幼稚園の教師からIT企業へ転職した人へのインタビュー。英語の動画あり。

転職を考えている人はたくさんいると思いますが、全くの異業種に飛び込むのは勇気がいるもの。しかし、なかにはそれを成し遂げる人もいます。ロサンゼルスのIT企業に勤めるピーター・フェイターさんもその一人。彼の転職ストーリーを英語で聞いてみませんか?

IT企業ディレクターの意外な前職とは?

ピーターさんの勤務先は、教育系のアプリを製作するMagikid社。ロサンゼルス支店のオペレーションディレクターとして、マーケティングとコンテンツ作成の監督をしています。

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Magikid社は中国に 拠点 があるので、中国スタッフと海外スタッフの間で業務が円滑に進んでいるか、確認するのも大切な仕事だとか。

こう聞くと、ずっとIT畑で仕事をしてきた人だろうと思ってしまいますが、ピーターさんの前職は実に意外なもの。ご本人の話を聞いてみましょう。

※動画の長さは約25秒です。

I was a kindergarten teacher in Shanghai at a program called Maple Bear School.

It’s a franchise Canadian school.

They provide all of the curriculum , so my students were in an immersive classroom  so I had the same 10 to 15 kids, depending on the time of year,  from 9 to 5 five days a week.

【訳】はい、私は上海で幼稚園の先生をしていました。 Maple Bear Schoolというプログラムを通して。フランチャイズ制のカナダの学校です。

彼らは全てのカリキュラムを組んでいるので、私の生徒たちは没入型の教室にいました。だから私は、ずっと同じ10~15人の子どもたちを受け持ち、時期にもよりますが、9時から5時まで週5日働いていました。

 

転職の きっかけ も実に意外なもの。この幼稚園の生徒のお母さんが、現在勤務するMagikid社のCEOだったのです。

※動画の長さは約25秒です。

And then the reason why I met the CEO, it was just I don’t know if you want to put this on camera but she just saw a white guy walking around the school. You know, it’s in China.

So she was like “ Do you...? ” So that ’s how she tracked me down, essentially, It was her daughter's teacher. It was like “ Listen ...,  her mom saw you walking around  and she needs somebody, she’s looking for somebody to localize this stuff .  Would you be interested? ”

And so I was like, “ Sure, ” you know.

【訳】CEOに出会った理由は、カメラの前で言っていいのかわかりませんが、彼女がただ白人男性が校内を歩き回っているを目撃したからなんです。まあそれは中国だから。

そして彼女は、何というか「あなたは…?」という感じで、基本的にはこうして彼女は私を見つけて、彼女の娘さんの先生が私に、「聞いて。彼女のお母さんがあなたが歩いているのを見かけたんだけど、彼女は必要としているのよ。彼女はあるものをローカライズしようとしていて、それをできる人を探しているの。興味ない?」って言ってきたんです。

なので僕も「はい。」って。

 

CEOは、すでにリリースした中語版の算数アプリを欧米向けにローカライズするため、手伝ってくれる欧米人のスタッフを探していたのでした。

前職での経験が、今の仕事に生きている

こうして全く畑違いの業界に転職したピーターさんですが、前職での経験は、教育系アプリを製作する今の仕事に役立っているそう。子どもたちが何が好きか、また何かを学ぶとき、どのようなプロセスが効果的かを熟知しているからです。

※動画の長さは約25秒です。

And then , we really used our teaching backgrounds when we were creating the games because something that really helped in this process was just remembering how kids played with blocks. They love to build a castle or something with a big set of blocks but something they love more than that is breaking it, you know.

So we incorporate lots of building up and just breaking stuff in the games that we create .

【訳】そして、以前教師として教えていたバックグラウンドを利用しました。ゲーム制作に携わるときは。なぜなら、このプロセスで大切なことは、思い出すことだからです。子どもたちがブロックでどう遊ぶかとか、ブロックのセットでお城や何かを作るのが好きだということを。でも、それよりも実は、壊すことがもっと好きだということなどをね。そんな感じです。

なので、いろんな「作り上げて、壊す」というのを入れました。私たちのゲームの中には。

 

子どもたちはブロックで何かを作るだけでなく、壊すのも好き。それを知っているのは、教師として多くの子どもたちに接していたからこそ。

また、教師の経験を持つ人にツテがあり、チームのメンバーに引き入れることができたのもよかったとか。ピーターさんの前職での経験は、今でも見事に生かされているようですね。

まとめ

子どもたちのために、これからも教育に役立つコンテンツを提供していきたいと語るピーターさん。業種、職種は変わっても、ピーターさんのモチベーションの源は一貫しているようです。

難しいといわれる異業種への転職ですが、こうした「ぶれない軸」がひとつでもあれば、ピーターさんのようにうまくいくのかもしれませんね。

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