英会話で、「自分のリアクションって合ってるのかな・・・」と不安になったことはありませんか?連載「会話が弾む!リアクション英語」では、毎月、英会話コーチで大人気podcastのパーソナリティーでもある「英語のそーた」さんが、会話が盛り上がること間違いなしのリアクション方法をレクチャーします!今回は鉄板リアクションフレーズをシーン別に紹介します。
目次
リアクションの幅を広げよう
「この人と話していて話しやすいなぁ」「もっとお話ししていたいなぁ」とあなたが思う人はどのような人物でしょうか?「聞き上手」な印象を相手に与えるために、いろいろな要素があるかとは思いますが、リアクションを上手に入れることも大切なことの一つでしょう。
前回の「 目指せ、聞き上手!英語の相づちはどのタイミングで打つのがベスト? 」では、相づちを入れるタイミング、おすすめ相づちフレーズ、5秒前行動ルールについてお話ししました。今回はもう少しバリエーション豊富な場面を想定して、リアクションの幅を広げる練習を一緒にしてみましょう。
大きく分けて以下の5つの場面で使える鉄板フレーズをご紹介します。
僕、英語のそーたの普段の日常会話を振り返ったとき、リアクションを打っている場面は大まかに以下の5場面に分けられます。もちろんこれら以外の場面に直面することもあるとは思いますが、まずはこの5場面のフレーズがリアクションの鉄板フレーズです。
① 驚いたとき
② うれしかったとき
③ 悲しかったとき
④ 共感したとき
⑤ 共感できなかったとき
覚え過ぎ注意!自分の胸がときめくものを一つ選ぼう
では、「① 驚いたとき」のフレーズからご紹介しま・・・
と言いたいところですが、英会話フレーズを覚えるときのコツ&注意点として先にお伝えしたいことがあります。英会話フレーズを覚えるときは1場面につき1個、多くても2個のみのフレーズを覚えるようにしましょう。
一般的に、「○○の場面で使えるフレーズ」と紹介されているとき、その場面につき複数のフレーズが紹介されているはずです。その複数のフレーズを すべて覚えようとしていませんか? もちろんすべて使いこなしていただけるのであれば問題はありません。
ですが、いざ実際の会話で「あれ、覚えたフレーズなんだっけ?」となってしまう方はフレーズを覚え過ぎている可能性もあります。1場面につき複数のフレーズをインプットしてしまうと、実際にアウトプットする場面で頭が困惑してしまい、結局どれも口から出ないという結果に終わってしまうこともしばしば。
そこで、1場面につき1個、多くても2個のみのフレーズを覚えるようにして、実践の会話でスムーズに使いこなせるように頭にセッティングしてあげることをおすすめします。
今回の記事でも①~⑤のそれぞれの場面につき複数のフレーズを紹介はしますが、自分はこの表現が好きだな、使いやすそうだなと思う 「自分の胸がときめくフレーズを一つ(多くても2つまで)」を各場面から選ぶようにしてみてくださいね。
① 驚いたとき
では本題に入りましょう。まずは「驚いたとき」に使えるフレーズをご紹介します。会話の中で、「え!そうなんだ!」「知らなかった!」とリアクションすることは非常に多いです。
Oh. え!
Wow! わあ!
Really? ほんとに?
Seriously? マジで? ※少しくだけた言い方
No way! 嘘でしょ!?/やっば!
Is that true? それほんとなの?
I didn’t know that. 知らなかった。
I can’t believe that. 信じられない。
これくらいにしておきましょうか。
個人的におすすめなのは最初の“Oh.”や“Wow!”を前にくっつけて“Oh, really?” “Oh, I didn’t know that.” “Wow, seriously? ”のように、自分の心がときめくフレーズとセットにして覚えることです。
ですが、先ほどお伝えしたようにこれらのフレーズをすべて覚えようとすると頭がパンクするので、“Oh, +〇〇.”と“Wow,+〇〇.”の最大2個くらいまでをめどにインプットするようにしてみてくださいね。
▼上記で紹介した「驚いたとき」のリアクションの解説付き音声はこちら!
② うれしかったとき
次は自分がうれしかったときや、相手に関する何かいい知らせを聞いたときのフレーズです。僕も英語ネイティブスピーカーとの日常会話や、インスタグラムライブなどで視聴者さんからうれしいコメントを頂いたときにとてもよく使うフレーズたちです。
That’s amazing! すごい!※amazingの部分はnice/great/awesome/coolなどにも変更可
Good for you! すごいじゃん!/よかったね!※youの部分はher/himなどにも変更可
Good job! よくやったね!※少し上から目線に聞こえてしまう場合もあるので言う相手に注意
I’m happy to hear that. そう言ってもらえてうれしい。
I’m flattered. お世辞でもうれしいよ。
Thank you for saying that. そんなこと言ってくれてありがとう。
▼上記で紹介した「うれしかったとき」のリアクションの解説付き音声はこちら!
③ 悲しかったとき
続いて、悲しいを受け取ったときに使えるフレーズです。相手が自分に伝えてくれる内容のすべてがいいお話だとは限りません。身内の不幸、テストの不合格といった悲しいお知らせにもリアクションできるように備えておきましょう。
That’s too bad. それは最悪だったね。
I’m so hear that. 本当にお気の毒ですね/ご愁傷様です。
I know what you’re going through. 今、いろいろと大変なんだろうね。
It must be tough. 今、絶対つらいだろうね。
I know how you feel. 気持ちわかるよ。
I don’t know what to say. なんと言ったらいいのか・・・。
Let me know if you need anything. 何かできることがあったら言ってね。
いちばん上の“That’s too bad.”は日常会話のあらゆる悪い知らせに使うことができるのでおすすめです。それ以降のフレーズは、相手が落ち込んでいたり、非常に悲しい知らせを聞かされたりしたときに使えます。
▼上記で紹介した「悲しかったとき」のリアクションの解説付き音声はこちら!
④ 共感したとき
次は相手の話に共感したときのフレーズです。友人同士の会話や仕事のミーティングなど、相手に同意しながら話を聞きたい場面もありますよね。そんなときに使える鉄板フレーズです。
Yeah! I think so, too. うん!私もそう思う。
That’s true. ほんとそれ。 ※That’sを省略してTrue.だけでも可
Same here. 私もです。
You’re right. その通りだと思う。
I agree with you. 同感。
I totally agree with you. ほんと同感。
I couldn’t agree more. ホンッッット同感。※「これ以上は同感できないくらい同感」と賛同の意を表します。
▼上記で紹介した「共感したとき」のリアクションの解説付き音声はこちら!
⑤ 共感できなかったとき
最後に、相手の言う内容に共感できなかったときのフレーズもご紹介しましょう。特に欧米の人との会話では 「自分の意見をはっきり言う」ことはとても大切 です。
日本だと相手の意見と反対の意見を言うことに抵抗を感じる方も多いかと思います。ですが、欧米人はどんな意見もまずは出してみるbrainstorming(意見を自由に出し合う話し合い)を好むため、僕も仕事の場面では自分が納得できなかったことははっきり伝えることを心掛けています。
欧米人は反対意見を言うことにも耐性が整っているので、基本的にどんな意見もまずは聞き入れる努力をしてくれますよ。そんな意見を伝える場面で、言わばクッション言葉として使えるフレーズです。
I don’t really think so . うーん、私はあんまりそうは思わないかな。※I don’t think so.はストレートな表現
I understand what you’re trying to say, but … 言いたいことはわかるんだけど、でもね・・・
I see your point, but … 気持ちはわかるんだけど、でもね・・・
Thank you for telling me that, but … 伝えてくれてありがとう、でもね・・・
Thank you for your opinion, but … 貴重な意見をありがとう、でもね・・・
▼上記で紹介した「共感できなかったとき」のリアクションの解説付き音声はこちら!
いかがでしたでしょうか?僕も日々の会話の中でとてもよく使うものばかりを並べてみました。
今回ご紹介した5場面の鉄板フレーズを覚えるだけでも、リアクション場面はかなり乗り切れるはずなので、ぜひ口から出して使いこなせるようにしてみてくださいね。
全6回の記事を通して皆さんのリアクション変化に貢献できるよう、引き続き頑張りますので、また次回の記事でお会いできることを楽しみにしています。
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