まるでシミュレーションゲーム!スパルタ英会話のメソッドを本で体験【ブックレビュー】

まるでシミュレーションゲーム!スパルタ英会話のメソッドを本で体験【ブックレビュー】

その名も「スパルタ英会話」という英会話スクールをご存じですか?テレビでも取り上げられて話題になったこのスクールのメソッドを、紙上で体験できる本が出ました!早速、チェックしてみましょう。

3択! イメトレ英会話

3択! イメトレ英会話

 

そもそも「スパルタ英会話」って?

スパルタ英会話は、3カ月の短期集中コースを基本とする英会話スクール。教室は東京や大阪にありますが、最近オンライン校がオープンし、日本中どこでも、さらに海外でもレッスンを受けられるようになりました。

特長は、なんといっても3カ月という短期間で、英会話力を飛躍的に伸ばせるメソッドにあります。英語を「実際に話すこと」にこだわったこのメソッドを、自宅で体験できるのが本書です。

ほかの英会話本とどう違う?

英語を「話さざるを得ない」シチュエーション

英会話のトレーニングをする本はたくさん出版されていますが、道案内だったり、海外での買い物だったり、「ジェスチャーでもなんとかなるのでは?」というシーンが割と多いんですよね。

それに対して、本書に登場するシーンはかなり実用的。英語を「話さざるを得ない」シチュエーションを取り上げています。例えば・・・。

  • 新幹線に乗り込んだら自分の席に外国人が座っていた
  • 休み明け、知り合いの外国人から「週末どうだった?」と聞かれた
  • 共通の知人や同僚が席を外し、あまり親しくない外国人と2人きりに

いかがでしょう?いずれも、愛想笑いや片言では済まないシチュエーションです。ひとまず何か話さなくてはなりません。言い換えれば、「やる気が湧いてくるシチュエーション」でもありますね。

自分に合ったフレーズを選べる

また、多くの英会話本では、会話の「型」が決まっています。しかし、道案内1つにしても、「ごめんなさい、私もわからないんです」という場合もあれば、よく知っているので詳しく説明してあげたいという場合もあり、答えは1つではありませんよね。

この本では、3つの回答の中から、自分に合った回答を選ぶことができます。しかも、1、2、3の順に難易度が上がっていくという設定です。

【Answer1】リアクション(相づちや感嘆表現中心の短いフレーズ)

【Answer2】シンプルな答え(比較的簡単なフレーズ)

【Answer3】丁寧な答え(返答+会話を広げるフレーズ)

あまり得意でないテーマのときは、ひとまず【Answer1】を即座に言えるようにしておく。自分が得意なテーマの時は【Answer3】でというように、自分の興味・関心に応じて使い分けても楽しそうです。

シミュレーションゲームみたい!本文をチェック

実際に本書を見ていきましょう。

先ほども紹介した、「新幹線に乗り込んだら自分の席に外国人が座っていた」というシチュエーションです。この状況では、とにかく話しかけて席を変わってもらうしかありませんね。

本書ではこうなっています。

間違った席に座っている

よくある英会話本では、日本人と外国人が会話しているイラストや写真が載っていますが、本書では相手の外国人だけ。

これは、学習者であるYOU(あなた)の視点にこだわり、リアリティを出すための演出です。

1コマ目(左上)、あなたが「違う席に座られていると思うのですが」と声を掛けると、相手の女性は次のように答えましたね。

Really? I'm pretty sure I'm in the right seat.

そうですか?たぶんここで合っていますよ。

つ、強い・・・。しかし、せっかく取った指定席です。ここで引き下がるわけにはいきません。3コマ目(左下)を見てください。あなたには3つの選択肢が用意されています。

【1】これが私のチケットです。

【2】あなたの席は窓側ではなく通路側ではないかと思います。

【3】私の席は窓側のAだと思います。チケットを見せていただけますか。

【1】から順に難易度が高くなっていますね。自分のレベル、自分の言いたいことに合った表現を選んで英語で言ってみましょう。

ちょっとしたことですが、この「言うことを自分で選べる」というのがシミュレーションゲームみたいで楽しい!やる気もアップします。

なんと言えばいいのかわからない場合も、次のページに英語表現が載っているから安心です。

英文の例

英文の下に書かれているのは、カタカナとアルファベットを組み合わせた「スパルタ英会話」独自の発音表記。これを見ながら声に出して言ってみると、かなり流ちょうな感じになります。

また、ネイティブスピーカーが発音している音声をダウンロードできるので、これもお手本にしてみましょう。

さて、こうして一度話し始めたら、その後ずっと黙って隣に座っているというのも不自然です。それに気まずいですよね。

本書では、2、3回の短いやり取りではなく、もっと長く会話を続けていきます

例えば、外国人女性が荷物の置き場に困っていたら・・・。

荷物が重くて上げられない

外国から来たのですから、荷物は多くて当然。頭上の棚に上げてあげたり、荷物置き場を教えてあげたりすれば、相手もきっと助かるはずです。

さらに、新幹線が飛行機より便利なところを説明したり・・・。

新幹線の利便性

リクライニングシートの倒し方を説明してあげれば、相手も助かります。さらにリラックスできて、会話が弾みそう。

リクライニング

車内販売の説明をして一緒にコーヒーでも飲めば、かなり打ち解けることができたといえるでしょう。理想的な結末です。

車内販売のワゴンが来た

新幹線の中で実際にこんなことがあったら、楽しいでしょうね。

気が付けば、ずいぶん長く会話をしてきました。本書ではこのように、1つのシチュエーションで5つのダイアログに取り組みます。

話の流れがとても自然だし、自分が話すことは3つの選択肢から選べるので、ストレスを感じることはほとんどなさそう。これなら、あっという間に1回分の学習が終わりますね。

まとめ

本書は、このように英語を「話さざるを得ない」シチュエーションを16例も掲載しています。どれも臨場感があり、楽しみながら取り組めるものばかり。

お手本となる英語の音声は、スマホの場合は専用アプリ(Android / iOS対応)から、パソコンの場合はWebサイトからダウンロードできます。

状況に応じた「自分らしい英語」が話せるようになるので、英語初心者はもちろん、「いつも同じパターンの会話しかできない」「TOEICのスコアは高いけれど会話が苦手」という方にもおすすめです。

一通り学習し終える頃には、効果を実感できるはず!

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ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部

文:尾野七青子
都内某所で働く初老のOL兼ライター。道案内と言えば、井の頭線下北沢駅のホームで、片足だけ電車に乗った状態で海外の方から「イケブクロドコー?」と聞かれ、「えっ」としか答えられなかった経験があります。