TOEICリスニング:先読みの基本をおさらい
先読みとは?
「先読み」とは、設問の音声が流れる前に、設問と選択肢を 先に 読んでしまい、 事前に 何が問われるのかを 把握する ことです。TOEICを何度か受験したことがある方なら、おなじみかもしれませんね。
問題に戻る(先読みをやめる)タイミング
ただし 、先読みに夢中になりすぎて問題の音声を聞き逃しては元も子もないので、Part 1の場合は Now, Part 1 will begin.というアナウンスが、Part 2の場合はNow, let us begin with question No . 7. というアナウンスが流れたら、素早く問題に戻ってください。
新形式で先読みの時間が減った!
ただし 、新形式TOEICのPart 2では冒頭のディレクション(問題説明の音声)からサンプル問題がなくなりました。そのため先読みに使える時間がこれまでの1分程度から30秒程度へと半減します。
高得点者は、Part 3やPart 4の1セット分(問い3つと選択肢4つ)を35秒で読んでいるそう。丸々1セット分の「先読み」時間を減らされることになります。30秒といえども、軽視出来ません。
ただし く">ページめくりも慌 ただし く
また、問題冊子のページをめくるときに流れる“ GO ON TO THE NEXT PAGE”の音声 指示 と、その後の無音部分の合計時間が3秒程度短くなりました。
TOEICリーディング:時間配分の基本
リーディングセクションのスコアアップには、75分の試験時間を次のように分配することがおすすめです。
- Part 5 & Part 6 = 20分
- Part 7のシングルパッセージ(29問)= 25分
- Part 7のダブル&トリプルパッセージ(25問)= 30分
前半は「文選択問題」の扱いがカギ
上の考え方で行くとすると、Part 5と6にかけられる時間は約20分。 しかし、Part 6に新たに追加される「文選択問題」(空所に語句ではなく文を挿入する設問)が困りものです。選択肢の4文を読み、空欄前後の文脈を 把握する 必要があるため、解答に 時間がかかる のです。
600点を目指す場合、「文選択問題」は「塗り絵」(適当にマークすること)をするのも一案。目標が800点以上であれば、Part 5の解答の精度と速度を上げ、Part 6の「文選択問題」に時間をまわすことが重要です。
Part 7はシングルパッセージを素早く片付ける
Part 7のシングルパッセージ(1つの文章を読んで設問に答える問題)は10文書29問と数は増えますが、難易度が高い「5問付き」文書はなくなります。比較的解きやすい2問付きは4文書に増え、一文が短くて読みやすいチャット問題も2つあるので、シングルパッセージを効率良く25分程度で解き進めて、複数文書問題の解答時間を確保しましょう。
本記事は、アルクのウェブサイトの人気コーナー「TOIECが変わる」のまとめです。詳しくはぜひこちらもご覧ください。
【本コンテンツについて】
・漫画「ブラックジャックに よろしく 」のデータを、著作者である 佐藤秀峰先生のウェブサイト「漫画 on web」よりダウンロードして制作しました。
【Santaアルク】3分でできる英語力診断
AIが弱点・伸びしろ・TOEICスコアを予測
- Santaアルクを使って学習しているユーザーは世界で400万人以上!
- 20時間の学習で平均165点のスコアアップ実績
- AIがユーザーのTOEICスコア・弱点・伸びしろを診断し、個別最適化されたカリキュラムを提供