国内でも一人でもできる!ATSUが実践した英会話学習法とは?

「海外でバリバリ働いている人は、ほとんどが帰国子女」なんて思っていませんか?オーストラリアで会計士をしているATSUさんは、日本生まれの日本育ちという、いわゆる純ジャパ。でも、独学で数々の英語の資格を取り、学生時代の目標を実現しているんです!そんなATSUさんに、本当に役立つ英語学習法を聞きました。今回のテーマは、スピーキング力を鍛える方法。日本国内にいても、一人でも練習できる方法です。

こんにちは!ATSUです。

今回は日本にいながらできるスピーキング勉強法「独り言」を紹介しようと思います。独り言?何それ?と思う方も多いと思いますが、私はこの方法で飛躍的に英会話力を伸ばすことができました。早速見ていきましょう。

「独り言」って何するの?

いきなり「英語で独り言をいってみろ!」と言われても、ほとんどの人がやったことがないと思います。ちょっと想像つきませんよね。

私の言う英語での「独り言」というのは、聞き手を想像して、一人で英語を話し続けることを指します。

この場合の聞き手というのは、一人でも構いませんし、大人数でも構いません。また、学生だろうが、友人だろうが、実際に会ったことのない海外セレブであっても構いません。とにかく誰か聞き手がいることを想像して、英語で話すこと、これが私の言う「独り言」です。

覚えた単語や文法を使って「独り言」を始めよう

まだ英語を話せないんだから、「独り言」なんてできるはずない!そう思ってしまう方もいるかもしれません。でも大丈夫です。私も「独り言」を始めたときは、ひとつの文を作成するのに長い時間がかかりましたし、スムーズに言うこともできませんでした。それでも最終的には、英語を自然に口から出せるようになったんです。

また、もう英文法や単語の学習を進めているのであれば、それによって身に付けた知識の範囲で必ず英文は作れるはずです。今回は、「独り言」を行うためのいくつかのコツご紹介します。

まずは 5W1Hを意識してスタート

「独り言」を初めて行う人は「何から始めればいいか分からない!」となってしまうと思います。

そんな人は5W1Hを意識して、今日これからすることを、とにかく英語で説明してみましょう。5W1Hというのは、次の6つの頭文字をとったもの。情報伝達の上でもポイントとなるものです。

  • When(いつ)
  • Where(どこ)
  • Who(誰)
  • What(なに)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

これを意識して、今日行うことをゆっくり説明します。

例えば今日仕事をするのであれば、

I’m going to work today.

今日は仕事をする予定なんだ。

このように言ってみましょう。これだけでwhatとwhenの情報が入っていますね。これは「今日何するの?」と誰かに聞かれているイメージで答えましょう。

そして、次に5W1Hの中でほかに使っていないものを使い、情報量を増やしていきます。例えば、who(誰)をまだ使っていませんでした。whom(誰を)でやってみるとこうなります。

I’m going to work today. I will be working with Tomo and Saki.

日は仕事をする予定なんだ。トモとサキと働くよ。

このように2文に分けてもいいですし、1文につなげることができそうであれば、次のようにしてみましょう。

I’m going to work with Tomo and Saki today.

今日はトモとサキと仕事をする予定なんだ。

こちらの方が、1文あたりの長さがより長く、難易度も高いので、最初はひとつ目の例のように短い文をいくつかつくることに集中し、慣れてきたらつなげて長い文にすることにチャレンジしてみましょう。

why(なぜ)についてまだ触れていませんでした。なぜ今日、TomoとSakiと仕事をするのか。

I’m going to work today. I will be working with my Tomo and Saki because we are working on the same project now.
今日は仕事をする予定なんだ。今同じプロジェクトで働いているから、トモとサキと働くんだ。

まとめるのであれば、次のようにすることもできます。

I’m going to work with Tomo and Saki on the same project today.

今日は、トモとサキと同じプロジェクトで働くんだ。

Where(どこ)も使ってみましょう。

I’m going to work today. I will be working with Tomo and Saki because we are working on the same project now. We are going to work in the office.

今日は仕事をする予定なんだ。今同じプロジェクトで働いているから、トモとサキと働くんだ。オフィスで仕事をするんだ。

1文にまとめるとこうなりますね。

I’m going to work with Tomo and Saki on the same project in the office today.

今日はトモとサキとオフィスで同じプロジェクトで働くんだ。

最後にhow(どうやって)も使ってみます。

I’m going to work today. I will be working with Tomo and Saki because we are working on the same project now. We are going to work in the office. Tomo and Saki will be in charge of task A and I will do task B.
今日は仕事をする予定なんだ。今同じプロジェクトで働いているから、トモとサキと働くんだ。オフィスで仕事をするんだ。トモとサキは業務Aを担当して、私は業務Bを担当するんだ。

これも繋げると・・・。

I’m going to work with Tomo and Saki on the same project in the office today, and in terms of task allocation, they will be in charge of task A and I will do task B.
今日はトモとサキとオフィスで同じプロジェクトで働くんだ。そして業務の割り当てに関しては、トモとサキが業務 Aをやって、私が業務Bをやるんだ。

かなり長い英文を作ることができました。

最初は時間がかかってもOK!

5W1Hを軸に行うということは分かっても、最初は頭で文章を作っていくのはなかなか難しいという方も多いと思います。そういう場合はまず紙に書いて、じっくり考えて少しずつ作っていってもOKです。最初から完璧にやろうとせず、少しずつ自分の型を作っていくのも英語学習における基本的かつ重要なアプローチです。最初はうまくいかなくても焦らずコツコツ進めるようにしましょう!

覚えた知識を使う機会を常に探す

5W1H以外にも「独り言」を実践する方法があります。それは、覚えた知識を使う機会がないか常に探すことです。これを習慣化すると、自然と「独り言」をしている状況を作り出すことができます。

例えば、今日、文法学習をするなかで「関係代名詞thatの用法」を学んだとしましょう。そうしたら、今日、明日はずっと「thatを使う機会はないかな?」と考えながら行動するわけです。

を歩いている時にビルを見て

The building that I can see from here is tall.
ここから見えるビルは高い。

学校で授業を受けているときに、

The class that I am taking now is boring.
私が今受けている授業はつまらない。

コーヒーを飲もうと立ち寄ったお店で、

This Starbucks that is crowded now is my favorite cafe.
この今混んでいるスタバは私のお気に入りだ。

このように、とにかく最近学習した知識を使えないかアンテナを張りながら生活し、使う機会を見つけるたびに実践することで、「独り言」を習慣的に行うようになります。

これは文法だけでなく、単語学習を行っているときも同様に使える勉強方法です。

オンライン英会話と合わせると効果大!

この「独り言」はオンライン英会話と合わせて使用すると一層効果的です。オンライン英会話で「結局いつも同じような内容になり、自己紹介だけはうまくなって他の会話ができない」という方、少なくないはずです。

そんな方は、これまで話したことのないトピックを事前に決めて、オンライン英会話が始まる前から「独り言」で準備 しておきましょう。オンライン英会話だと対人なので発言を言い直すことが難しいかと思いますが、「独り言」ではそれがし放題です。「独り言」でしっかり準備をしたら、オンライン英会話の本番でそれを人に対してもできるか試しましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はスピーキング勉強法の「独り言」についてご紹介しました。これまでなかなか話す機会がないと思っていた方は、今日から実践しましょう!実際にネイティブに会う機会がなくても、英会話力は自分でどんどん伸ばすことが可能ですよ。それでは!

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ATSU
ATSU

オーストラリアにて世界4大会計事務所の一つに勤務する傍ら、登録者7万人を超えるYouTubeチャンネルとブログをメインとしたAtsueigoを運営し、独自の英語学習方法をシェアしている。所有資格は、米国公認会計士(ワシントン州)、オーストラリア国立大学会計学修士修了(成績優秀)、TOEIC満点、英検1級、TOEFL iBT 114点、IELTS Academic 8.5点。
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