コロンビア大学大学院で英語教授法を学んだサラさんが、すぐに実践できる発音のコツを教えてくれる連載、「コロンビア大学TESOLサラの英語発音ジム」。今回も前回に引き続き「アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い」について解説してくれました。
こんにちは、英語ジム らいおんとひよこ®代表のサラです。前回は「アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い」をテーマに、アメリカ英語発音でまずはおさえておきたい最も重要な6つのポイントについてお話ししました。
アメリカ英語では、newが「ニュー」でなく「ヌー」と発音されたり、abilityのtの音がabilidyのように「速いd音のflap t」で発音されたりすることなどを紹介しました。
さて、前回に引き続き今回も英語学習者が知っておきたいアメリカ英語とイギリス英語の違いを見ていきます。意外に知られていない発音の細かな違いや、上級者でも盲点になり得る知識についても解説していきます。どれも今日からすぐに実践可能なものばかりなので本記事を読みながらぜひ声に出して発音してみてくださいね!
あなたのアメリカ英語度をチェック
まずは前回のウォームアップ問題No.7〜No.16の記憶をリフレッシュしましょう。以下の語を声に出して発音してみてください。これら単語はすべてアメリカ英語とイギリス英語で違いがあるもの、または違いが生まれる可能性があるものです。
No7. twenty
No8. gulf
No9. rotate
No10. garage
No11. dictionary
No12. laboratory
No13. missile
No14. clerk
No15. tomato
No16. talk
※ウォームアップ問題の前半(No.1〜No.6)については前回の記事で解説しています!
発音してみていかがですか?アメリカ英語での発音とイギリス英語での発音の差を思い浮かべることができたでしょうか?「え?これってアメリカ英語とイギリス英語で違う発音なの?」という語もあったかもしれませんね。さっそく違いを整理していきましょう!
interviewの発音はinner view?!消えるt
twentyの2つ目のtが聞こえず、twenyのように聞こえた経験はありませんか?また、interviewという語のtの音が聞こえずinner viewのように聞こえたことはありますか?
実はアメリカ英語ではスペルでnの後にtが続くと、発音する際にtの音がしばしば消えてしまう((nの後に弱い母音が続く場合にtが消えてしまうように聞こえます。鼻音化した弾音(nasalized flap)の一種と考えることもできますが、事実上ほとんど聞こえなくなっていることも多いため、本記事では「消える」と表現します。))のです。twentyもinterviewも、nの後にtがありますね。
単語 | 発音 |
---|---|
twenty | tweny |
interview | inner view |
internet | inner net |
winter | winner ※勝者winnerと同じ発音 |
発音する際にtの音が消えてしまうことを「silent t」と呼ぶことにします。silent tはどんなときも必ず起こるわけではなく、話者のスピードや話しているときの状況や単語によって差がありますが、アメリカ英語ではかなり頻繁に起こるのでぜひ覚えておきましょう。カジュアルでスピードが速い*会話で特によく聞きます。リスニングで速い会話を聞き取るためにもsilent tの知識は重要ですので普段から意識しておくとよいでしょう。
「湾」という意味のgulfの発音は「ゴlf」?!
「文化」を意味するcultureは日本語でもカタカナで「カルチャー」と言われたりしますが、culture/ˈkʌltʃɚ/の出だしの/kʌl/の音が「カl」というより「コl」のように聞こえたことはありませんか?実はこれもアメリカ英語でよく見られる発音の傾向です。
まずはこの現象の前に、/ʌ/の発音のポイントを軽く確認しましょう。
/ʌ/はcup/kʌp/やcome/kʌm/の母音ですが、口をあまり開けずに短く「ア」と発音します。口を開き過ぎないことがポイントです。
cupを「カーp」、comeも「カーm」と無意識に伸ばし過ぎて発音してしまっている学習者もしばしば見受けられますが、/ʌ/は短く発音することを常に意識しましょう。
cupは「カp」、comeは「カm」です。または、短く発音することを意識するために「ヵp」「ヵm」のような小さく短い「ヵ」のイメージで発音してみるのもおすすめです。((/ʌ/はイギリス英語とアメリカ英語で若干音質が異なります。イギリス英語では舌が前寄りで日本語の「ア」に近い音になることもある一方、アメリカ英語の/ʌ/は日本語の「ア」と比べて舌は後ろ寄りでしばしばかなり暗い音色になります。ちなみに/ʌ/の記号はturned v(逆さのv)やcaret(キャレット)、またはwedge(くさび)などと呼ばれます。))
さて少し話がそれましたがculture/ˈkʌltʃɚ/の出だしcul-/kʌl/の音の話に戻りましょう。/kʌl/は先ほど説明したように、短く「カ」と発音すればよいので「カl」と発音すればOKです。
しかしアメリカ英語では、cultureのcul-/kʌl/の音が「カl」というより「コl」という感じでしばしば発音されます。
実はアメリカ英語では、
/ʌl/「アl」の発音→「オl」
のように発音されることも少なくないです。よって、「湾」を意味するgulf/ɡʌlf/はしばしば「ガlf」というより「ゴlf」のように聞こえます。
この現象はほかにも
- result/rɪˈzʌlt/
- ultra/ˈʌltrə/
などたくさんの語で起こります。「結果」を意味するresultの-sult/zʌlt/は「ザlt」というより「ゾlt」に、ultraは「アltra」というより「オltra」のようにしばしば発音されるのです。
必ず「アl」ではなく「オl」のように発音しないといけないわけではありませんが、アメリカ英語ではかなり頻繁に耳にする現象です。リスニングのときもこの知識は非常に重要なので覚えておきましょう。
これもアメリカ英語とイギリス英語の違い?!アクセントの位置
次は意外と知られていないアメリカ英語とイギリス英語の違い、アクセント位置について紹介します。アクセントの位置でアメリカ英語式とイギリス英語式をごちゃ混ぜに使ってしまうと非常にアンバランスに聞こえます。
アメリカ英語アクセント | イギリス英語アクセント |
---|---|
RO tate | ro TATE |
VI brate | vi BRATE |
FRUS trate | frus TRATE |
上記の単語のように-ateのスペルで終わる語はアメリカ英語とイギリス英語でアクセント位置が異なる傾向があり、アメリカ英語では第1音節にアクセントが付くことが多いことを知っておきましょう。アメリカ英語派の人は一貫してアメリカ式に統一することが重要です。
massageはどこにアクセントを付ける?
アメリカ英語とイギリス英語でアクセントの位置が異なるものはほかにもあります。
例えば、フランス語からの借用語はイギリス英語では前にアクセントが、アメリカ英語では後ろにアクセントを付けるのが好まれる傾向があります。
単語 | アメリカ英語アクセント&発音記号 | イギリス英語アクセント&発音記号 |
---|---|---|
garage | ga RAGE/ɡəˈrɑːʒ/ | GA rage/ˈɡærɑːʒ/ |
baton | ba TON/bəˈtɑːn/ | BA ton/ˈbætɒn/ |
アメリカ英語ではgarage「ガレージ、車庫」は第2音節-rageにアクセントがあり、ga RAGE /ɡəˈrɑːʒ/と発音されます。
同様にbaton「バトン」も第2音節-tonにアクセントがあり、ba TON/bəˈtɑːn/と発音されます。((garage,batonはアメリカ英語・イギリス英語ともにほかの発音バリエーションもありますが便宜上1つだけ発音記号を載せています。))
salon「サロン」、massage「マッサージ」などもフランス語由来の語彙で、アメリカ英語では後ろの第2音節アクセントが好まれます。sa LON, mas SAGEのように発音するとアメリカ英語らしくなります。
ところで、「フランス語由来」と言われてもピンとこないと感じる人も多いかもしれません。そんなときは辞書を引いてみましょう。フランス語由来の語は英和辞典や英英辞典を引くと「フランス」や「French」というラベルが記載されているものや語源が説明されているものもあります。意識して辞書でチェックする癖をつけましょう。
こんなにも違う語彙!アメリカ英語vsイギリス英語
アメリカ英語とイギリス英語の違いは発音だけでなく単語やフレーズにも表れます。
例えば、
brolly/ˈbrɒli/ 傘
これは純粋なイギリス英語の語彙で、アメリカ英語ではほとんど聞くことはない語でしょう。そのほか以下の語彙もアメリカとイギリスで異なることが多いです。
意味 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
飛行機 | airplane | aeroplane |
自動車 | automobile | motorcar |
反時計回り | counterclockwise | anticlockwise |
発音だけでなくこのようなワードチョイスでも一貫してアメリカで好まれるものに寄せるとぐっとアメリカ英語らしくなります。
このようにアメリカとイギリスで異なる語やフレーズが使われているケースはほかにもたくさんあります。英和辞典や英英辞典では「米」「英」「主に米」「主に英」などのラベルが付いているものも多いので普段からチェックする癖をつけましょう。
また、本記事では深く触れませんがスペルもアメリカ英語とイギリス英語で大きく異なります。アメリカ英語で「真ん中」はcenterですがイギリス英語ではcentre、「色」はアメリカ英語ではcolorですが、イギリス英語ではcolourと綴ります。
意外に知られていない冠詞の付け方の違い!
さて、上級者でも意外に盲点になるのが、a/anやtheの冠詞の付け方がアメリカ英語とイギリス英語で異なる場合があるということです。
例えば、「彼は重体だ」などを意味するフレーズは多くの辞書で
He’s in critical condition. アメリカ英語で好まれる
He’s in a critical condition. イギリス英語で好まれる
という解説が記載されています。実際に、ニュースなどを聞いているとアメリカ英語では、aが付かないbe in critical conditionをかなり聞きます。アメリカ英語では絶対にaが付かないというわけではありませんが、このような冠詞の有無も意識すると、より「アメリカ英語っぽさ」が出ます。
ほかにも、「入院している」というフレーズは一般的に
He’s in the hospital. アメリカ英語で好まれる
He’s in hospital. イギリス英語で好まれる
となり、アメリカ英語ではtheを付けるのが好まれる傾向があります。繰り返しますが、絶対的なことではなく、イギリス英語でも特定の病院を指す場合はtheが付きます。このような違いに注目してニュースなどを聞くとより楽しめます。
冠詞の付け方で違いがあるものは辞書に載っていることも多いので、注意深く見る癖をつけて感度を上げていきましょう。フレーズや冠詞でも一貫してアメリカ英語式にすればあなたのアメリカ英語度はさらに上がります!
dictionaryはアメリカ英語では語尾をはっきり発音!
次は-ory,-ary,-ery,-monyなどで終わる語におけるアメリカ英語とイギリス英語における発音の違いです。これらのスペルで終わる語は、イギリス英語ではその部分の母音が弱化したり消えてしまう傾向が強いですが、アメリカ英語でははっきりと発音されます。
単語(意味) | アメリカ英語発音記号 | イギリス英語発音記号 |
---|---|---|
territory(領域) | /ˈtɛrəˌtɔːri/ | /ˈtɛrət(ə)ri/ |
dictionary(辞書) | /ˈdɪkʃəˌnɛri/ | /ˈdɪkʃən(ə)ri/ |
monastery(修道院) | /ˈmɑːnəsˌtɛri/ | /ˈmɒnəst(ə)ri/ |
testimony(証言) | /ˈtɛstɪˌmoʊni/ | /ˈtɛstɪməni/ |
例えば、アメリカ英語ではterritoryの-tory部分は/tɔːri/「トーri」のように「トー」部分を伸ばしてはっきりと発音します。一方イギリス英語ではtとrの間にはっきりとした母音は入りません。
同様に、アメリカ英語ではdictionaryの-nary部分は/nɛri/「ネry」のように「ネ」の部分をはっきりと発音します。イギリス英語ではnとrの間にはっきりとした母音は入りません。
初めてこの違いを聞く人はこれら語尾のアメリカ英語発音とイギリス英語発音の差を「微妙な違い」に感じるかもしれません。しかし、この「語尾の微差」がアメリカ英語らしさ、イギリス英語らしさを生みます。
慣れてくるとこの語尾の発音の差は非常にはっきりと聞こえるようになるはずです。極端な話、例えばterritoryという単語を聞いただけでアメリカ英語かイギリス英語かが一瞬で判断できるようになります。
なお、「研究所」を意味するlaboratoryは-oryで終わっている語ですが、語尾の発音が異なるだけでなく、アクセントの位置もアメリカ英語とイギリス英語で異なる語です。
単語 | アメリカ英語発音記号 | イギリス英語発音記号 |
---|---|---|
laboratory | /ˈlæbrəˌtɔːri/ | /ləˈbɒrətri/ |
アメリカ英語では第1音節にアクセントを付けてLABoratoryです。territoryの発音と同様、laboratoryの-tory部分は/tɔːri/「トーri」のように「トー」部分を伸ばしてはっきりと発音します。
missileはアメリカ英語では「ミサイル」と発音しない?!
dictionaryのパターンとは逆に、イギリス英語でははっきりと発音されるが、アメリカ英語ではその部分の母音が弱化する傾向がある語があります。
例えば、-ileのスペルで終わる語はイギリス英語では母音が/aɪl/「アィl」とはっきりと発音されます。
単語(意味) | アメリカ英語発音記号 | イギリス英語発音記号 |
---|---|---|
missile(ミサイル) | /ˈmɪsl/ | /ˈmɪsaɪl/ |
fragile(壊れやすい) | /ˈfrædʒl/ | /ˈfrædʒaɪl/ |
missileはイギリス英語では-ssile-部分は/saɪl/「サィl」と発音されるので日本語の「ミサイル」に近い発音になります。
一方アメリカ英語では、-ssile-部分は弱化して/sl/と発音されるので、ミサイルでなく「ミソl」のような発音になります。
beenはアメリカ英語ではbinと発音?!
そのほかにも、さまざまな発音の違いがアメリカ英語とイギリス英語にはあります。
単語 | アメリカ英語発音記号 | イギリス英語発音記号 |
---|---|---|
been | /bɪn/ | /biːn/(or/bɪn/) |
schedule | /ˈskɛdʒuːl/ | /ˈʃɛdjuːl/ |
clerk | /klɚːk/ | /klɑːk/ |
tomato | /təˈmeɪtoʊ/ | /təˈmɑːtəʊ/ |
be動詞の過去分詞形beenはアメリカ英語では/bɪn/と発音され、「箱」などを意味するbinと同じ発音です。
私の経験上、アメリカ英語を目指している学習者でも多くの人が「ビーn」と伸ばして発音してしまっているように思います。「ビーn」のように伸ばして発音する/biːn/の発音はイギリス英語で好まれるので注意しましょう。
scheduleはアメリカ英語では/ˈskɛdʒuːl/で日本語の「スケジュール」に近い発音ですが、イギリス英語では/ˈʃɛdjuːl/で「シェジューl」のような感じで発音されます。
「事務員」を意味するclerkはアメリカ英語では前回の記事でもお話ししたこもったr音/ɚː/で発音されますが、イギリス英語では長めのアー音の/ɑː/で発音され、かなり音色が異なります。
tomatoの第2音節-ma-はアメリカ英語では/meɪ/「メィ」のように二重母音/eɪ/で発音されます。一方イギリス英語では、-ma-の音節は/mɑː/「マー」のように長めのアー音/ɑː/で発音され、かなり発音が異なります((tomatoの最後の音節である-toの二重母音も前回の記事でお話したように英米で異なります。アメリカ英語では/toʊ/で「トゥ」ですが、イギリス英語ではあいまい母音/təʊ/で発音されます。さらに、アメリカ英語ではtomato → tomadoのように速いd音のflap tで「メィドゥ」のように発音されることが多いです。))。
面白いことにカナダ英語では部分的にイギリス英語式発音を好む人もいます。私のスクールのカナダ人いわく、been,scheduleなどはカナダではアメリカ式、イギリス式発音どちらも聞くそうです。また、イギリスでも若い世代を中心にアメリカ英語式の/ˈskɛdʒuːl/で発音する人も増えてきているようです。興味深いですね!
talk, allなどの母音がア寄りになる
最後に、ある意味でアメリカ英語の「ラスボス」と言っても過言でない音を取り上げます。ウォームアップ問題にあった「talk」はどのように発音しましたか?
実はtalkはアメリカ英語とイギリス英語で母音の音色が異なることがほとんどです。なお、このセクションの内容は少し上級なのですぐに理解できなくても自信をなくす必要はありません!
イギリス英語での発音は、talk/tɔːk/。日本語の「トーク」の「トー」の母音を唇を丸めてアゴを落とし、口を開けて発音します。/ɔː/は「オー」の音色が強いです。
一方アメリカ英語のtalkの母音は、純粋な「オー」というより、長めのアー音/ɑː/が多かれ少なかれ入り込むことがポイントです。唇を少し丸めてアゴを落とし、「トーk」と「ターk」の間のような発音にします。
アメリカ英語ではtalkは多くの辞書で/tɔːk/と表記されていますが、本記事では、長めのアー音/ɑː/の音色が多少入り込むことを強調したいため、talk/tɒːk/という発音表記を推奨します。
/ɒ/は見慣れない記号かもしれませんが、まずは/ɒ/=「アとオの中間音」と覚えておきましょう。唇は少し丸まります。/tɒːk/は/tɔːk/よりもアゴがやや落ち、口が開きます。
なお、アメリカの特に中西部ではさらに「アー」/ɑː/の音色が強まり、若い世代を中心にtalk/tɑːk/と発音する人も多い((アメリカ東海岸アクセントでは/tɔːk/の発音も聞かれます。))です。つまり/ɔː/「オー」の音色は完全に消えてしまうのです。talkが「長めのアー音」/ɑː/でアゴを落として発音する「ターk」という発音になります。
このように、/ɔː/「オー」というより「ア」の音色が多かれ少なかれ入り込むパターンの語は、ほかにもall, call, daughter, cause, sawなどたくさんあります。
「ア寄り」になるさじ加減はかなり複雑で、上級の知識です。いろいろお話ししましたが、このセクションではまずは、アメリカ英語ではtalkに「アー」/ɑː/の音が多少混じるということだけ知っておけば大丈夫です!
ウォームアップ問題の答え合わせ
アメリカ英語発音のポイント
単語 | 発音記号 | 発音のポイント |
---|---|---|
7. twenty | /ˈtwɛn(t)i/ | tの音が消えてしまうsilent tを意識。 |
8. gulf | /ɡʌlf/ | 「ゴlf」のように発音されることもしばしば。 |
9. rotate | /ˈroʊteɪt/ | 第1音節にアクセントを付けてRO tateと発音。 |
10. garage | /ɡəˈrɑːʒ/ | フランス語由来の語。後ろアクセントが好まれ、ga RAGEと発音。 |
11. dictionary | /ˈdɪkʃəˌnɛri/ | 語尾の-naryは「ネry」とはっきり発音。 |
12. laboratory | /ˈlæbrəˌtɔːri/ | 第1音節にアクセント。-tory部分は「トーri」とはっきり発音。 |
13. missile | /ˈmɪsl/ | 語尾が弱化し、「ミソl」と発音。 |
14. clerk | /klɚːk/ | こもったr音で発音。 |
15. tomato | /təˈmeɪtoʊ/ | 第2音節は「メィ」と発音。 |
16. talk | /tɒːk/or /tɑːk/ | 長めのアー音/ɑː/が入り込む。 |
まとめ
前回から2回にわたってアメリカ英語とイギリス英語の違いを見てきましたがいかがだったでしょうか?
前回もお話ししましたが、最近ではテクノロジーの発達やグローバル化によって、World Englishesと呼ばれるさまざまな英語を聞くようになり、自分の英語をアメリカ英語やイギリス英語に必ずしも寄せなければならないということはありません。
重要なのは、どういう点がアメリカ英語やイギリス英語の発音の特徴であるかということをまずはしっかりと理解すること。そして知識として知った上で、自分の最も好みの発音や発音しやすい音を選ぶようにしましょう。
その上であなたがアメリカンアクセントを目指すなら、この連載で紹介したアメリカ英語の特徴を一貫して実践してみましょう!
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