英語で自分の思いを話すためには、どんな学習法が必要なのでしょうか。相手に気持ちを伝えるには、どんな表現を選べばよいのでしょうか。この連載では、アメリカ・カリフォルニア州から日本へ移住し、現在はフリーランスで英会話講師・通訳・翻訳者として活躍するHarmonyさんが、自身の経験を基に、一人でもできる英会話練習法を紹介します。第2回は、英語で話すことへの怖さをやわらげるための「準備」と、鏡を使ったスピーキング練習法についてです。
目次
英語で話す怖さは「準備」でやわらぐ
皆さん、こんにちは。Harmonyです。
前回の記事で、「スピーキング力を上げたいなら、バカにされる勢いで話そう!失敗するから成長する!」ということを話したと思いますが、まだまだ「自分の恐怖に立ち向かうことが怖い」という方も多いと思います。今回は「怖い」と感じないためにはどうすれば良いか、私が日本語を学ぶためにしていたスピーキング練習法を一つ紹介していきたいと思います。
準備を整えて、英会話に挑戦しよう
皆さんはキャンプをしたことがありますか?キャンプっていろいろと準備をしないといけないですよね。天気と場所を確認し、テントを用意する。食べ物や飲み物も十分に確保して、万が一のためのお薬や絆創膏(ばんそうこう)なども持っていきますよね。ほかにも、熊よけスプレーや懐中電灯、リスク管理も徹底して準備をすると思います。これらの準備なしで、いきなりキャンプするとどうなりますか?キャンプの超ベテランでない限り、準備なしでいきなり山の中で野宿するってハードルだいぶ高いですよね。
このキャンプに対する準備と英語のスピーキングの準備も一緒です。準備をすると、ハードルが低くなり、挑みやすくなります。ある程度、準備が整っていると「よし!頑張ろう!やってみよう!」という気になりませんか?少しは心の負担が減るはずです。なので「英語で話すことはまだ怖い」という方は、もう少し準備を重ねましょう。人それぞれなので、自分のペースで「よし、今ならいけるぞ」と思うくらいまで準備を重ねていきましょう。で、その「準備」とは一体どういうものか、少し解説していきます。
鏡の前に立ってみよう
今の時代はとても便利で、Googleで「英語 質問」と検索するだけで、たくさん英語の質問が出てきます。まず、英語の質問をいくつか用意して、自分だったらこういう質問を聞かれたらどう答えるかを考えてみてください。
例えば、“How was your weekend?”や“What are you having for lunch today?”などいろいろな質問をリストして、「私ならこう答える」と考えてください。最初のうちは簡単な質問だけで大丈夫です。初対面で聞かれるようなことをまずマスターしましょう。慣れてきたら、いろいろな難しいトピックに挑戦してみて、徐々に自分のレベルを上げていきましょう。
いくつかピックアップして紙に答えを書き、次は鏡を用意します。鏡の前で、答えを声に出して質問に答える練習をしてください。人は自分の目で見えるものを信じます。鏡を見て、英語で話している自分を見つめていると、「あぁ!私、今英語で話している!」「英語で話している時、私はこんな顔なんだ」と、不思議なことにそれだけで自信が湧いてきます。
私は日本語を勉強していた時、まだ中学生でちょうど思春期だったということもあり、常に周りの目が気になって仕方なかったです。日本語で話すことにすごく抵抗を感じていました。そんな時、鏡の前で話す練習を繰り返し、自然と「あ、なんかすごい!いけてるじゃん!私、日本語で話せている!」と少しずつ自信が湧いてきます。そして、いっそのこと自分に酔ってみてください。鏡の前で英語話している自分を見て、「なんだか、私すごく頑張っているなぁ!私すごいな!すごく挑戦していてかっこいいなぁ私!!」と思えたら最高です。自分を自分で褒めて、前向きに取り組んでいくと、どんどん勉強を頑張ろう!とやる気にもつながっていきます。
習慣化するためのコツ
鏡の前で話すことに慣れてきたら、次は録音してみましょう。最初のうちは自分の声を聞くことに恥ずかしさを感じると思いますが、最初だけなので安心してください。録音した自分の英語を聞いてみると、「あ、もっとここはゆっくり話そう」「ここは発音が気になる」など、さまざまな気付きにつながります。録音することによって、記録も残るので、1ヶ月続けて後から聞き返してみれば、始めた頃と今の自分を比べてモチベーションを上げることもできます。
これらはすべて1人でできます。お金もかかりません。そんなに時間もかからないので、1日5分でも鏡の前で英語で話す練習をしてみましょう。継続することが苦手な方は、例えば「毎日お風呂に入る」なら、「お風呂に入る前の5分、洗面所の鏡で話す練習をしよう」など、元々ある習慣に付け加えてください。習慣化できたら、何事も苦痛なくできます。
準備してこそ、思いっきり挑戦できる!
準備をしっかり整えてからやっと、「頑張って英語で話してみよう」と恐怖に立ち向かうことができます。安心してキャンプを楽しむことができます。ただ、一つだけ、語学学習だけでなくすべてに言えることですが、予想できないことって必ず訪れます。人生って本当に何があるかわかりません。誰も何も予想することなんてできません。なので、皆さんがどれだけしっかり準備をされても、予期せぬ出来事は起こります。
キャンプに置き換えても、急に大雨が降ってテントが崩れた、寝ている間に熊がキャンプ場の近くまで寄ってきた、大きな石につまずいて、膝から大出血した、などさまざまな予期せぬ出来事は起こるでしょう。だけど、しっかり準備をしておけば、テントは崩れたけど予備のテントがあった、熊よけスプレーを持ってきたからなんとかなるかもしれない、膝から大出血したけど、近くの病院は調べたし救急キットもある、と対処することができるでしょう。準備は「安心」を買い、その「安心」は「挑戦する環境」を整えます。心の余裕はいかなることにおいて重要です。語学学習だけでなくすべてのことにおいて言えることです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも、希望や元気を与えることができていればうれしいです!また次回もお楽しみに!Have a nice week!!
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