英語で「自分に厳しくしないで」ってなんて言う?【映画で英語】

映画で英語

映画は生きた英語の宝庫。おすすめ映画から、ちょっとおしゃれですぐに使える英語表現を毎回一つ紹介します!映画『50回目のファーストキス』から、「自分に厳しくしないで」という言うときの表現です。

今日のおすすめ表現

Don’t be hard on yourself.

今回おすすめする表現は、ハワイを舞台にした夏にぴったりの映画『50回目のファーストキス』(原題:50 First Dates)からご紹介します。新型コロナウイルスの影響で今年の夏は海外旅行に行けない、という人が多いと思いますが、この映画でぜひ夏休み気分を満喫してください。

今回の表現は、「自分に厳しくしないで」という意味のフレーズです。自分を責めていたり、思い詰めたりしている人にかけてあげたい言葉ですね。

表現の出どころ

『50回目のファーストキス』は、2004年にアメリカで公開された、アダム・サンドラーとドリュー・バリモアが主演のロマンティック・コメディです。

日本人観光客に大人気のハワイのオアフ島を舞台にしているため、皆さんにとっても「ここ知ってる!」という場所が登場するかもしれません。

主人公のルーシーは、交通事故で受けたけがが原因で、短期的な記憶を維持できなくなりました。側頭葉が損傷しているため、睡眠中に短期的な記憶を長期的な記憶へと転換できないと医者から説明を受けます。

映画の中では「ゴールドフィールド症候群」と説明されていますが、実はこれ、架空の病気だそうです。とはいえ、新しい記憶を維持できない「前向性健忘症」と呼ばれる記憶障害は、実際に存在します。

また、こうした記憶障害を扱った映画も少なくなく、以前にこの連載でもご紹介した『メメント』もその一つです。

表現の使い方

さて、今回のフレーズDon’t be hard on yourself.が使われるのは、ヘンリー(アダム・サンドラー)とルーシー(ドリュー・バリモア)が出会うシーンです。ルーシーはワッフルで家を作っているのですが、ドアをうまく付けられないでいます。それを見ていたヘンリーは、爪ようじを「ヒンジ*1」として使うことを提案します。

そのとき、ルーシーはこう言います。

Why didn’t I think of that?
なんで思い付かなかったんだろう?

そして、ヘンリーはこう返します。

Well, you're too close to the project. Don't be hard on yourself.
視点が近過ぎるからだよ。あまり自分を責めないで。

「hard on (人)」で、(人)につらく当たる、という意味になります。

まとめ

映画の中でヘンリーは「あまり自分を責めないで」とは言っていますが、もちろんルーシーはこのとき、深刻に自分を責めたり自分を批判したりしているわけではありません。つまり、軽いやり取りの中でも使えるフレーズということです。

もちろん、深刻に悩んでいたり自分を責めたりしている人にも使えるフレーズです。声のトーンを変えれば深刻度も変わります。臨機応変に、いろいろな場面で使ってみてくださいね。

松丸さとみさん

文:松丸さとみ

フリーランス翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員としてイギリスで計6年強を過ごす。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に翻訳・ライティング(・ときどき通訳)を行っている。
Blog:https://sat-mat.blogspot.jp/
Twitter:https://twitter.com/sugarbeat_jp

*1:開き戸や開きぶたなどが開閉できるようにする部品。ちょうつがい。