間違いを気にせず、英語でどんどん話そう!それは大変いいことですが、ネイティブ・スピーカーから見て「これだけはやめたほうがいい!」という表現も存在します。書籍『英語表現まちがいさがし 日本人のちょっとズレた英語50』から紹介します。
ハイテンションはネイティブ・スピーカーに通じる?
サッカーのワールドカップ開催まであと少し。今からわくわくしている方も多いのでは?
スポーツバーなどでファンが集まって観戦すると、みんなハイテンションになってとっても盛り上がりますよね。でもこの「ハイテンション」という言葉、ネイティブ・スピーカーに向かって使うときは要注意です。
そもそもtension は、筋肉や縄が緊張している、ぴんと張っている状態を意味します。人に対して使えば、「緊張」「ストレス」という意味になります 。
ですから、Everyone was high tension in the room. と言うと、「部屋にいたみんなは緊張状態だった」という意味に受け取られかねないのです。
さらに、high tension という言い方自体が英語としては不自然。強い緊張状態を表したいなら、the tension is high. という表現になります。
tensionではなくexcitedを使おう
英語では興奮状態を表すとき、excited を使います。みんなでわいわい言いながら試合観戦をしたなら、こうなります。
Everyone was excited in the room.部屋にいたみんなは 盛り上がっていた 。
しかし、ときにはこうなることもあるかもしれませんが……。
The tensions were high in the room.部屋の中で 緊張感が漂っていた 。
ぜひ、みんなが excited になる試合展開を期待したいものです。
まとめ
さて、本日のまとめ。 「部屋にいたみんなは盛り上がっていた」は、Everyone was excited in the room. です。
ハイテンションは、そもそも英語ではないので、ネイティブ・スピーカーには通じないことも覚えておきましょう!
構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、g?t??)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。
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