカイブ配信もございます。配信期間など詳細については下記サイトでご確認ください。
問題
初回に続いて、本日も2問の出題です。「よくある言い回し」を自分のものにできているか、ぜひ挑戦してみてください!
初回の問題(001、002)に挑戦する
第1弾の問題をまだ解いていない方は、こちらからどうぞ!
【学習の手順】
- 問題を見て、空所に入る単語を考えましょう。答えが分からない場合は、「ヒントはここをクリック」を押してください。4つの選択肢が表示されます。(文法的には解答が複数あり得る問題もありますが、英語として一番自然で頻度の高いものを選びましょう。)
- 「解答」を確認し、不正解だった場合は必ず「解説」をしっかり読み、学習しましょう。「解説」には関連情報も数多く提示しています。また、問題文の設問部分以外の重要表現についても解説していますので、正解だった問題についても、ぜひ読み込んで学習にお役立てください。
003
It will be a while before the drug is tested in clinical trials, much less marketed to the general population, since its effects and side effects are still ( ) understood.
003のヒントはここをクリック
(A) very
(B) poorly
(C) negatively
(D) improperly
004
The bloody war waged between the two armed forces caused an unprecedented number of civilian casualties in the ( ) of two weeks. One general said the territory was worth fighting for.
004のヒントはここをクリック
(A) term
(B) room
(C) case
(D) space
解答
003の解答はここをクリック
- (B) poorly
It will be a while before the drug is tested in clinical trials, much less marketed to the general population, since its effects and side effects are still ( poorly ) understood.
004の解答はここをクリック
- (D) space
The bloody war waged between the two armed forces caused an unprecedented number of civilian casualties in the ( space ) of two weeks. One general said the territory was worth fighting for.
解説を読む
It will be a while before the drug is tested in clinical trials, much less marketed to the general population, since its effects and side effects are still poorly understood.
その効能と副作用が十分に分かっていないので、その新薬が臨床試験にかけられるのはだいぶ先で、一般向けに市販されるのは言うまでもなくさらに先だ。
poorly understood は「十分に理解されていない」という意味の頻出フレーズ。 poorly educated(十分な教育を受けていない)、poorly attended(出席者が少ない⇔ well attended(出席者が多い))、poorly conceived(ちゃんと考えられていない)、poorly designed(設計の甘い)、poorly written(下手な書き方の)、poorly equipped(設備が不十分な)のような過去分詞との組み合わせ、perform poorly(成績が悪い)、play poorly(お粗末なプレーをする)、do poorly(成績が悪い、下手である)といった動詞との組み合わせも押さえておこう。
その他、be poorly off(貧しい= be badly off ⇔ be well off(裕福だ))、fare poorly(芳しくない結果である⇔ fare well(良い結果となる))なども基本。
ここにも注目!
It will be a while before SV は「しばらくは~しないだろう」という意味で、It will be a long time before SV としても同じ。逆の意味の It won't be long before SV(すぐに~するだろう)も必ず覚えよう。以上の表現では be の代わりに take を用いることもできる。before は副詞節だが、この表現では例外的に節内で will、would が使われることも多い。before に関しては他に as [like] never before(かつてないほどに)、as [like] before(以前のように)、before long(まもなく)、before everything(何よりもまず)なども覚えておこう。
a clinical trial は「臨床試験」という意味で、新しい薬などをその効力や安全性を検証するために実際に人間の患者に試験的に使用することを指す。clinical を含む表現としてその他重要なものに a clinical setting がある。ケース・バイ・ケースでさまざまな意味になるが、ひとまずは「実際に薬や医療が施される状況・環境」といった意味だと覚えておくとよい。他に a clinical study ≒ clinical research(臨床研究)もよく使われる。
X much less Y は「Xは~ないし、Yは言うまでもない」という言い回しで、XとYには対等な要素(名詞と名詞、動詞と動詞、形容詞と形容詞など)が並ぶ。X still less Y、X let alone Y も同様の意味、用法だと考えてよい。いずれも否定文で使うのが一般的だが、必ずしも not を含む文とは限らず、否定の意味合いがあれば使われる。本問も「しばらくは…ない」という文脈なので使用可能となっている。なお、before は「~する前→~しないうちに」という感じで否定文と近い環境を作りやすいと考えておくとよい。
the general population は「一般人、一般市民(= the general public )」という意味。
side effects は「副作用」という意味。薬だけでなく政策や技術などについても使われ、いずれも「予期せぬ好ましくない結果や効果」を指す。
The bloody war waged between the two armed forces caused an unprecedented number of civilian casualties in the space of two weeks. One general said the territory was worth fighting for.
2つの武装軍の間で行われた血みどろの戦争は前例を見ない数の一般市民の犠牲者をたった2週間という期間で出してしまった。1人の指揮官は自分たちの土地は戦ってでも守り抜く価値があるものだと語った。
in the space of X は X に期間を表す語句を置いて「(たった)X という期間で(≒ in the course of X)」という意味になる。「まさかこんな短期間で」というニュアンスで使われることが多い。
space に関しては、他にneed some [more] space(いくらかの[もっと]時間[自由/余裕]が必要である)、enough space for X to do(Xが~するのに十分なスペース[余裕])、stare [gaze/look] into space(空を見つめる、何を見るでもなくぼーっと遠くを眺める)、a waste of space(役立たず、スペースの無駄)なども覚えておきたい。
ここにも注目!
wage (a) war は「戦争をする、戦争を行う」という意味。wage a campaign(キャンペーン[運動]を行う)をセットで覚えておこう。war に関しては the Second World War / World War II(第二次世界大戦)、go to war(戦争に行く、戦争になる)というフレーズも大切。
civilian casualties は「一般市民の犠牲者」という意味で、「兵士ではなく一般市民」であることを強調して使われる。
be worth fighting for は「戦ってでも守る[勝ち取る]価値のある」という意味の頻出フレーズ。worth を用いた決まり文句はたくさんあるが、ここでは be worth waiting for(待つだけの価値がある、期待する価値がある)という言い回しを併せて覚えておこう。
fightを含むその他の重要表現
fight with X:Xと一緒に戦う、Xを相手に戦う
fight against X:Xを相手に戦う
fight over X:Xを巡って争う
fight a war:戦争をする
fight a losing battle:負け戦をする
fight an election:選挙戦を戦う
fight it out:とことん戦う[議論する]
put up a good fight:勇敢に戦う、善戦する
本日はここまでとなります。明日の問題もお楽しみに!
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【イベント詳細&申し込みページ:「IDIOMATIC300執筆のあれこれ」】
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