アルクの出版営業部の担当者は毎日、アルクの本を全国の書店員さんにご紹介しています。誰よりも本の中身を知り、長所も短所も熟知している彼らに「実のところ、いちばんオススメだ!」と思う1冊をそれぞれ挙げてもらいました。ぜひ、次の1冊選びの参考にしてください!
本気の人に!満点連発講師のTOEICスピーキング攻略本
TOEICスピーキングテストは、日韓で 実施 されているのですが、 著者の冨田三穂先生は、日本だけでなく韓国現地にも飛び、満点を連発するスピーキングの専門家 です。
TOEICスピーキングのセミナーも主催されていて、申し込みが即満席・リピーターが続出するほどの集客力の持ち主です。
TOEICスピーキングテストの確実なスコアアップと、本物のスピーキング力が身に付くと評判で、数多くの受講者に支持されています。
私も実際に受けたことがあるのですが、スピーキング力アップのためのテクニックを教示してくれるので、率先して話したくなるマインドを育ててくれるのが特長です。
ただ、 「鬼ミホ」の異名を持つほどのスパルタ指導なので、本気で挑まないと痛い目を見ることも多々あります (汗)。本書では、セミナー本番さながらの臨場感あふれる紙上レッスンを受けることができます。
「鬼ミホ」の厳しさと楽しさを感じながら、TOEICスピーキングテストのスコアアップと、スピーキング力アップを目指しましょう。三穂先生の更なる魅力を、次の動画サイトでもご参照ください。
リーディング力を鍛えたい学生さんにおすすめ!
単語は単語単体でなく使われ方も学ぶことで使えるように、というのは一般的なおすすめポイントですが、個人的には、 「覚えたい単語が使われた長文が付いている!」というお得感 です。
単語は単体で覚えていてもそれなりに使えると思いますが、文章の中にあると格段に覚えやすい!ように思います(ちょっと弱気)。単語はキクタンの特長であるチャンツ *1 が使われているので、そのノリと学習法の手軽さも魅力ですね。
そしておすすめの「付録」的な長文は、 長文といってもそれほど長くないので、読むのに苦労しません 。
EntryからSuperまで、単語のレベルは違っても、長文の長さがそれほど変わらないところもこの書籍の特長 だと思います。この長さであれば速読にも使えますしね。
トピックも幅広く、偉人伝や世界自然遺産など、普段は興味がなくて触れないものから、科学と宇宙といった、超文系の私の避けてしまうものまで、興味があろうとなかろうと、幅広い話題に強制的に触れさせられます。
そのおかげで私の場合は、書店員さんとの会話で豆知識的にも使えていいことづくしでした。
写真は、改訂第2版 キクタン リーディング【Advanced】6000語レベル (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)の長文の一例です。
翻訳をしたことのない人でも、楽しく読める翻訳指南書
アルク出版営業部、樋口 園子です。本書は 宮脇孝雄さんによる翻訳者、海外文学ファンのためのエッセー集で、タイトル通り翻訳における苦悩を痛快な語り口で示した内容 です。
一見して「翻訳に精通していない人には無関係かな」と思いながらタイトルの面白さに惹かれページをめくっていると、まったく無関係ではないことに気付きました。
「文法的な正しさの呪縛」「ニュアンスを言語化するということ」「説明しようのないことを伝えようとすること」「どれだけ言葉を尽くしても生まれていく数々の誤解」等々、翻訳に苦悩するさまざまな場面は言語の壁はないにしても、私たちが「言葉で伝える」ことの苦悩そのものを記しているようで、時にうなりながら、笑いながら最後まで読みました。
翻訳をしたことのない人でも、おおいに共感できる稀有な翻訳指南書 です。
TOEICの 問題を解くコツ をヒロ前田が丁寧に教えます
「解説がとにかく丁寧」「600問分の解説動画が付いて税込3300円は激安!」と好評いただいている 本書ですが、最初から最後まで読むと、実は 4人の登場人物の成長物語になっている んです。
英語とは無縁の仕事をしている40代会社員、バイリンガルアナウンサー志望の大学生など、年齢、経歴、目標スコアもバラバラな4人のゼミ生が、自身の夢をかなえるべく、TOEIC講師ヒロの主催するゼミに参加します。このキャラクター設定が実によく練られていて、身近にこういう人いる!とまずは思っていただけるはずです。
彼らの登場する「ゼミ生中継」では、 ゼミ生たちが問題をどういう風に考えて解いたのか、間違えた理由や問題を解くコツを講師ヒロがコメントする会話形式になっています 。
さまざまなタイプのゼミ生たちを通して、読者自身のクセを知ることができます。
ゼミ生の中から推しを見つけるもよし、性格やスコアの似た人物を自分に投影して学習するもよし。彼らと一緒にスコアアップをぜひ目指してみてください!
ちなみに 私の推しは当たって砕けろ精神のヤスです。
編集:ENGLISH JOURNAL ONLINE編集部
「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!