その小道に入ったら、何が待っているのか。どんな発見があるのかー。
横丁はわくわくの詰まった魅惑のワンダーランドです。でも地元の方以外には、ちょっぴりハードルが高いエリアかもしれませんね。
今回はそんな仙台の横丁を、頼れる道先案内人・支倉常長様がご案内してくれます。横丁を覗けば、きっと観光名所とは違う「普段の仙台」にたくさん触れられるはずです。観光はもちろん、仙台出張の時にも仲間や同僚から一目置かれること間違いなし♪それでは、常長様と横丁に出帆!です。
それでは、横丁マイスターと一緒に、レッツゴ-♪
【常長様のレッスン1】 まずは横丁について学ぶべし!
Alleysin Sendai(仙台の横丁)
There are lots of attractive alleys in Sendai.
Each one has a long history and a unique name. For example, “Iroha Yokocho" means “1, 2, 3 alley." It comes from its address.
Some alleys still keep the atmosphere of the Showa era, taking you back to the good old days in Japan.
- alley⇒発音は【ǽli】。路地、小道。野球の「左中間」「右中間」や「おはじき遊び」などの意味もあります。
- “Iroha Yokochou” means “1, 2, 3 alley." It comes from its address. ⇒「いろは横丁」は「一、二、三横丁」を意味する。
- It comes from its address. ⇒この名前はれは横丁の住所に由来する。
※住所の「一番町2丁目3番地」から、「壱弐参(一二三)横丁」と書いて「いろは横丁」と呼ばれています。 - still keep the atmosphere of the Showa era, taking you back to the good old days of Japan⇒今でも昭和の雰囲気を残していて、古き良き時代を感じることができる。
仙台にはいくつもの横丁がござる。多くは第二次世界大戦後、仙台空襲で打撃を受けた町を復興するために始まってな。生活に必須な商品が揃う小さな通りには、連日多くの人々が集まり、大変なにぎわいだったそうじゃ。現在では古い店から新しい店まで混在しており、飲食店からアクセサリー、雑貨、靴を売る店までじつに様々じゃが、昭和のなんとも懐かしい雰囲気は今も色濃く残っておる。
どこも個性があり魅力的だが、わしは特に壱弐参(いろは)横丁、文化横丁、名掛丁(なかけちょう)センター街、仙台銀座あたりがお気に入りじゃ。店は大体どこもこじんまりしており、飲食店だと…そうじゃな、カウンターに6名ほどでいっぱいになる所が多いかのう。伊達武将隊全員では入りきらぬから、と言うわけでもないが、わしはよく一人で飲みに行っておる。
店と店の距離も近くてな。以前、店に居合わせたお客人と話しておったら、隣の店から武将隊のメンバーがわしの声がすると言って店に入ってきたことがあったぞ。(まあ、わしの声が大きかったからかもしれぬが…。)
まずは一軒目へ。店名は「二代目」?もしや、片倉家の小十郎重綱様がご商売を!?
…重綱様のお店ではないようですね。常長様、慣れたご様子で暖簾をくぐります。
【常長様のレッスン2】 横丁の楽しみ方を知るべし!
How to Enjoy Alleys in Sendai(横丁の楽しみ方)
There ‘s a variety of shops, restaurants and bars in the alleys.
Some shops sell clothes and accessories, and others offer fancy goods. You can also enjoy eating and drinking.
If you drink, you may find barhopping a lot of fun.
Not only regular customers but also first-time customers can spend a wonderful time!
- fancy good(s) ⇒小物
- barhopping ⇒はしご酒
- regular customers ⇒常連客 / first-time customers ⇒一見客
※どちらも複数形で使用。ちなみに地元客は「locals」、観光客は「tourists」です。
「横丁は常連や地元のお客人ばかりで、初めてだと入りづらいのでは?」と思われるかもしれぬが、そのような心配は全くご無用!仙台は、観光だけでなく出張で来られるお客人も多く、仙台滞在の最後の一杯をこの横丁で飲むという方も多い。もちろん、お一人様もいるぞ。各地から来たお客人や地元のお客人が一緒に、同じカウンターという土俵で、話に華を咲かせるー。もしかしたら、そこから長い付き合いになる友人を得られるかもしれんと思うと、わくわくしてくるじゃろう?
参考までに、わしの横丁での楽しみは、初めて会うお客人と話をすることと、はしご酒をすることじゃな。今日は飲むぞ!という時は、一軒目で日本酒と馬刺しやほや、おでんなどを味わう。そして二軒目ではもんじゃ焼きとビールを楽しむ。これだけでもかなり印象が違うじゃろう?その日の気分でコースを変えるのも面白いぞ。あまり一度にたくさん飲んだり食べたりできぬというそなたは、何度も仙台に足を運び、あちこち行ってみるのはいかがかな?
この幸せそうなお顔!お酒もお酒のあてもとっても美味しそうですね。そういえば、政宗様が公式ブログでおっしゃっていた常長様を尾行(?)されたのはこのお店でしょうか?
さてさて。これまた雰囲気の違うお店ですが、2軒目は…?
【常長様のレッスン3】 お酒も料理も存分に味わうべし!
Local Dishes and Local Sakes
(横丁で味わう仙台グルメ、そして地酒)Grilled beef tongue originated in Sendai. And now it’s one of the most famous dishes there.
Zuke-don is also popular. It’s a fresh white fish marinated in a special sauce over rice.
In addition, you can eat a lot of “B-grade cuisine” which is cheap but tasty local food, in Sendai. Try some there!
- local sakes ⇒地酒
- dishes ⇒料理。cuisineでもOK。cuiseneは単数も複数も同じ形の「不可算名詞」です。
- marinated ⇒marinate(漬ける)の過去形、過去分詞。日本語でもよく「マリネ」と使います。
- “B-grade cuisine” ⇒B級グルメ。※ただ、外国人には意味が通じない可能性があるので、cheap but tasty local foodと説明を付けると良いでしょう。
横丁は仙台名物の専門街ではないが、もちろん牛タンや仙台づけ丼などの仙台名物も食べられるぞ。専門店で味わうのも良いが、居酒屋などであれこれつまんだり飲むというのも楽しいかもしれぬ。また横丁では、石巻焼きそばというB級グルメを供している店もある。この焼きそばがまたヤミツキになるほど美味で、無性に食べたくなることがあるのじゃ。
いくつかお店をご紹介するならば…仙台の食材にこだわった名掛丁センター街の「稲穂」が良いかのう。ここのセリ鍋は絶品じゃ!また、地酒を楽しむならば壱弐参横丁の「二代目」、仙台名物どんどん焼きを食すなら、仙台銀座の「下町や」かのう。ただ、どこもこじんまりしておるので、行く際は小人数で楽しんでな。
こちらは「下町や」。なんとも雰囲気の良いお店です。壁にかかった「なぞなぞ」もいい味を出しています。(皆さんは解けますか?)
【常長様のレッスン4】 そなたもございん(※)、仙台の横丁へ!
地元でない場所で新しい道やお店に入るのは、なかなか勇気がいるかもしれぬ。横丁によっては、入口から奥が良く見えないため、得体の知れないところへ繋がっているようなどきどき感もあるじゃろう。だが思いきって踏み込んでみれば、その魅力にはまること間違いなし!そなたのお気に入りの一軒に出会えるはずじゃ。
わしのこの記事を読んだそなたには、ぜひ次回の仙台訪問時、横丁でいつもと違う仙台を味わってみていただきたい。もし、そなたに横丁で会ったら、おそらくこう言うじゃろうな。
「今日はおおいに楽しみましたな。では明日、仙台城址でお待ちしておりますぞ」と。
※ございんとは、宮城の方言で「おいでなさい」の意味です。(編集部)
さすが、ジェントルマン常長様。他のお客さんのために分け分けしています。(ちなみに焼いたのも常長様です!)
「どうぞ♪」…あ。ありがとうございます。
もしやこれは「あ~ん」でしょうか…?常長様の笑顔とともに、お受け取りくださいませ。
横丁めぐりの参考には下記サイトがおススメです
「伊達歴酒会」のご案内
今回ご登場の支倉常長様は「伊達歴酒会」という素敵な会を主宰されています。スペースの都合上、横丁開催ではありませんが、支倉様の素敵なトークと美味しいお酒&お料理を堪能できますよ。次回開催をご期待ください♪(詳しくは伊達武将隊公式サイトで確認してみてくださいね。)
第一回の様子はこちら↓
撮影協力
次回予告
更新日:10月5日(水)
担当:片倉小十郎景綱様
テーマ:武将だってモフモフが好き♡ 宮城の動物パラダイス
※GOTCHA!人気連載「ネコ英語」とのスペシャルコラボもお楽しみに♪
奥州仙台おもてなし集団・伊達武将隊(The Oshu Sendai Welcome Squad Date Busho-tai)
杜の都・仙台の魅力を広めるため、 仙台藩祖である伊達政宗公と家臣団などで結成。 仙台城跡を拠点に、日本国内から海外まで、仙台をPRするために日夜出陣中。 最新情報は公式サイトやTwitterにて随時配信。また、週2回の英語更新があるFacebookや、今すぐ仙台に行きたくなる美麗なInstagramも要チェック!
企画・構成:理桜
ご先祖は東北武士。今は東京女子。GOTCHA!プランナー