TOEIC Part 5クイズ:この問題、すぐに解けますか? その2「品詞問題」に挑戦しよう!

TOEIC L&RのPart 5形式の問題をタイプ別でお届けする不定期連載。今回も 前回 に引き続き「品詞問題」を3問出題します。すぐに解けるか力試しをしてみましょう!

パート5の概要

問題に挑戦する前に、Part 5 の形式について確認しましょう。

  • 問題形式: 短文穴埋め問題
  • 問題数 : 30問
  • 選択肢 : 4 
  • 解答時間: 1問平均20秒(3~25秒)
    ※リーディングセクション全100問を解く場合の目安です。目指すスコアにより異なります。
  • 解答方法: 英文を読み、その空所に当てはまる語句を4つの選択肢から1つ選ぶ。
  • 特徴  : 語彙や文法に関する知識が問われる。

30問で最もよく問われるのが、語彙と文法です。今回はこの文法から「品詞」に関する問題を3問出題します。

品詞問題では、語尾の形が異なる語が並んでいます。名詞(-tion、-ance、-ment など)・形容詞(-ous、-ic、-al、-ful など)・副詞(-ly)によくある語尾をしっかりとインプットして試験に臨みましょう。


練習問題にチャレンジ!

制限時間は1分。では、スタート!

  1. According to the conditions that were agreed upon prior to the project, I'm afraid that the completion date is not really -------.

 (A) negotiate
 (B) negotiable
 (C) negotiation
 (D) negotiated


  1. Customer ------- has been our top priority since we began doing business and will remain our main focus.

 (A) satisfy
 (B) satisfying
 (C) satisfactory
 (D) satisfaction


  1. There is ------- no way that you can persuade me to go ahead with such a costly project.

 (A) absolution
 (B) absolute
 (C) absolutely
 (D) absolutes


正解と解説

1. 正解 (B) negotiable

I’m afraid that ~. (~と思う)という文中に空所があります。that 以降の文を見ると「主語(S)+ be動詞(V)+ (not really)+ 空所」です。この構造から、空所に入るのは be 動詞に続く補語として機能し、かつ、really(本当に)が修飾できる語だと分かります。正解は、形容詞の (B) negotiable。(D) の negotiated を過去分詞と考えると、空所に入れて文の形は成立しますが、ここでは文意が通らず不正解となります。

According to the conditions that were agreed upon prior to the project, I'm afraid that the completion date is not really -------.
【訳】プロジェクトに先立って合意した条件によれば、完了日は交渉可能というわけではない。
【語注】prior to:~に先立って、completion date:完了日、完成日

(A) negotiate:[動]交渉する
(B) negotiable:[形]交渉できる
(C) negotiation:[名]交渉
(D) negotiated:[形]交渉による


2. 正解 (D) satisfaction

空所の直後に has been と文の動詞があるため、空所を含めた Customer ------- を文の主語と考えましょう。Customer satisfaction で「顧客満足度」という複合名詞になるので、(D) satisfaction が正解です。

Customer ------- has been our top priority since we began doing business and will remain our main focus.
【訳】顧客満足度は、創業以来の私たちの再優先事項であり、今後も焦点の中心となるでしょう。
【語注】top priority:最優先(事項)

(A) satisfy:[動]~を満足させる
(B) satisfying:[形]満足させる
(C) satisfactory:[形]申し分のない
(D) satisfaction:[名]満足(度)


3. 正解 (C) absolutely

全体を見ると There is no way that ~. とあり、「(that 以下)はあり得ない」という内容になっています。空所がなくても文自体は完成しており、空所には no way(あり得ない)を強調する副詞が入ると考えるのが妥当です。正解は (C) absolutely です。

There is ------- no way that you can persuade me to go ahead with such a costly project.
【訳】そんな費用のかかる企画で行くなど、私を絶対に説得できるわけがない。
【語注】persuade:~を説得する、go ahead with:~を進める、costly:費用のかかる

(A) absolution:[名]免除
(B) absolute:[形]絶対の
(C) absolutely:[副]絶対に
(D) absolutes:[名]絶対的なもの(複数形)


いかがでしたか?全問正解できたでしょうか。次回もお楽しみに!

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部(文:山本高裕)

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

  • 原案:データベース編集部
  • 文:山本高裕(EJ編集部)
  • 作成:2018年8月27日、更新:2025年3月7日

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