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これから「スター・ウォーズ」が毎年公開される!
親子3代にわたってのファンも多いSF超大作映画「スター・ウォーズ」シリーズ。昨年の年末に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されたのが記憶に新しいですが、みなさんはご覧になりましたか?
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は旧三部作のエピソード6から約30年後の世界を描いていたのですが、実際にエピソード6の公開から32年も経っているので、このままいくと「エピソード9(仮題)」が公開されるのはいつなんだ? と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
でも、 安心 してください! なんとこれから毎年「スター・ウォーズ」シリーズが公開されるんだそうですよ。
今年の年末にはスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が、2017年には「エピソード8(仮題)」の公開が控えているとのことなので、楽しみですね。
どうせなら英語で「スター・ウォーズ」の世界を理解しよう
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「スター・ウォーズ」なら映画館でもテレビでも何回も見たし、DVDボックス持ってるよ、という「スター・ウォーズ」マスターの方にも、「東京ディズニーランドにある『スター・ツアーズ』と似てるけど何か関係あるの?」という「スター・ウォーズ」知らずの方にも、おすすめしたいのが「英語」で「スター・ウォーズ」を見て理解することです。
「スター・ウォーズ」は、世代や国籍を超えて盛り上がれる共通話題! 有名なセリフを「英語」で言えるようになるとカッコいいですよね。また、これから毎年公開されるので、せっかく覚えたのにネタが古くなっちゃったよ・・・ということもありません。
でも、いきなり英語音声・英語字幕で見るのって、ハードルが高いと思いませんか? まずは、今回紹介する書籍『英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ[フォースの覚醒]』で、あらすじとセリフを英語で学んでいきましょう。
あのオープニング・クロールを一時停止せず理解できるようになる
早速本書のページを開いてみると
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じゃーん♪ これはかの有名な「スター・ウォーズ」のオープニング!
A long time ago in a galaxy far, far away....「遠い昔、はるかかなたの銀河系で……」というこの決まり文句が出た後、ジャーンと壮大なスター・ウォーズのテーマ曲が始まり、今回のストーリーの背景を説明する英文が画面手前から奥にかけて流れていくのはおなじみですよね。
しかし、このオープニング・クロール、最初はなんとか読めるのですが、中盤から終盤にかけて流れていく英文のスピードに追いつけなくなり、気が付いたら本編が始まってしまうというのは「あるあるネタ」ではないでしょうか?
本書には単語の意味も書いてあるので、まずはじっくり読んで分からない単語をつぶしてから、再度映画を見ると、英文が流れるスピードに乗って、すらすらと理解できる感動が待っていると思いますよ。
In his absence , the sinister FIRST ORDER has risen from the ashes of the Empire...例えば、sinisterが「邪悪な」、 rise は「生じる」、ashは「灰」と分かると、「彼がいないときに、邪悪なファースト・オーダーが帝国の灰から生まれた・・・」と、なんとなく理解できますよね。「彼の不在の中、帝国の残党から立ち上がった邪悪なファースト・オーダーは…」となります。
Leia has sent her most daring pilot on a secret mission to Jakku...こちらは daring が「大胆不敵な」という意味の形容詞と分かると、「レイアは、最も大胆不敵なパイロットに秘密の任務を与えてジャクーに送るが…」と、すとんと意味が入ってきますよね。
companyってどんな意味?
こちらは「フォースの覚醒」の冒頭シーンです。
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We got company.上記は冒頭のオープニング・ロールで説明されていたmost daring pilotであるポーのセリフです。
敵が襲ってくる かどうか の緊迫したシーンで、なぜ会社の話? と思っていたら、ここでは「客、訪問客」という意味で使われているそうです。「敵が来た」という好まざる客に対しても使うことができるので、ここではWe got comapny.で「やつらが来ました」となるそうですよ。なるほど~。
この後のシーンでも、companyを使ったセリフがたびたび出てくるので、敵のことね! と瞬時に分かると、ストーリーに集中できます。
I see 'em!こちらも冒頭のシーンに出てくるポーのセリフで、I see them!(分かってる!)の音が変化したものです。音だけ聞くと「アイスィーエム」のように聞こえるので、何を言ってるんだ? となってしまいそう。英語シナリオだとこうした細かい部分も分かるのがいいですね。
本書には『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の主なシーンのシナリオが収録されているので、1冊学習した後に、DVDなどで「フォースの覚醒」を見ると、より「スター・ウォーズ」の世界を楽しめると思いますよ。
「スター・ウォーズ」に出てくる単語だけを収録した英和辞典も
もっと「スター・ウォーズ」の世界を英語で楽しみたいという方におすすめなのが、『スター・ウォーズ英和辞典 ジェダイ・マスター編』。なんと「フォースの覚醒」を含む「スター・ウォーズ」映画全7作品に登場する英単語約3,100語をすべて網羅した英和辞典なんだそう。単語が使われているセリフが例文として入っているので、単語の意味もすぐ覚えてしまいそうですね。
May the Force be with you.フォースと共にあらんことをさあ「スター・ウォーズ」の世界を英語で楽しんでいきましょう!
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『ENGLISH JOURNAL』2015年10月号では2015年にアメリカで行われた「スター・ウォーズ」のイベントの様子や、監督と主要キャストのインタビュー(英語・日本語)を掲載しているので、ご興味のある方はぜひ。
文:Natsue Tanaka
GOTCHA!エディター/ライター。子どもの英語教育に関する月刊誌の編集を長年担当。ドッグヨガ実践中。
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