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TOEIC初心者がスコアアップを狙うには?スケジュールの組み方から効果的な勉強法まで!

TOEIC

これまでにTOEICテストで990点満点を23回取得したJunさんが、TOEIC初心者向けに効果的な勉強法を解説してくれました!

こんにちは、英語ジム らいおんとひよこ® Junです。今回は、TOEIC初心者向けに効果的な勉強方法をまとめます。何から手をつけたらいいかわからない!という方もいらっしゃるかもしれませんので、参考にしてみてください。

1.TOEIC初心者が最低限知っておくべきことは?

最初は試験形式を知ることから始めましょう。TOEICはリスニング100問、リーディング100問とかなりの問題数のあるテストです。2時間という試験時間も、何度も受験していても長く感じます。おおまかなテストの流れを知っておかないと、テスト本番で「あれ?あとどれくらいあるんだろう?」と残り時間や問題数がわからなくなってしまい、最後の問題までたどりつかないということもあり得ます。

公式サイトに試験形式が詳しく載っているので、詳細はそちらも参考にしていただきたいと思いますが、簡単に紹介します。

リスニングセクション(Part1~4)

リスニングセクションは約45分間です。

回によって、フォームによってこの45分は前後します(フォームというのは問題セットのことで、たとえば誰かと同じ日に受験しても違うフォームに当たると違う問題が出題されたりします)。そして、この45分間でPart1〜4のパートを解きます。

Part1は、写真を見て、その写真を描写する4つの文章を聞いた後、その中から写真と合った選択肢を選ぶ問題です。全部で6問ありA〜Dの4択です。

Part2は、疑問文や肯定文など、さまざまなセリフに対する応答を3つ聞いた後、正しい応答を選ぶ問題です。全部で25問ありA〜Cの3択です。

Part3は、2人から3人の会話を聞き、その会話について質問が3つ放送されるので、会話の内容に一致する回答を選ぶ問題です。全部で39問ありA〜Dの4択です。

Part4は、1人の話者が話すナレーションなどを聞き、その内容について質問が3つ放送され、一致する回答を選ぶ問題です。です。全部で30問ありA〜Dの4択です。 Part3、4には、図表を見て回答を選ぶ問題もあります。

リーディングセクション(Part5~7)

リーディングセクションは75分です。

Part5は、短文穴埋め問題で、1文に空所が1ヶ所あり、正しい文を完成させるための語句を選択肢から選びます。全部で30問ありA~Dの4択です。

Part6は、長文穴埋め問題で、文書の中に空所が4ヶ所あり、正しい文書を完成させるための語句を選択肢から選びます。4ヶ所のうち1ヶ所は単語やフレーズではなく1文を空所に入れる問題があります。全部で16問ありA〜Dの4択です。

Part7は、長文問題で、1つの文書を読んで正しい答えを選ぶ問題が29問、複数の文書を読んで答える問題が25問です。これもA〜Dの4択です。

リーディングセクションの時間配分は?

試験形式がわかったら、リーディングセクションのPartごとの時間配分を考えておきましょう。

75分のうち、最初の15分をPart5、6で使い、残りの1時間をPart7に使うようにしましょう。特にPart5は、知らない単語や文法事項を問われる問題の場合、いくら時間をかけても正解は選べません。それなら、なんでもいいので(例えばBを)マークして次の問題に進むべきです。

Part7は文章の量が多く見える問題でも、少し時間を取れば問題自体は難しくない場合もあります。Part7により多く時間を残せるように、時間配分をしましょう。

2.無理のない勉強スケジュールの組み方は?

勉強は、多くの時間とエネルギーをかければ、効果は早く出やすいものです。ただし、それも継続しなければ意味がありません。まずは継続することを優先して、無理のない範囲でスケジュールを組みましょう。

ここでいう「継続」とは、年単位の勉強をいいます。TOEICは1ヶ月や2ヶ月のあいだ勉強したところで、スコアが大幅に上がるテストではありません。

つまり、1年以上継続できる勉強量と時間を考えてみてください。

最初は、通勤の時間だけでもやってみる。あるいは、寝る前に30分だけTOEICの問題を解いて、復習をやってみる、などです。これなら続けられそうですね。

徐々に勉強の習慣がついてきたら、お休みの日に2時間勉強してみる、などなど。少しずつ時間を増やしていくのが良いです。そして、疲れた時や体調の悪い時は無理をせず、1日休んで翌日からまた頑張るようにしてみてください。

勉強が続かないことが何より非効率です。まずは継続することを最優先に考えてみてください。

公式問題集を使う場合でも、模試1セットを解くとなると2時間は必要です。でも、その2時間を問題を解くのに使ってしまうと、復習はその倍の時間をかけたいので、プラス4時間、合計6時間は必要になります。

つまり、復習する時間も考えて勉強の時間を確保することが大切です。初心者のうちは、模試1セットを続けて解くことができなくても大丈夫です。Partごとや10問ずつなど、少しずつ勉強をしてその都度復習のほうに時間をかけるようにしてください。

復習は問題集の解説部分を読むだけではありません。知らなかった単語は辞書で調べ、発音を確認して(電子辞書などの再生機能を使って、調べた単語の発音を確認しましょう)、文法書で関連事項を調べ、同じような使われ方をしている例文を確認しましょう。同じ単語や同じ文法事項が問われる問題は、次に出た時に確実に正解できるように、1問ずつ丁寧に復習します。

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3.まずはどれくらいのレベルを目指すのが現実的?

現在のスコアにもよりますが、600点をコンスタントに超えるくらいを目指しましょう。 半分に割ると、リスニングとリーディングで300点ずつとなりますが、大抵の場合は、リスニングのほうがリーディングより得点が高くなります。リスニングが330〜350点、リーディングが250〜270点くらいになります。

数回受験をしてみて、弱点や苦手分野を探って、さらにスコアを伸ばすための計画を立てるのが良いですね。

揃えるべきおススメ教材やアプリ

<単語帳>

「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)」朝日新聞出版

基本単語が収録されているので、収録されている単語が完璧に自分のものになっているかをチェックしましょう。英単語を見たら、日本語の意味を少なくとも1つ、瞬時に言えるくらいに覚えましょう。

「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)」朝日新聞出版

『銀のフレーズ』の次は『金のフレーズ』です。この2冊で知らない単語はない!という状態まで覚えてみてください。

「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の熟語 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」朝日新聞出版

そして『金の熟語』は、TOEICに出るコロケーション、イラストで覚える単語のコーナーが秀逸です。このイラストを見れば必ず単語が覚えられます。

<問題集>

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」朝日新聞出版

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート3 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート4 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート5 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」

新書サイズでパート別になっているので苦手なパートから取り組むことができます。そして、各パートの問題形式、問題タイプが詳しく解説されているので初心者の方に最適です。

「TOEIC L&Rテスト 470点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 1)」旺文社

「TOEIC L&Rテスト 600点奪取の方法(目標スコア奪取シリーズ 2)」旺文社

公開テストや学習に対する心構え、勉強方法などのコラムも充実しているので、勉強に対するモチベーション維持にも役立ちます。

<模試>

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8」国際ビジネスコミュニケーション協会

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

  • 作者:ETS
  • 国際ビジネスコミュニケーション協会
Amazon

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5」国際ビジネスコミュニケーション協会

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

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「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 1」国際ビジネスコミュニケーション協会

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

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公式問題集で一番活用してほしいのは、公開テストのスピーカーと同じスピーカーが話しているリスニング音声です。テストまでに繰り返し聴いて音声に慣れましょう。同じ声が試験中に聴こえてくると安心するものです。

最新のVol.8から取り組んでも良いですが、まずはリスニング・リーディングともに易しめのVol.5に取り組むといいと思います。そして、Vol.1も比較的易しいので、Vol.5の後に解いてみてください。

<アプリ>

TOEICアプリ「abceed」がおすすめです。有料版と無料版がありますが、最大限メリットを享受するには有料版が良いです。何より本を何冊も持ち運ぶことなく、アプリ上でTOEICの勉強をできることが、初心者の方にとっては隙間時間の有効利用と、継続のための負担軽減になります。

また「アプリに課金している」と考えると、心理的に使わなければもったいない気持ちも湧いてきます。注意点としては、色々な問題集に手を出さないことです。abceed内で利用可能な書籍がたくさんあるからといって、あれもこれもと手を出してしまうと、問題を解いて丁寧な復習をするという習慣を維持できなくなります。

www.abceed.com

4.初心者におすすめTOEIC勉強法

<パートごとの大まかな難易度について解説>

難易度については試験当日のフォームにもよりますが、比較的とっつきやすいのはPart2、 Part5です。文が短くて、聴く量・読む量が少なくてすみます。英文の量が多いとうんざりする方も多いかと思いますので、最初はPart2、 Part5で出てくる単語や表現・文法事項を徹底的に学習しましょう。

なんなら試験本番までPart2、 Part5だけでも良いくらいです。他のパートをやらないことで不安が生じるかもしれませんが、Part2、 Part5だけでもきちんとやっておけば、英語の知識が増えるので、他のパートも自然と正解できる問題が増えます。

<初級者が得点源にしやすいのはどのパート?>

Part2やPart5の最初の10問くらいは確実に正解できるようにしましょう。いつもそうとは限りませんが、大抵の場合は10問を過ぎたあたりで、難易度が変化します。なので、この20問はまずは確保しましょう。

またPart3、4、 7は細かい部分を聴き逃したり、読み飛ばしたりしても文脈で正解できる部分があります。これらも諦めずに、ストーリーを追って正解を探しに行きましょう。

逆にPart1、 6は、正解できたらラッキーくらいで考えておいても大丈夫です。大事なポイントは、正解できるところで確実に正解する、そうではない箇所は時間をかけずに次へ進むことです。

<パートごとの対策を進める順番は?>

Part2とPart5をまず学習しましょう。ある程度慣れてきて、知っている語彙数も増えてきたらPart1、Part6と進み、その後はpart3、 4に進みましょう。Part7は、簡単な問題から正解を見つけるのに時間がかかる問題までさまざまです。Part7対策をする前に、他のパートの勉強を確実に積み重ねていけば、短時間で正解を選べる力もついてくるので、Part7は後回しでもOKです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?TOEICのスコアアップを狙っていると、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、気持ちばかり焦ることもあるかと思います。でも、意外とたくさんミスをしても600点は超えられるんだなぁとわかれば、じっくりと目の前にある苦手分野に取り組み、着実にスコアを伸ばしていけますね。

TOEICの勉強のヒントになれば幸いです。「継続すること」を最優先にして、丁寧に毎日の勉強をやってみてくださいね!

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Jun

Jun英語ジム らいおんとひよこ® 所属。 SEとして10年以上IT業界で勤務し、オンライン英語スクール「英語ジム らいおんとひよこ®」を立ち上げる。英検1級に18回合格、TOEICでは990点満点を23回取得し、英語発音指導士®︎の資格も保持。言語学習好きで英語以外にスペイン語・中国語・韓国語も勉強中。Twitter:@Jun_suerte