「No」が言えない日本人なら必見!英語で丁寧に注意やお断りしたい場合の表現は?

みなさんこんにちは。早いものでこの連載も5回目を迎えました。いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。

さて回は、できることなら避けて通りたい場面でのお話です。「注意やお断り」をしなくてはいけない時、どうやったら失礼ではない伝え方ができるのか?日本語でもちょっと躊躇してしまう場面ですよね。

特に海外ではチームワークがとても重要視されます。できればチームメイトとの関係は悪くせず、しかし伝えたい部分は相手に伝えなくてはいけません。

だけど大丈夫です。ちょっとした意識と、簡単な伝え方の方法を今回もみなさんとシェアしていきたいと思っています。それでは今回も行ってみましょう♪

はっきり伝える前に大切なマインド

「英語」=「ストレートな表現」の呪縛

私の連載を読んでくださっている方には、もう当たり前になってくれていると信じています(笑)英語はストレートな表現も多いですが、それが全てではありません。

特に今回のテーマのような「伝えにくいことを伝えなくてはいけない」場合、ネイティブも結構気を使ってアプローチしてきます。

日本語と同じで「伝え方」はとても大切

例えば日本の会社で「これあなたのミスなんだけど」と、突然言われる場面ってあまり多くないと思います。「ちょっと確認良いかな?」「今少し話せるかな」とアプローチする方が、多いのではないでしょうか?

これは英語でも同じです。相手との関係性・立場を意識してアプローチをしましょう。

英語には英語でのアプローチ?

これは実際に私が米で働いていた時にネイティブのボスから感じた「注意される時の前触れ」です。

最初に「KAORI、今ちょっと良いかな?」と、何かコメントをもらう時は基本2人で話します。そして「いつも頑張ってチームを見てくれてありがとう」という感謝の言葉や、自分のことを褒めてくれる話をしてくれます。その後で「実は〇〇の件で気になることがあるんだけど・・・」と彼が注意したい部分について話をすることがありました。

どうでしょう。そこまで日本と大差がないように感じませんか?やはり「人と人」というところは世界どこで働いても、同じだと感じました。

また先ほども少しお話ししたように、海外では「チームワーク」が求められます。ここで理不尽な怒り方をすると、後々「できないボス」と自分の評価にも傷がつきます。

誰かのミスを注意しなくてはいけない時の丁寧な表現

できることなら黙っていたい・・・そう思う方も多いのではないでしょうか。海外はやはり「チームワークが大切」と考えられています。チームのために発言することはとても大切なので、しっかり丁寧な表現を使って発言していきましょう!

I think you should~.

「?した方がいいよ」という表現です。shouldと聞くと「命令されている!?」と思う方もいるかもしれません。ですがこの場合は、発言した人は全体が見えており、アドバイスをくれている感じ・・・くらいに捉えて大丈夫です。仕事などが不慣れな方に、何か教えてあげている時などにも使えます。

ex) I think you should check it soon.
(それ早くチェックした方が良いよ)

If I were you, ~.

中学英語に出てきた表現です。「もし私があなただったら?」という表現ですが、覚えていますか?実はこれ、結構使えます!

If I were you, ?の部分にはwouldでつづく構文が入ります。

ex) If I were you, I would ask him first.
(もし私があなたなら、まず彼に確認するけどなぁ)

これはどちらかというと、そのままいったらミスに繋がるかも・・・!という状況で使える表現です。事前にミスを回避する方法を提案してくれているので、もし誰かに使われたら感謝ですね!

Why don't you??

「?してみるのはどう?」という提案型の方法です。誰かがミスしてしまった時に次の提案を出せる人は、チームとしてもとても有益な人と思われます。

ex) Why don’t you try this new game show on the next cruise?
(この新しいゲームショーを次回のクルーズでやってみるのはどう?)

個人的には前向きでとても好きな表現です。youの部分をweに変えると「チーム感」が出るので、そちらもおすすめ!

お断りする時の丁寧な表現

何かをお断りするときってちょっと心苦しいですよね。仕事の方でもお客様でも一番大切なのは「本当は〇〇したいんだけど・・・申し訳ない」という気持ちを表すこと。

本当におすすめ。「I'd love to but~.」

前回 も出てきた表現ですが、これは本当におすすめなので、ぜひ自分のものにしていただきたい表現です。お客様やあまり親しくない同僚など、少し距離のある人などに使うには最高の表現と思います。

butの後には不可能であるという文章を続けるだけでOKです。

ex) I’d love to go, but I have to finish my work today.
(すごく行きたいんだけど、どうしても今日仕事を終わらせないといけないんだよね・・・)

私のおすすめはloveの部分を強調して言うと、めちゃめちゃ行きたい感が出ます!

I wish I could.

これも好きな表現です。なぜかというと、これだけで完了してしまうから(笑)意味としては「そう出来たら良いんだけどなぁ(だけど実際は無理かな・・・←心の声)」という表現です。

ex) Why don’t you come to the party? / Oh, I wish I could.
(パーティーおいでよ!! / あぁ、行けたら良いんだけどなぁ)

Maybe next time!

とってもカジュアルな表現です。なので気の知れた同僚や友達に使ってみてください。ニュアンスとしては「また今度?!」くらい気軽です。

重くならないのでとても良い表現なのですが、シリアスな場面で使うと空気読めない人になるので気をつけてくださいね!

ex) Hey, let’s play APEX together!! / Maybe next time!!
(エペ一緒にやろうよ!! / また今度ね?!)

まとめ

  • 英語でも日本語でも「最初のアプローチ」は大切
  • 断る時に大切なのは「本当はそうしたいのですが・・・!」という気持ち
  • とりあえず「I’d love to…but」はみんな覚えておいて損はない!
  • 自分の使いやすい表現はどんどん使っていこう

注意やお断りって少し心苦しいですよね。だからこそ、自分の使いやすい表現をしっかり覚えて、自分のものにしちゃいましょう!

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。次回もまたいっしょに、丁寧な英語について学んでいきましょう♪

かおちん
かおちん

豪華客船クルー/フリーライター 大学在学中にカナダへ6ヶ月間留学。テーマパーク勤務を経験したのち渡米。米国にて文化交流大使として13ヶ月の任期を務める。米国で乗った豪華客船が忘れられず、帰国後は客船業界へ。英語は気持ちと笑顔!がモットー ブログ: かおちん |ごきげん×大好きな人生を|note

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