書籍『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』からクイズをお届け。rifeの意味は①「脆弱な」②「あふれている」③「遠隔の」④「短期的な」のどれでしょう。大学入試と英語を知り尽くした著者3名による、厳選された難単語の意味が分かるかどうか、いざ挑戦!
難単語クイズに挑戦!
問題
次の文中のrifeはどういう意味でしょうか?正しいと思うものを①~④より1つ選びましょう。
The internet is notoriously rife with misinformation, lies, and biased opinions.
①「脆弱な」
②「あふれている」
③「遠隔の」
④「短期的な」
解答と解説
正解 ②
rife /ráif/
形容詞 (悪いことが)あふれている、いっぱいである、満ちている
「悪いこと」が主語の場合、X be rife (in [on] Y)で「X(悪いこと)が(Y に)蔓延している」となる(Yがthe internet やsocial media などの場合に例外的に前置詞がonとなる)。「悪いこと」の例としては、corruption、problem、rumor、speculation、conflictなどが用いられることが多い。一方、「蔓延している場所」を主語とする場合は、be rife with Xで「YがX(悪いこと)でいっぱいである」となる。問題文は後者のパターンだが、「悪いこと」を主語にしてMisinformation is rife on the internet.とも表現できる。同じような二つのパターンで用いられる語としては、動詞のabound(豊富である)がある。X abound in Y(X がY にいっぱいである)、Y abound with [in] X(Y にX がいっぱいある)のように使う。形容詞のabundantも同じパターンをとる。
問題文の訳
インターネットには周知のように誤った情報、虚偽、偏見が氾濫している。
rifeを使った例文
The small town was rife with rumors about the mysterious disappearance of the local mayor.
その小さな町は、市長の謎の失踪についての噂で満ちていた。
Economic inequality is rife in many developing countries, exacerbating social tensions.
多くの発展途上国で経済格差が広く存在しており、社会的な緊張を悪化させている。
The workplace was rife with harassment, making it a toxic environment for employees.
職場にはハラスメントが蔓延し、従業員にとって有害な環境となっていた。
周囲と差をつける!頂点を目指す人のための「仕上げの英単語集」
英単語を「極限まで覚える」ための単語集
大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。
なお、本書は大学入試のみならず、究極の語彙力を身に付けたい全ての英語学習者にでもおすすめできる一冊です。この記事で紹介した単語も『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』に掲載しています。ぜひ、本書を手に取って「頂点(pinnacle)」を目指してください!
※ 本記事は、書籍『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』(アルク)の内容を基に再構成したものです。例文はENGLISH JOURNAL編集部が独自に追加しています。
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。