新メンバーとして歓迎されたときのスピーチ【ひびく英語スピーチ】

連載「ひびく英語スピーチ」の7回目の最終回は、新しいメンバーとして迎えられた側のスピーチについてです。

新メンバーを迎えるときのスピーチ

まずは、音声を聞いてスピーチのポイントを確認しましょう。

あなたはプロジェクトチームに新たに参加することになり、メンバーが歓迎会を開いてくれました。感謝の意を表すスピーチをします。

Good evening, everyone. Thank you for holding this warm welcome party for me. I’ve already met some of you. For those I haven’t met yet, I look forward to meeting all of you. I am sure I will have many questions for you, so please be patient with me. If you have any questions for me, please don’t hesitate to ask! Again, thank you for coming tonight.

皆さん、こんばんは。私のために、このような心温まる歓迎会を開いていただき、ありがとうございます。何人かの方にはすでに顔合わせができました。まだの方もいますが、皆さん全員とお目にかかるのを楽しみにしています。皆さんにお聞きすることがたくさん出てくると思いますが、どうか辛抱強くお付き合いください。もし何かお尋ねになりたいことがありましたら、ご遠慮なくお声を掛けてください!それでは、今夜はご参加をありがとうございました。

語注
  • hold:(会・式などを)開催する
  • welcome party:歓迎会
  • hesitate to do :~するのを遠慮する

キーフレーズを覚えよう

キーフレーズを覚えましょう。音声を聞いて発音を確認してから、口になじむまで何度も声に出して練習してください。ここぞという場面で、さっと出てくるようにしておきましょう。

1. If you have any questions for me, please don’t hesitate to ask!
もし何かお尋ねになりたいことがありましたら、ご遠慮なくお声を掛けてください!

2. Please feel free to ask me anything.
ご遠慮なくなんでも私に聞いてください。

3. I’ll be happy to answer any of your questions.
どんなご質問にも喜んでお答えします。

全員を意識して話そう

難しいことですが、パブリックスピーチとはいえ、その場にいる全員を意識して話すように心掛けましょう。今回の場合、すでにあいさつを終えている人といない人を意識しているかどうかを伝えるだけでも、一人一人のことを考えてくれているのだなと皆に理解してもらえます。ここでは、For those I haven’t met yetで、話すチャンスがなかった人たちへ呼び掛けています。ほかに、I haven’t had a chance to meet everyone, but . . . (皆さん全員とお目にかかる機会を持てていませんが・・・)などと言うこともできます。

また、おなじみのフレーズ、look forward to doingを使って、全員と知り合いたい気持ちを伝えています。さらに一歩先をいって、相手のことをよく理解したい、仲良くなりたい、という気持ちを伝えるには、同じ表現を使って、次のように言えます。

I look forward to getting to know you better in the coming weeks.
これからの数週間で、皆さんとよく知り合えるのを楽しみにしています。

理解を深めるために質問してもらう

日本のプレゼンでは、「何か質問はありますか?」と尋ねられる一瞬、会場を沈黙が漂いますね。英語圏ではめったにそのような沈黙は起こりません。むしろ会場の方からインタラクションを求められることが多く、その一つの表れが質問です。

質問を投げ掛けたり、相手からの質問を快く受けたりするのは、互いに理解を深めようとしている証拠。ここで覚えたいキーフレーズは、相手からの質問に理解を示す表現です。次の類似表現も併せて覚えましょう。

Please feel free to ask me anything.
ご遠慮なく何でも私に聞いてください。

I’ll be happy to any of your questions.
どんな質問にも喜んでお答えします。

応用例

最後に、応用の音声を聞いてみましょう。余裕があれば、音声に合わせて声に出して言ってみましょう。

Introduction

Good evening, everyone. Thank you for holding this warm welcome party for me.

Body

I’ve already met some of you. For those I haven’t met yet, look forward to meeting all of you and getting to know you better in the coming weeks. I am sure I will have many questions for you, so please be patient with me.

Conclusion

If you have any questions for me, please don’t hesitate to ask! Again, thank you for coming tonight.

いかがでしたか。これで「ひと言、お願いします」と言われても、快く引き受けられる自信が付いたのではないでしょうか。ここで紹介したスピーチ例を土台にして、皆さんのオリジナルの「英語でひと言スピーチ」をどんどん作っていってください!

小坂貴志(こさかたかし)
小坂貴志(こさかたかし)

東京国際大学言語コミュニケーション学部教授。専門分野は異文化コミュニケーション研究。パブリックスピーキング関連の主な著書に『 ビジネスで使える 英語の1分間スピーチ 』、『 とっさのときに困らない 英語の30秒スピーチ 』(いずれも共著、研究社 刊)がある。

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