
日本語の「言いたいこと」に対応する、バリエーション豊富な英語表現を紹介する『英会話日常表現大辞典10000+』が、新装版で登場しました。

- 著者: ソリクラブ
- 出版社: アルク
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本
状況別に章が並ぶ本書の目次(左)と、50音順に表現が並ぶインデックス。
「10000+」のタイトルの秘密とは?
本書は、2009年に発売された『英会話日常表現大辞典10000+』と、6枚組の別売りCDを合体させて生まれたもの。その最大の特長は圧倒的なボリュームです。タイトルの通り収録するフレーズ数は1万超。 日常生活で言いたい!と思うことを網羅 していると言えます。
では、収録内容からクイズを一つ。
「元気出して」は英語でどう言えばよいでしょうか。さて、正解は…。① Cheer up.
② Pull yourself together.
③ Perk up.
④ Chin up.
⑤ Keep your chin up.
⑥ Brace up.
⑦ Lighten up, will you?
⑧ Come on .
正解は全てです。
どれも「元気出して」と言いたいときに使える英語表現です。
日本語の「元気を出して」には、英語表現のバリエーションを8つ紹介。
1つの「言いたいこと」に平均4つの英語表現を紹介
英会話学習書の多くは、「こう言いたいときはこの表現!」のように、学ぶフレーズの数を絞っています。しかし本書では、「あんな言い方もある、こんな言い方もできる」と、彩り豊かな表現を次々に教えてくれます。
2,900種類の日本語表現に対し、それぞれ平均4種類の英語表現 が示され、計1万以上の表現が学べるのです。
音声の収録時間は、なんと9時間以上!
今回の新装版を制作するにあたり、6枚組の音声CDの内容をMP3形式のデータに改め、1枚のCD-ROMに収録しました。
また、音声の総再生時間はなんと9時間以上あります。食事もせず、トイレにも行かず、ノンストップで聞いて朝から晩までかかります(もちろん、食事しながら聞いても構いません)。
音声は「日本語 → 英語」の順に収録されています。本を片手に音声を聞き込んでもよいですが、英語に自信がある方は、音声だけを聞いて学習してもいいかもしれません。
上級者向け、音声活用法1つ
本書の「情報を伝えるとき」の音声を聞いてみましょう。
「言いたいこと」の日本語(最初は「聞きましたか?」)が聞こえたら、音声を一時停止し、英語でどう表現すればよいか、思い付くだけ言ってみます。その後、一時停止を解除して英語を確認します。
これをフレーズごとに繰り返します。
※ 再生ボタンを押すと音声が流れます。
「情報を伝えるとき」では、5つの「言いたいこと」と24の英語表現を紹介。
いかがでしたか。自分で言ったのと同じ表現がありましたか。全く同じではなくても、どの程度近い形で言えたかなどを、流れてくる英語で確かめながら、学習を進めていきましょう。
シャドーイングで英文を染み込ませる
そのほかの学習法としては、流れてくる英語をそのまま復唱する「シャドーイング」があります。
英語を聞き取ると 同時に 話さなければならないので、決して容易なトレーニングではありません。しかし、同じ音声トラックを繰り返しシャドーイングするうちに、英文が正確に言えるようになり、最後にはきっと体で覚えてしまうはずです。
また、言いたいことのバリエーションが身に付くので、 日常会話に幅が出てくる ことは間違いありません。
この夏、1万を超えるフレーズの海に飛び込んで、ご自身に合った利用法を見つけてはいかがでしょう。

- 著者: ソリクラブ
- 出版社: アルク
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本
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