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「ヤングアメリカンズ」という、魔法のような、英語と音楽のワークショップをご存知ですか?それは、毎年春、夏、秋に開催される40人のアメリカ人とたった3日で作る英語のショー。英語にまったく自信がない人でも大丈夫!参加すれば英語で自分を表現することに慣れていき、最終日には英語のショーを完成させます。日本で彼らの活動をサポートする、児童英語教師の湯原しのぶさんに、ヤングアメリカンズの魅力を伺いました。
50年以上の歴史を持つ「ヤングアメリカンズ」
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ヤングアメリカンズは、1962年にアメリカ・カリフォルニアで設立された非営利団体。音楽を通じた教育ワークショップ「ミュージックアウトリーチ」に取り組んでいます。1967年には彼らを描いたドキュメンタリー映画「ヤング・アメリカンズ/歌え青春!」も制作され、1969年にはアカデミー賞を獲得しています。このツアーで来日するのは、 厳しい オーディションを勝ち抜いた音楽と子どもたちを愛する若者たちです。日本人がキャストとして活躍しているときもあります。
https://www.jibunmirai.com/yajapan.html
度肝を抜かれた、ヤングアメリカンズとの出会い
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2006年春、児童英語講師仲間からヤングアメリカンズのチラシを渡されました。「あたらしいジブン」というサブタイトルを見た瞬間、胸がざわざわしました。直感的に感じるものがあり、説明会に足を運んだところ、「とにかく実際に観てください!」とショーのチケットをいただきました。
初めてヤングアメリカンズのショーを見た私は、最初から全力で繰り広げられるパフォーマンスに度肝を抜かれっぱなしでした。 ミュージカルやショーはあちこちで見たことがありましたが、全然違う!なんだこれは!?
このヤングアメリカンズのワークショップが地元で開催されるというので、その日の夜は興奮し過ぎてなかなか眠れませんでした。
ヤングアメリカンズにわが子が参加
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ショーを一緒に見た7歳の息子はすっかりヤングアメリカンズの虜になり、「参加したい!」と自分から言い出しました。たまたまわが家から徒歩圏内のホールで開催が決まっていたので、速攻でエントリー。ヤングアメリカンズのツアーで来日するキャストのとホストファミリーも引き受けました。ワークショップの前日に明るくて格好いいアメリカ人のお兄ちゃん2人がわが家にやってきました。ワークショップ初日、お兄ちゃん2人を従えて意気揚々と会場入りした息子。見るもの聞くもの全て新鮮な世界にどっぷりつかりそれは楽しそうでした。
私は保護者として会場で遠巻きに見学していましたが、初めて会った大勢の子ども達の 心を一瞬でつかんでしまうヤングアメリカンズのパワーとテクニックから目が離せません でした。親としても、指導者としても、学ぶべきところがたくさん!一見すると遊んでいるだけのようだったのに、3日目の最終日には、ちゃんと完成された見ごたえのあるショーになっていました。 短時間で大人数の子ども達を一つにまとめることができる彼らの手腕に敬服 しました。そしてわが子の晴れ舞台に感動の涙、涙。子どもだけでなくなぜか 親まで達成感を味わうことができるという初めての体験 でした。
大人のワークショップは、ずっと笑いっぱなし
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わが子が参加したあと、「ああ、子どもがうらやましい、自分が子どもの頃にヤングアメリカンズに出会いたかったなぁ~」と言っていたら、そういう声が多かったのか?必要性を感じたのか?大人のためのワークショップが開催されることになりました。
子どもたちが体験したのとまったく同じ内容を2日間でやるというのです。自分の歳を忘れて、もちろん飛びつきました。この間まで「ママ~」と私を呼んでいた息子みたいな年齢のヤングアメリカンズのメンバーから「オンナノコ、コッチ」と女子扱いされてすっかり若返ってしまいました(気持ちだけ)。
そして本当に楽しい。激しいダンスも英語の歌も全然覚えられないけど楽しい。ずーっと笑いっぱなしで楽し過ぎて脳みそがとろけるかと思いました。 どんなヘマをしても相手に受け入れてもらえる 安心 感があると、こんなに開放的になれるんだ! 舞台に立つ怖さや緊張感も 久しぶり に味わいました。同じ体験をわが子と共有できたことも何物にも代えがたい喜びでした。
体験した後、何が変わったか
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息子が「ショーで歌った曲をちゃんと歌えるようになりたい」と言とのでCDを買い、その曲はどういうミュージカルなのか内容を知りたがっていたのでDVDも入手しました。
ヤングアメリカンズのショーは、有名なミュージカルソングやヒットソングが満載なので、わが家には英語のCDやDVDがどんどん増えていきました。繰り返し見たり聞いたりしながら、なんとなくせりふを言ったり歌ったり。 いつのまにか耳で覚えてしまい発音もそれっぽくなっていきました。
自分たちがワークショップに参加しなかったヤングアメリカンズのショーを見に行くと観客席で一緒に口ずさめるのもうれしくてどんどんハマっていきました。 ヤングアメリカンズのメンバーと話がしたい、ショーの歌をうたえるようになりたいというモチベーションは息子の英語力の向上に大いに役立ったと思います。
次回は、ホストをしたときの経験を書きます!お楽しみに!
ヤングアメリカンズ・ジャパンツアー2018春は2018年1月12日よりスタートします。
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文:湯原しのぶ
総合商社での10年間のOLを経て出産後、児童英語講師になる。2006年からヤングアメリカンズの地域ボランティアとしてサポート。自宅教室で寺子屋教室、公民館などで親子サークルを主宰。小学校での読み聞かせのほかに、アロマコーディネーター、パステルアート講師、絵画セラピー、靈氣療法師として活動中。
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