英語の勉強に役立つ文房具紹介!上手に活用して細切れ学習をブースト

書籍『英語が身につく ちいさなノート術』の著者Marieさんは、家事、育児、仕事をこなしながら、コツコツ続けた英語学習で成果を上げています。忙しくても便利なアイテムを活用して、スキマ時間に効率よく勉強する方法を教えていただきます。

前回は、効率よく勉強するための「使いやすい道具」として、音声再生アプリを紹介しました。今回は、家の中全体を「勉強部屋」にするための便利なアイテムをご紹介します。

目に付くところすべてに勉強素材をスタンバイ

「単語を覚えるために、部屋の目に付く所に付箋を貼りまくる」というような学習環境づくりをした、という経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。私も学生時代は、机の周りだけでなく、部屋のあちこちに覚えられない単語を書いて貼り付けて、覚えたものから捨てていく、ということを繰り返していました。

大人になり、自分の勉強部屋や学習専用机は持てなくなってしまったので、今はさまざまな方法で、同じような環境を作ろうとトライしています。

子どもたちもお気に入りなのが、この、静電気の作用で壁に貼り付けられるホワイトボードシートです。テープや画びょうも使わず、リビングの壁がホワイトボードに早変わり。ホワイトボード用のマーカーで書いて、ウェットティッシュで拭き取ります。

▼静電気で貼れるホワイトボードシート

お風呂の壁に書いて消せるクレヨン

お風呂のぬれた壁に字や絵が書ける、「おふろでキットパス」というクレヨン。子どもが使っても安心な素材で作られている知育玩具ですが、これを勉強道具として使っています。

汚れ防止の保護シートを貼ったキッチンの壁に、覚えられない単語を書いておいて、炊事をしながらチラ見して、頭にたたき込んでいきます

汚れ防止の保護シートを貼ったキッチンの壁に、子どもがお風呂でお絵描きできるクレヨンで単語を書く

▼お風呂でおかきできるクレヨン

汚れ防止フィルム

フリクションペン全消しの大技

こすると消えるフリクションペン。「こすれば消えるから」とテキストにじかに書き込んだものの、一つ一つをこすって消すのはかなり面倒です。

フリクションペンでテキストに書きこんだ内容をいったん 全部消したいとき、私はふとん乾燥機を使います 。ふとんに乾燥機をセットし、ふとんのすきまにテキストを入れるだけ。乾燥機の熱風で、書き込んだ文字やラインが消えてしまいます。

布団乾燥機以外にも、ドライヤーや夏の自動車の中など、高温下に置けば同様の効果が見込めますが、紙は可燃物ですので火事にはご注意を。

消えると言っても、熱で透明になっているだけでインク自体は紙の上に残っているため、冷凍庫など低温環境に置くと復活することもあるようです。

暗記シートをノートに活用

暗記シートって、便利ですよね。今ではだいたいの単語本がオレンジに近い赤と黒の二色刷りで、赤い暗記用シートが付いています。

学習ノートを作るとき、この赤い暗記シートで見えなくなる 色ペンを使うと、ノート自体が「暗記アイテム」 になります。私はシグノというブランドのマンダリンオレンジを使っています。

オレンジペンと市販教材付属の赤シートを使えば、暗記グッズに!

そして、色が濃い目の赤いクリアフォルダは暗記シートにもなります!

私がいちばん愛用しているのは、とあるオンラインショップで文房具を購入したとき、おまけに付いてきたクリアフォルダー(A5)で、学習素材の持ち歩きにとても重宝しています。

クリアフォルダーは濃いピンクです。このクリアフォルダーで隠れる色味の文字でプリントした教材を自作しています。暗記用下敷きは割とよく見かけますが、暗記用クリアフォルダーもとても便利なのでぜひ商品化していただきたいですね。

濃いピンクのクリアフォルダで文字が隠れる色味でプリントした自作教材。これを持ち歩いてスキマ時間に勉強します。

「書きまくる」系学習には太芯シャープペン

私が学生だった頃は、シャーペンと言えば0.5ミリ芯がメジャーで、それ以外のものは専門店でないとなかなか見かけることもありませんでしたが、最近はいろんな太さの芯対応のシャープペンシルが売られています。

もともと、マークシートが塗りやすいという理由で太芯シャープペンを使い始めましたが、 やわらかめの太芯シャーペンは、手が疲れにくくて書きやすい ことに気づき、愛用しています。使ったことがない方は、ぜひ一度使ってみてください!

私は普段、0.9ミリと1.3ミリを使っています。TOEICなどマークシート形式のテストでも、名前などを書くときは0.9ミリ、マークシートを塗るのは1.3ミリと使い分けています。

太芯シャープペンシルを使って単語をたくさん書きなぐった紙は、お風呂に持ち込んでぬれた壁にぺたっと貼り付け、復習用に使っています。

水性ペンで書いた紙は、ぬれた壁に貼ると文字がにじんで見えなくなってしまいますが、シャーペンで書いた字はにじまず、太い芯で大きく書いた字は視認性がよいので、お風呂で使う教材としては最適です。

書きなぐった用紙はすぐ捨てずに、お風呂学習でリサイクルしてみてください!

Marieさんの本

執筆:Marie

二児の母。
2006年より運営するブログ「Mandarin Note 」( https://mandarinnote.com )では、Kindle・スマホなどガジェットを活用した英語・中国語学習法や、手帳術・タスク管理など、デジタルとアナログの両方を使って暮らしをマネジメントする方法を紹介している。バックパック一つでアジアやヨーロッパを旅した若き日の記憶が忘れられず、今も時々、子どもを引き連れ旅に出る。

Blog: https://mandarinnote.com
Twitter:@marie100
Instagram:@marie_100

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