必要なものを切り捨てる「cut corners」【英語イディオム学習帳】

イディオムは私たちの行動や決断の背後にある意味を鮮明にします。この連載では、そうした表現が「どんな意味で」「どんな場面で」使われるのかを、英語学習者の視点で整理していきます。今回取り上げる表現は「cut corners」です。

cut cornersの本当の意味は?

「cut corners」というフレーズは、曲がり角を進むときに角に沿って曲がらず、斜めに横切って近道をすることを意味します。そこから、イディオムとしては時間や費用を節約するために、「本来必要な工程を省く」、つまり「手抜きをする」ことを比喩的に指すようになりました。

cut cornersの使われる場面

cut cornersは、迅速に結果を出すために、本来必要な手順を省く場面で使われます。ビジネスでは、品質や安全性よりも、効率やコスト削減を優先することを指し、否定的なニュアンスで用いられるのが一般的です。安全性や品質を損なう可能性への注意や批判を込めて使われることもあります。

例文紹介

では、cut cornersの用を見てみましょう。

To meet the deadline, they cut corners on the project, which led to numerous issues later.
締め切りに間に合わせるためにプロジェクトで手を抜いた結果、後に数多くの問題が発生した。

Cutting corners may save money now, but it could cost more in the long run.
手を抜くことで、目下のところはお金を節約できるかもしれないが、長期的にはより多くのコストがかかる可能性がある。

似た意味を持つ表現

  • skimp on ~(~を節約する、切り詰める)
    必要なものに十分なお金・時間・材料をかけず、結果として質が落ちることを表します。特にコスト削減や節約の文脈で使われやすく、会話でも説明文でも自然な、やや実務的な響きのある表現です。

  • take shortcuts(手っ取り早い方法を取る)
    早く楽に済ませるために、本来の手順や工程を省くことを表します。文脈によっては、効率優先で質や安全を犠牲にするという、否定的な意味になります。こちらも会話でも文章でも広く使われます。

まとめ

cut cornersは、本来必要な手順や基準を省くことを表すイディオムで、特にビジネスでは品質や安全性よりも、効率やコスト削減を優先する場面で使われます。否定的なニュアンスを伴うことが多く、注意や批判を込めて用いられるのが特徴です。意味だけでなく、その背景にあるイメージもあわせて理解しておきましょう。

ENGLISH JOURNAL編集部
ENGLISH JOURNAL編集部

英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

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