「手を抜く」「手抜き」って英語でなんて言う?

日常生活において、労力や費用、時間を最小化するために手を抜くことがありますが、「手を抜く」や「手抜き」を英語でどのように表現するか知っていますか?本記事では、「手を抜く」という意味を持つ英語表現についてご紹介します。

「手を抜く」って英語でなんて言う?

「手を抜く」という動詞の意味を持つ英語表現は、cut cornersが一般的です。これは、手間や時間を省くために、通常の方法や手順を簡略化したり一部を省略したりすることを指します。一般的にはネガティブな意味で使われることが多く、手を抜くことが一時的な利益や時間の節約をもたらす一方、品質や完全性の欠如を招く可能性があることを表します。

では、なぜcut corners(角を切る)と言うのでしょう?この表現は1800年代に初めて使われたとされており、由来ははっきりとは分かっていませんが、一説によれば馬車が角を曲がるときにショートカットして距離を短縮する様子からできたといわれています。

なお、「手抜き」と名詞で表現する場合は、cutting cornerscorner-cuttingと言うことができます。

「手を抜く」「手抜き」に関する英語の例文

cut cornersやcorner-cuttingを使用した英語の例文と、その日本語訳を紹介します。

My son always cuts corners on his assignments, and it’s noticeable in the final results.
(私の息子はいつも課題で手を抜くので、それが成果物に表れる)

Now that I’m in my 30s, I can’t cut corners when it comes to skincare.
(もう30代だから、スキンケアは手が抜けない)

The handrail of the stairs came off due to the builders cutting corners in construction.
(工事の手抜きが原因で、階段の手すりが壊れた)

The corner-cutting in the project resulted in missed deadlines and budget overruns.
(プロジェクトでの手抜きが、締め切りの遅れや予算の超過につながった)

The safety of the building was compromised due to corner-cutting during construction.
(手抜き工事により、建物の安全性が損なわれた)

まとめ

「手を抜く」を英語で表現するには、cut cornersを使用します。この表現は、手間や時間を節約する一方で、品質や完全性を犠牲にする可能性があることを意味します。名詞で使う場合は、cutting cornersやcorner-cuttingと言いましょう。

おすすめの本

英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!

50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。

選び抜いた300個を、穴埋め問題やマッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

英文校正:Peter Branscombe

語彙力&フレーズ力を磨く、おすすめの本

ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力。

本書は、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータから、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。

すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう!

英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!

50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。

厳選した300種類の穴埋め問題&マッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!

難関大を目指す受験生が英単語を「極限まで覚える」ための単語集

大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
観光客を助ける英会話
詳しく見る
メルマガ登録